22日は、桐朋学園大学教授の仲道郁代先生をお迎えして、
ピアノ公開レッスンが行われました。
第1部では、イメージのお話を、
小さい受講生には王様とお姫様とのやり取りで、
中学生以上にはさらに想像力を深めて、絵画や映画のシーンに例えて、
また作曲家がどのような考えで響きをイメージしていたかを正しく知るために、
原典版を使うことを勧められ、
指で表情をつけるよりも左右のペダルを駆使したり深さを微調整する方が
多彩な響きが得られる例を数多く示して下さいました。
K.R.さん 小学3年生 クレメンティ; ソナチネOp.36-3 第1楽章
H.K.さん 小学4年生 モーツァルト; ソナタ K. 545
S.M.さん 中学3年生 ドビュッシー; 「ピアノのために」プレリュード
第2部では、
小学生の身長はすぐに伸びるので、
周りの大人が足台の高さや楽器との距離を常にチェックする必要があること、
ショパンの得意技とする場面がガラッと変わる転調を、
他の曲を例にたとえ、どんな効果があるかを弾いて示して下さり、
ベートーヴェンを弾く時は、ナポレオンが馬に乗って丘の上から見下ろすように、
メンタルは男性になって!と。
I.K.さん 小学4年生 ベートーヴェン; ソナチネ ヘ長調 第1楽章
K.A.さん 小学6年生 ハイドン; ソナタ Hob.XIV-27 第1楽章
T.A.さん 中学3年生 ラフマニノフ; プレリュード Op.32-12、
ショパン; マズルカ ニ長調 Op.33-3
N.N.さん 中学3年生 ショパン;ポロネーズ Op.26-1、
ベートーヴェン;ソナタ Op.2-1 第4楽章
他にもこちらに書ききれない程、お話しをされました。
先生、長時間の丁寧で楽しいレッスンをありがとうございました。
熱心にお聴き下さいました皆様、ありがとうございました。