迷 宮 旅 行 記

長距離のバス待つ君の人生はさておき旅はまだ先がある

張家界・福建土楼〈第7日〉

福建土楼


7時発のはずが、洗濯と朝飯のため1時間弱遅れて出発。チャーターしたセダン車で、以下を見て回った。いずれも良かった。
 ▼田螺坑土楼群
 ▼裕昌楼(下坂村)
 ▼順昌楼(塔下村)
 ▼河坑土楼群
 ▼順裕楼(石橋村)
 ▼承啓楼(高頭郷)
 ▼振成楼・福裕楼ほか(文化村)



<田螺坑土楼群>
景観台から


集落内へ。



車を停めたところにバイクが軽く追突。新しい車体に傷が付いてしまった。

ドライバーの男性(30才で子供は6才)は「まいったな〜」という表情。ちなみにこの人、「景観台」の「観」という文字がすぐに思い出せなかったが、中国人でもそんなものか。まあ文字を使わなくても生活にあまり支障はないのだろう。


近くの道路からも眺める。


<裕昌楼>


柱が歪んでいることで有名。






<順昌楼>

集落内の川を渡ったところにあった。



近くの廟を見学。

一族のだれかが科挙に合格するとこの塔を建てたそうだ。


<河坑土楼群>


景観台に登ると



降りて集落内へ。

ここも裕昌楼という名だ。


<順裕楼>

土楼の名はもう区別がつかない。

内部は野趣あふれていた。



<承啓楼>

姿の美しい土楼と評される。


文化村の近くにあり訪れる人も多い。


隣にある土楼。




承啓楼を近くの丘から遠望。


宿に戻って一休み。


文化村(永定土楼民俗文化村)へ改めて見学に行く。


<振成楼(文化村)>






<福裕楼(文化村)>


福裕楼は宿でもあり、よく整備されている。

お茶をもらって席でゆっくり。


お土産に鉄観音茶を買った。


周囲の光景もよかった。


川を挟んで再び福裕楼を眺める。


顔があった。


<如升楼(文化村)>

升の如き小さな楼。


<文化村にて>





宿に戻る。

晩飯。メニューを見て迷ったあげく、シイタケの炒め物・オムレツにした。

2人で40元余り。十分うまいが、やはり外国人価格・観光客価格なのだろう。世界遺産の文化村前の宿なので仕方ない。


その宿の主人と今日は少し話もした。

環興楼(宿のすぐ前に立つ土楼)の楼主だと知らされびっくり。「土楼長大」と読める。

でもなぜかこの宿に毎日泊まり、自分の炊事や洗濯も一人でしているようだ。独身なのか? 

ともあれこの人は心が通じ合うところがある。信頼できるとも感じられる。騙してまで金を取ろうとはしていないように思われるのだ。きょう車のドライブから帰ったときも「ドライバーは好不好?」と確認もしてくれた。また、昨夜の夕方遅くに、我々が早まって文化村チケットを買ってしまったことを知ると、ひどく弱った表情になり、しかし我々のために文化村入り口の公安および売り場の2カ所にわざわざ連れていってくれ、「この2人を2日目も入れてやってくれ」と頼んでくれた。なおその際、李さんは公案の男に対しては他では見せないぺこぺこした態度をとった。それに対し公安の男は携帯をしながらただ偉そうに応じるだけだった。切符売り場ではそんな態度ではなかったから、とても印象に残った。要するに、中国の役人がいかに権力を有し、いかに横柄であるかという証拠だろう。


それにしても、各土楼への入場料は予想を超えて高い。記憶によれば、田螺坑・下坂村・塔下村を合わせて90元、承啓楼と明日行く予定の初渓を合わせて90元、1日目に買った文化村の入場料が100元(いずれも学生証があると半額)。ちなみに初日の環極楼は15元だが、気持ちよく見学できまったく惜しいと感じなかった。他がバカみたいに高い。両替した元がギリギリになりそうだ。


朝飯に宿の近くで食べた牛肉うどんがまずかった(わざわざ書いておきたくなるほどまずかった)
朝飯客で賑わっていたのに。5元。


昼飯は承啓楼近くの店で。

牛肉団子のスープ・ビーフン炒め・揚げた小さな魚・五香の効いた肉を食べた。ドライバーと3人で45元だったか。


土楼ツアー途中で。

観光地化が急速に進んでいるものの、道路整備はなかなか追いつけないようだ。











【没有没?】