大変なことに!

梅雨本番である。完全純日本建築である我が家、柱と土壁と障子と襖と土間でできあがっている我が家だが、ここ30年でちょいちょい修繕が施されており、中途半端に気密性が高まってしまってる。物心ついたころには玄関や縁側、裏の勝手口付近、さらには台所周りが高気密のアルミサッシに変わっており、かつてのように建築素材そのものが湿気を緩和してくれると言うことが望めなくなっている。その上、かつては文字通りの土間だったところがコンクリート張りになっており、水分を吸収する機能は失われてしまっている。さらにここ10年いないに思慮が浅い父の無計画な増築によって家中の空気の流れが悪くなっているため、ちょいと空気が滞るだけで大変な湿度がピンポイントでこもるようになってしまった。
写真は玄関の板の間に強いてあるゴザなのだが、上物のイグサが素材である(と母は言う)ことから、今朝出かけて帰宅したら一面にカビが生えているではないか!正直言ってこの光景はショック。すぐさまから拭き、玄関を張り開けておきたいがまだまだ今日は雨模様だと言うしその前に今日は一日家人も不在。開け放って出るわけにもいかない。帰宅後もう一度始末をせねば。

母は自分にご褒美として

法事も終わり、ひとまず気がかりがあるとすればきかん坊の父の振る舞いくらい。前々から不調だったガス台を新調したらしい。地元のプロパンガス店が取り扱っているカタログの中でも最新式で最も高いモノにしたという。それがいいだろう。気に入ったモノなら大事に使うだろうし。もう安物買いの銭失いは止めようじゃないか。いい物を買って大切に使おうじゃないかというのが、私が最近母に対してサブリミナルのように言い続けていること。ガス台だってそうである。気に入ったモノを買わなくちゃ。
そんなわけで今日から新品。料理ががらっとグレードアップすることは望めないけれど、新しいモノはうれしい。私だって料理したくなってるのだから。