ヤマト復活篇

先週公開初日に、劇場では大人気のワンピースやらライダーやらウルトラを尻目に観て来て、まーどー見ても年寄り向けだし、観た当日の夜にあるマイミクさんとスカイプで長時間喋りたいこと吐出して、いったんすっきりはしてるんですが、年寄り向けの感想として書いときましょうか。

個人的には、面白かったです。
どういうスタンスで観たかというと、「バカ映画を突っ込んで観る」という態度で観ました。観る前からそれしかないだろうと思っていたのですが、それで正解でした。

冒頭、監督クレジットの「西崎義展」よりは原案、「石原慎太郎」で引く人には合わないだろうと思いますw
古代進が38歳、というところから考えてターゲットはかつてのヤマトのファン層なのは明らかなのですが、ヤマトに思い入れがありすぎる人、まったくヤマトを知らない人、双方の層には受けが悪いと思います。

じゃあ、あの映画、どういう層が合ってるのかというと、上にも書いたように、ある程度昔のヤマトを知っていて、昔のシリーズの終盤あたりですでに「突っ込み前提」で観ていた人に一番ぴったりの映画ですw

西崎氏本人はどのくらい意識してるかは分かりませんが、分かる人には突っ込んでくれと言わんばかりのネタというか、ツボが満載です。

まず特報の段階から話題の「宇宙空母ブルーノア」、そしてまさかの「オーディーン 光子帆船スターライト」ネタw
観ながらこれは絶対あれだよなあ、と思ってあとでパンフ見たらちゃんと指摘されてます。パンフのライティングが氷川竜介さんなのでさすが外さないw

その他、今や都市伝説化した、やっぱり最後は真田さんがこんなこともあろうかと、とか、今回第三艦橋が電算室として大活躍するものの、大破することで有名な第三艦橋なので例によって、だったりして、なんで一番大事なセクションをよりにもよって第三艦橋に、とか、特務艇シナノはどうみても人間魚雷とか、「ヤマトの宇宙は海」とはっきりと割り切った敵の巨大潜宙艦とヤマトとの戦闘描写、等々w

ある意味西崎アニメの集大成というか、今回、松本零士も安彦さんもいないわけで、西崎+湖川アニメとして純度の高い作品でした。
あと敵に気骨のある武人がいてブシドーがうんたらとか言ったりするんで、湖川デザインだし、なんかイデオンのバッフクランみたいだなあ、とか思ったりしました。バッフクランもサムライがどうの、とか言いますしね。

艦船模型スペシャル別冊 HYPERWEAPON2009 2009年 12月号 [雑誌]
艦船模型スペシャル別冊 HYPERWEAPON2009 2009年 12月号 [雑誌]
おすすめ平均
stars何度も観返しています
stars小林誠プレゼンツなメカニック本
starsあなたの心への『波動砲』の引き金♪
stars宇宙戦艦ヤマト 復活篇 バトルスターギャラクティカも収録

Amazonで詳しく見る
by G-Tools