ネットにおける匿名性
政府に動きがあったようですが、「無理だろ?」って思う自分と「今更?」って思う自分が居ます。
元々、自分の責任でどうこうできないような発言をネットでするつもりもないし、そんな事をしても楽しくもなんともないだろうと考えるので、自身の情報を隠すつもりもないし、blogにしたってSNSにしたって俺を特定されても困ることはまったくないのです。
ところが、おそらく大多数のインターネットユーザは、そういう風に考えていないんだろうなぁと思うのです。それは何でかというと、「不特定多数が見ている」≒「(知り合いは)誰も見ていない」と考えているからではないかと。
メル友みたいな人とはメールでしか会話がなく、相手の顔も名前も知らないってこともあります。SNSだって、ハンドルネームで登録しているオンラインでしか知らない相手なら、そこに人が居るかどうかもわからないわけで。
で、そのとき、その向こう側に居る「自分と同じく生きてる人間」って存在にまで想像が働いていないんじゃないかと、そう思うのです。
こういう風に考える人が居る限り、政府が何をどういおうと事態は解決しないと思ってしまうのです。
……思っている以上にネットにおける貴方は見られているのですよ?
杓子定規に「個人情報は守らなきゃならないからネットの匿名性は守られなければならない。だから実名でなんてとんでもない」というのは簡単だし、大多数の意見だと思います。
けど、翻って「じゃあ何で実名を公開したら困るの?」ってところまで考えて欲しいなぁと。
実名公開されて困るようなすんごいこともしてみたいよなぁ。
または実名公開されると社会的に多大な影響を与えるような人物になってみたいものよ。
……いつになったらそんな大物になれるんだ俺。