いつも読んでいるブログの人にはてブされると、嬉しいよねっていう話
- 作者: 荒川 弘
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2008/05/26
- メディア: ムック
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失われた成熟を求めて〜マンガ・オタク・批評〜 東浩紀 伊藤 剛 金田淳子 より
金田 「いまだと『らき☆すた』を論じることはハイカルチャーだと見なされているフシすらありますよね。お互いが『らき☆すた』論でトラックバックを付け合って、なにか知的共同体を形成しているかのように錯覚するとか」
東 「はてなブックマークが30ぐらいついて、『俺もいっぱしの言論人だな』とか(笑)。『らき☆すた』を『テヅカ・イズ・デッド』のキャラ論を使って論じて、伊藤さんがトラックバックとか付けたら大騒ぎかも」
伊藤 「トラックバックはともかく、はてなブックマークは結構無造作に付けてるけどなあ(笑)」
東 「それでいいんですよ」
伊藤 「そんな私ごときで何を・・・・。あ、でも、もしオレがいま高校生で、評論家からはてブつけられたら大変だ。プリントアウトを学校に持ってって、でもクラスの誰一人伊藤剛なんか知らなくて浮くとかそういうイタい展開だわ(笑)」
評論家かどうかはともかく、いつも読んでいるブログの人にはてブされるとなんだか嬉しい。
ブログを始めたばかりの頃、はてなアンテナにも登録していて、いつも読ませてもらっているアニメ系ブログ(主にアニメビジネスについて書かれている)の方にはてブされた時は、本当に嬉しかった。アクセスが一日10ぐらいの自分のブログを読んでくれたなんて、ただただ驚いて、喜んだ。そのブログの方は忘れているのだと思うけど、自分にとっては、「今後もブログをやってみよう」と思わせてくれる原動力になった。僕にとって「読まれた」ということが素直に嬉しかったし、いつも読んでいたあの人にブクマされたことが何よりも嬉しかった。
はてブやはてなスターには、「あなたのブログ読みましたよ」と相手に伝えられる力があって、それはアクセス数等の数字よりもダイレクトに相手に届き、尚且つわかり易い。特にいつも読んでいる相手が自分のブログを読んでくれたから、すごく嬉しいし、モチベーションも上がる。それが可視化できるはてブやはてなスターって画期的だよなとか思う。はてなの新参者の僕としては*1。
コメントするよりも、はてブやはてなスターは、「読みましたよ」と手軽に相手に伝えられるからいい。どんな形であれ。
誰かの「読みましたよ」を簡単に目に見えるものにするから、はてブやはてスタが付けられると嬉しいのだろう。ニュースサイトの方に取り上げられて嬉しいのも、多分同じ理由かな。*2