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2008-10-25

 ヒューマンビートボックスのイマを知る動画選(初心者セレクト)

03:07 |  ヒューマンビートボックスのイマを知る動画選(初心者セレクト)を含むブックマーク  ヒューマンビートボックスのイマを知る動画選(初心者セレクト)のブックマークコメント

1ヶ月くらい前から取り憑かれたようにヒューマンビートボックスの動画を見ておりまして。

って言うことを人に言うと、

ヒューマンビートボックスってあれでしょ? アカペラグループとかに居るドラム役の人。ボイスパーカッション

という声をよく聞きますが、違うから! いや違うわけじゃないんだけど、一般的にヒューマンビートボックスって言ったとき、それはアカペラグループのドラムの人じゃなくて、ヒップホップ・カルチャーの方の、無声音でビートを刻んでいくスタイルのことを指す(はずです)。

ちょっと知ってる人なら、ザ・ルーツのラーゼルが有名だし、日本ではCMとか「笑っていいとも」にも出演してたAFRAとか、ビョークのアルバムに参加してるDOKAKAとかいますね。

まあ僕の1ヶ月前までの認識はその程度だったんですが、ふとしたきっかけでYOUTUBEで幾つかの動画をみてて、「これはすげー!」と思って暇があれば動画をみて、あわよくば自分でもやってみよう、とこっそり家でも会社でも練習をしてるわけです。

何でそんなにハマってるのか、って説明はしづらいんですけど、あえて言うとすれば、wikipediaの「ヒューマンビートボックス」の項目に以下の記述があるわけですよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

ヒップホップ黎明期からまもなくして生まれた技術である。ドラムマシンやターンテーブルを買えない貧困層の人達が、ドラムの口真似でリズムを演奏し、それに合わせてラップをしたのが始まりと言われている。

例えばテクノは、タダ同然で取り引きされていたベースマシンRoland TB-303やドラムマシンTR-909を手に入れたゲットーの黒人たちが、その少ない選択肢の中で創意工夫を凝らして鍛え上げていった音楽であることは(たぶん)有名な話。

でもさらにそれを上回るブッチギリのアイディアがここにあった! それは「口真似」! 口はタダ同然っていうかタダだし!

単なる口真似を進化されて、音楽にまで昇華していくその姿勢にもう僕はただリスペクトするしかないわけですよ。

で、僕の知ってたヒューマンビートボックスヒップホップブレイクビーツっぽいリズムを口で刻む、っていうくらいなんですが、最近はそれがあれやこれやに発展していって、新しいスタイルやテクニックが日進月歩で登場していって、大変なことになっている・・・さらにそれをYOUTUBEとかで間近に触れることができる・・・そんなビッグウェーブに乗らなくてどうする!?

少々熱くなってしまいましたが、まあゴタクは置いておいて、とりあえず動画を紹介していきましょー。

とはいえ、まだこの世界に足を踏み入れたばかりの初心者なので、情報間違っている可能性はありますが、まあ初心者から見てスゲー!と思った動画集ってことで、ご容赦いただけると幸いであります。


ベルギーの最強メガネビートボクサーRoxorloop

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というわけでいきなりメガネ君です。ヒップホップヒップホップと言っておきながら、いきなり激弱そうなナード男がベルギーから登場。いやこの人ほんとすごいです。ビートボクシングニューウェーブの旗手。動画見れば分かりますが、抜群のテクニックのビートの上に電子音っぽい音を混ぜたり、スーパーマリオの音を乗っけたり、もろテクノみたいなリズムになったり・・・ヒップホップの枠を逸脱してヒューマンビートボックスの領域を拡大し続ける才人。

個人的には、「B-BOYみたいな見掛けじゃなくてもビートボックスやっていいんだ!」っていうのが目から鱗だったりしました。

フランス異次元ビートボクサーEklips

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バスケ選手がなんでステージ乗ってるの? という感じで登場してくる彼がEklips。最初は普通にビートを刻んでいるだけかなーと思いつつ、パルプフィクションのあの曲をやり初めてからの展開がぶっ飛ばされます。どう聞いても3つくらい同時に音出てるとしか思えない歌いながらビートボックスとか、驚異的なボイススクラッチとか。そして圧巻なのが4:00くらいからのダフトパンク。口でベースとかリズムとかを表現しつつ、さらにボコーダー口真似とか。果たしてそれを口でやる必要あるのか? という根本的な疑問を感じてしまうまでの圧倒的なテクニック。すごすぎ。

伝説のフィルター・ルーティンAymeric

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2006年のフランスのビートボックス選手権に颯爽と登場し、「一体こいつは何をやってるんだ?」とヒューマンビートボックス界に衝撃を与えたAymeric。どう聞いてもレゾナンスをかけたフィルターをかけてるとしか思えないビート音がすご過ぎる。あまりにも異質な音作りに「エフェクター疑惑」まであったらしいですが、完全に口でやってるらしい。ビートもいわゆるヒップホップっぽいブレイクビーツではなくて、もっとテクノ系のビートですね。身悶えながらビートボクシングを披露するスタイルも素敵過ぎます。かっこいい!

この人は本職は画家で、実は全然ヒップホップ文化としてのヒューマンビートボックスを知らなくて(ラーゼルも知らなかったとか)、なんか一人でずっとこのスタイルを研究してたらしいです。で、友達のすすめで「大会に出てみれば?」と言われて登場したのがこの選手権。その80年代のアイドルみたいな出自も含め最高です。

下の方の動画もAymericがその異様なビートを披露していて必見なんですが、先にビートボックスをやるCanetonっていうおじさんの変な手の動きとか微妙なビートボックスとか(いやうまいんだけど)会場の盛り下がり具合とか、妙に笑えてならない・・・。

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驚異のクラフトワークNumbersルーティンKenny Muhammad

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みんな大好きクラフトワークの「Numbers」を口だけでカバーする天才ビートボクサーKenny Muhammad。この人はDJ Q Bertとかとも共演していて必見なのですが、これはコロンビア大学でのライブを収録した動画。なんつうか、異常に正確なビートキープとか、完全に金属音にしか聞こえないハット音とか、見た目の存在感とか、とにかく圧倒的。実際、テキトーにこれを真似してみると分かりますが、このリズムをオカズを含め口で表現するってかなり無茶ですよ。でも今のヒューマンビートボックス界では、このリズムは「wind」っていう名前で基本テクニックになってるらしい・・・レベルたけーよ。

シンガポールの雄、トランペットビートボクサーdharni

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アジアにももちろんビートボクサーいるよ! というわけでシンガポールビートボクサーdharni。世界的にも有名な人で、ビートボックスのテクニックも超一流なのですが、さらに独特の存在感を醸し出しているのがその狂気のトランペットテクニック(トランペット無し)。見てもらえばわかるんですが、トランペットのフレーズを挟んだビートボックスを披露していて、その音がどう聞いてもトランペットにしか聞こえない。いったい口のどこからこの音を出してるの!? ととても不思議な気持ちにさせられます。教えてもらいたい・・・。

完全に余談ですが、このビデオでは垢抜けない大学生みたいな格好していて好感度高いんですが、最近の動画を見てるとヒューマンビートボックスの世界で揉まれたのかすっかりB-BOYな格好をしていて、個人的にほんのちょっとがっかりしました。

高速ビートタンクトッパーLytos

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この人はあんまりプロフィールが分からないんですが、この動画を見て唖然。家の浴室で何寸劇やってんですか? という出だしから、一気に高速ブレイクビーツ地獄。どうやって出してんだかわからない電子音とかスクラッチとか、もう呆然とするしかない圧倒的なテクニックなんですが、同時に必死な形相とか、ブレイクのところでの妙に得意げな感じとか、妙に笑えてならないところが素敵過ぎ。ハマってしまって何度も再生してしまっています僕。口の動きが良く見えるので、ビートボックスのテクニック盗むのにも最適ですね、ってこんなテクニック盗めねーよ!

あとZedeっていう激テクニカルなビートボクサーとかと街角でセッションしてるこの動画も最高です。なんかちょっと垢抜けない感じの集い方とか。途中で通りがかり(?)のおっさんがラップで絡んできたりしてカオス

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こういう風に、「YO! ちょっとやってみようぜ!」と言う感じでセッションできるようになるのが夢であります。

ヒューマンビートボクシングを学ぶには?

で、やっぱりこういうのばっかり見てると自分でもやれるんじゃね? という気持ちになってくるのが人情というもの。というわけで情報を調べてみたんですが、モロな質問がはてな人力検索がありました。

http://q.hatena.ne.jp/1128066538

ここにも紹介されてるんですが、humanbeatbox.com(http://www.humanbeatbox.com)は世界中のビートボクサーが根城としているサイトで、チュートリアルとかも揃っているので(英語ですが)まずはここから盗んでいくのが吉かと。

で、日本語のサイトでいいサイトないかなーと調べていて、一番情報源として良かったのがmixiヒューマンビートボックスコミュ(http://mixi.jp/view_community.pl?id=64652)。初心者向けビートボックス講座から、世界中のすごいビートボクサーの紹介、テクニックの研究など、非常に役立つコンテンツ満載で、その探究心には恐れいります。書き込みも頻繁で、雰囲気もとても良く、非常に良いコミュニティだと思います。

今回紹介した動画もほぼここで知ったものだったりします(コミュニティの皆さんありがとう!)

で、個人的にhumanbeatbox.comにあるこのTransformation Scratchingがやりたくてたまらないのですが。

http://www.humanbeatbox.com/scratching/p2_articleid/103

どうやっても「ピー ピー」とか小鳥の真似かい! みたいな音しかでなくてとても悲しい。

これできたら絶対モテるよ!

というわけで、自分もやってみたい! とか俺できるから教えるよ! とか言う人いたらよろしくお願いします。そしてレッツプレイヒューマンビートボックスツギャザー!

syquesyque 2008/10/27 00:54 初めまして ビートボックスまとめ乙です

Beardyman と FluteBox Lee が外せませんよ 世界が誇る変態です

Nathan "Flutebox" Lee and Beardyman @ Google, London
http://jp.youtube.com/watch?v=e3kyNGVK-hI

tokita93tokita93 2008/10/27 22:12 >syqueさん
コメントありがとうございます。
うおこれすごい。
いいですねーこの無駄に人間の限界にチャレンジしてる感!
しかもなぜGoogleのオフィスで? とか謎。素晴らしい変態。