“Pokémon the movie XY展”行ってきました

 行こう行こうと思っていても時間が取れず、ようやく25日の夜に行ってきました。

 まず六本木ヒルズが池袋にあると勘違いしていて(多分サンシャインシティと混同した)、しかし路線バスで行ったものだから、地理的な間違いに気付かないままヒルズに到着。

 エレベーターで52階の展示ホールへ行き、目の前に東京タワーを見た瞬間の驚きは大きかった。そこでようやく、ここが池袋でないことに気付く。……そりゃあ、品川から池袋までバスで30分は無いか。

 展示ホールと言うものだから閉鎖的な空間を想像していたものの、実際は展望フロアで、壁側に展示を集中させるスタイル。こうも夜景が綺麗だと、写真を撮らずにはいられない。

 東京タワーと、遠くにスカイツリー。海側を見渡せばお台場と葛西の観覧車やレインボーブリッジ、青い光の筋はゲートブリッジ。これだけでも30分は潰せる自信がある。


 監督のコメントから、貴重な設定資料、映画ゲストキャラのイラストが整然と並び、モニターでは映画の技術面の紹介(CG技法など)が流れている。
 ロケ地の紹介や、声優さんの思い入れシーン集なども別モニターで紹介され、その他、モンスターボールに触れると映画のポケモンが飛び出す仕掛けのスクリーンも魅力的だった。

 頭上に目をやれば、大きなピカチュウ風船と、アニメXYでの主人公たちの手持ちポケモンパネルが飾られていた。
 ……そこに、ヤヤコマヒノヤコマの姿は無かった(苦笑)


 目玉は何と言ってもピカチュウカフェ。ピカチュウをイメージしたオリジナルメニューを堪能することが出来る。テーブルも洒落ている。

 こちらが“ピカチュウカレー”。ピカチュウを模したライスとプリンが可愛さ満点。気になるお味は、子供にも配慮されたであろう、風味豊かな甘口カレー。
 ……とレポートしたい気持ちは山々だが、20時の時点で60分待ちなんて言われたら、諦めたくもなる。サンプル商品の撮影でお茶を濁すことにした。

 展示フロアを後にし、50階に下りると、ポケモンセンター出張所が。ここではこの展示会オリジナル商品が売られていて、サブレなど菓子類のほか、歴代映画のポストカードやピンバッジが壁に並ぶ。

 しかし、日程的に遅かったのか、ピンバッジはケルディオが7個ほど残っているだけで、他は無し。ポストカードも、歴代1位のミュウツーの逆襲、個人的1位の水の都がピンポイントで売り切れと言う泣きたくなる状況。ぬいぐるみや他のグッズは限定品でもないので、なにも購入せず、XY展を後にした。


 今回このXY展を見学して思ったのは、客層の幅広さ。時間が時間なので子供は少なかったが、外人さんが目立つ目立つ。やはりポケモンファンは万国共通なのだろう。また、20代と思われる女性が目立ち、年輩の方もちらほら。全体的に、この日は女性の方が多いように見えた。

 自分も含め、20代と言うのはポケモン第一世代。思い入れも相当深いが、その全てが映画を見たり、アニメを見ているという訳ではない。
 興味本位で訪れてみた人もいるだろうが、“興味本位で訪れたくなる”力を、ポケモンが持っていることを実感できた。

 こういった展示会を行うこと自体、なかなか珍しいことだと思うし、今後、ポケモンにはより一層発展してもらいたいと願うばかりだ。
 ポケモン第一世代として――。