渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』の最新号が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。
- 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
- 谷鶯 栄一
たゆたひて谷間はなれぬ鶯は
野辺の霞の立つを待つらん （明治三七年）- 『渋沢栄一訓言集』より
○ 総じて世間の景気不景気について、観察するに、財政経済ともに務めて生産的費用を増して、不生産的費用を減ずれば、必ず好景気になるわけである。これに反してただ外形を飾り、または軍事を拡張し、そのために租税を増収すれば、都会は一時繁昌を来すけれども、田舎は自然と、衰微せざるを得ない。これは、その国の施政方針が財政と経済との権衡（けんこう）を得ざるより起こるところの弊である。
○ 実業の発達に、政治上の保護を要するはもちろんであるが、実業家の地位勢力が、よく政治家を動かすようでなければ、真正なる国家の発達は期し難い。- 惟一館に込められたメッセージ : 友愛労働歴史館「コンドル」展から読み解く / 間宮悠紀雄 …… p.34-36
- 『青淵先生訓話集』より …… p.37
- 渋沢栄一と建築家田辺淳吉を巡る人々 / 金子祐正 …… p.38-40
- 渋沢栄一関連会社社名変遷図 〔67〕陸運：九州・台湾 …… p.43
- 【「せいえんひろば」財団トピックス】 青淵文庫で聴くコンサート＆建物レクチャーを開催 …… p.42-43
- 【渋沢財団 研究部だより】 No.370 …… p.47-46
- 【史料館の窓】 幸せにつながる発奮 …… p.48
