『中二病でも恋がしたい!』の気になった描写
『中二病でも恋がしたい!』第4話まで視聴して。気になった描写を挙げていく。
六花の子供っぽい描写の数々。足をバタバタしたり(小学生はしても、高校生はしないだろ)、靴を脱いで電車の外を見たり、勇太のバッグに掴まりローラーシューズで移動したりとか(小学生の女の子が父親に掴まってやっているのを見たことがある)。六花の幼児性を表現するため、六花がどういう人物か説明するために第1話で描写する。
幼稚園児と同レベルっぽい。
第1話のラスト。中二病グッズが入ったダンボールをベランダから部屋に入れようとするとき、ダンボールの底を叩き、ホコリを落とす(パンパンという音が聞こえる)。こういう肌理細やかな描写は京アニらしい。他の作品ではしない描写だ。
六花の力は弱い。折りたたみ傘をしまうのにもたつくレベル。ダンボールを部屋に運ぶのも一苦労。なのに、ロープをつたって下に降りていくのって、めちゃくちゃ大変だろうに。ある程度の力がないとロープで降りれないだろう。手が傷ついてしまう気が。
勇太の仕草がどこか女子っぽい。「違う」といって上下に手を振るところとか。驚くところとか。勇太って男らしい部分はあんまくなくて、女性的な感じが。
十花は中二病を嫌っているのだと思うけど、首輪のアクセサリーってどちらかというと中二病っぽい気がする。
六花や凸守の小道具が結構かわいい。中二病的要素も残しながら、10代の女の子らしいものに仕上がっている。手が込んだ作りだ。中二病だとなにかと小物にこだわってしまうんだろうか。六花自体、凝り性なのかも。
六花の携帯電話のデコレーション。
マビノギオンのデコレーション。
六花や凸守の通学バッグのぬいぐるみとか。
部屋のインテリアとかもかなり作り込んでいる。
ちなみに、勇太の部屋のポスターは飛行機ばかり。飛行機好きなのか?
凸守のファッションが奇抜過ぎてというか、どういう配色だよ。それと、丹生谷の私服って、どこかもさっとしている感が。あんまオシャレじゃない気がする。中二病を患っていたための後遺症なのか。
第1話の冒頭、ロープから降りてくる六花。ヒロインが空から降ってきた状態。そこで勇太は、六花を受け止める。そして物語が始まる。あの時、勇太が六花を受け止めなければ何も始まらなかった。この六花を受け止めるという行為が、重要であり、六花を受け止めることができる人間は、勇太しかいない。
OPは境界線(不可視境界線だっけか?)がモチーフになっているのか。
『中二病でも恋がしたい!』の印象としては、王道というか、アニメっぽいなぁという印象。これからは、恋愛も物語に絡んでくると思うので、楽しみ。