本日の試写

tofu22004-08-31


■『恍惚』[NATHALIE…]2003年/フランス/105分/アンヌ・フォンテーヌ監督/出演:エマニュエル・ベアールファニー・アルダンジェラール・ドパルデュー


7年前に『ドライ・クリーニング』で日本に紹介された女性監督アンヌ・フォンテーヌの最新作。1月頃、パリで公開されていた作品。


夫が当たり前のように浮気をしていると知った妻が、偶然知り合った娼婦に夫を誘惑するように依頼し、夫との情事を全て報告することを条件にする。娼婦から詳細を聞く妻は、その関係を続けるように指示をする。


夫への不審、妻としての自信喪失、娼婦への淡いあこがれなどが入り交じり、次第に妻は女性として、人としての自信を取り戻していく。


官能小説の朗読と錯覚しそうな会話の連続になるかと思いきや、なんだか陳腐な表現。それは結末への導入なのでしかたないかもしれないけど、映画としての魅力は、役者たちの演技が上手いこと。存在感に迫力はさすが。


そして、なぜかジョイ・ディビジョンのイアン・カーティスの自殺についての会話が登場した。なぜ?でもちょっと楽しい。



■『私はどのように父を殺したのか』2001/100分/アンヌ・フォンテーヌ監督
出演:シャルル・ベルリング、ミシェル・ブーケ、ナターシャ・レニエ

日仏で8月に鑑賞。感想はまだ後日。。
【ストーリー】ジャン=リュックは、申し分のない妻、愛人を持ち、医者としても世に認められ、成功した人生を送っていた。しかし長い間アフリカに亡命し、音沙汰のなかった父親が現れ、ジャン=リュックは自分がこれまでの歩んできた歴史と向かい合うことになる。