迷 宮 旅 行 記

長距離のバス待つ君の人生はさておき旅はまだ先がある

ルーマニア〈第3日〉

【グラ・フモールルイ】


宿の朝。





ブレックファストは落ち着いたダイニングで。

リタイアしたドイツ人夫婦と隣り合わせる。穏やかで旅慣れているようす。ルーマニアは旅行しやすく、これでもう7回も来ていると言う。


壁画教会を観光するメインの日。タクシーをチャーターしてもらい出かける。

ドライバーのAさんは快活で話好き。

ギリシャ正教の熱心な信者で、車内でも修道院でもひっきりなしにいろいろ説明してくれる。とはいえ英語は得意ではなく、そのせいで、そもそも私たちが英語が得意ではないということ自体に気づけず、伝わらないのは自分の英語がダメなせいとばかり考え、さらに頑張っていろいろ説明しようとしてくれるので、申しわけない気持ちとおかしい気持ちでいっぱいだった。


まずモルドヴィッツ修道院へ。










ここから中に入る。




このキャラはケルビムとセラフィムというそうだ。






移動。


曲がりくねった山道を進む。

峠で休憩。景色を眺める。

モニュメントが建っている。




続いてスチャヴィッツ修道院へ。















最後はプトナというところへ足を伸ばす。


ここの修道院も有名(壁画はないが)







男性の僧がいることも他と異なる。

受付の人が気軽に撮影に応じてくれた。


内部は他に増して荘厳に感じられた。

午後5時、ちょうとミサが行われているのを見学。薄暗く高い天井に修道僧の歌う声が響いた。このような体験は私は初めてだろう(ロシアやウクライナでもなかったと思う)


プトナへの道中の風景。

緩やかな起伏をなす草原や畑。

穏やかで広々とした眺めがそのままの気持ちを誘う。


馬車がよく行き交った。







巣を作っているのはコウノトリ


あそこはロマの集落だと教えてもらう。


宿への帰り道にドライバーが「うちの近所にもいいところがあるよ」と言って連れていってくれた。


17時で帰ってくる予定が19時になった。


夕食はホテルで。

ルーマニア風シチュー(といってもシチューというかんじではない)とルーマニア風ロールキャベツ(サルマーレ)。ママリガに顔をあしらってあった。


ハウスワインブラックベリーの酒と一緒に。


9時すぎには部屋に戻り すぐ眠った(翌朝起きたのは3時)


それにしても、今日は、ギリシャ正教の文化や習俗としての力、広がりをつくづく感じた。Aさんという信仰者がまさにその好例だと思った。それについては別のブログに少し詳しく書いた。
→ http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20140806/p1







【take it easy】