桐朋子供のための音楽教室茨木教室

大阪府茨木市にある桐朋学園附属の子供のための音楽教室茨木教室のブログです

久保田先生ヴァイオリン公開レッスン

こんにちは。

先日の地震、とても揺れが強く怖かったですが、皆さまの所は如何でしたでしょうか。
茨木教室も何とか無事だった様ですが、
何気ない毎日が実は一番幸せなんだな、という事に改めて気付かされました。


さて、6月16日に室長の久保田先生の公開レッスンが行われました。


みんな、緊張しながらも集中して、まず曲を通して演奏します。
そして、“この曲好きですか?” “いつから弾いていますか?” “どんな所が好きですか?” “どう弾きたい?”
と先生からの質問があり、レッスンがスタート。


ヴィエニャフスキは、自身もヴァイオリンを弾いていた人。ヴァイオリンの事をよくわかっているから、こんな音を出したら楽しいよ!と曲を作っているので、そういう音は沢山(大きく大切に)弾いてみましょう。



色々なお話をするように。
こんな事あったけど、本当はこう思っているんだよね、という感じに弾いてみましょう。
高い音は目に見えない位高そうに。低い音は本当に低そうに。


ポロネーズってなに?
躍りと普通に歩いているのはどう違うのかな?
沈む拍とはずむ拍があるので、それを表現しましょう。
きちんと弾くだけではなく、もっと何処へ行きたいかがわかる様に。走り出したくなったらそんな風に。


ここはどんな感じ?
きいて、ねえきいて、こんな事があったよ、とお話する様に。
細かいパッセージはしっかり階段にしましょう。


どうしてこんなに音が上がるの?
何でアクセントがついているの?
一番印象に残したい音は何?
外す時は低くなってしまうので、“高く” イメージして弾きましょう。


フレーズの終わりだけど、小さくしすぎると、次のP(ピアノ)がいきてこないので、余り小さくしすぎない様に。
フリオーソは髪の毛を振り乱す感じで。


などと、それぞれに的確なアドヴァイスがありました。

久保田先生のレッスンは、ただ先生に言われたとおりに弾くのではなく、
“どう伝えたいか” を考え、自分で音楽を作り上げていける様に優しく導いて下さり、受講生もとても勉強になったと思います。
先生、長時間のレッスンを有難うございました。


また、聴講の方にも沢山おいでいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。有難うございました。