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2015-01-20

イスラム国の日本人殺害警告について(~1.24)


《従来からの政策に変更を加えていない今回の訪問を理由に、「中東を訪問して各国政権と友好関係を結んだ」「イスラエル訪問をした」というだけをもって「テロの対象になって当然、責任はアベにある」という言論がもし出てくれば、それはテロの暴力の威嚇を背にして自らの政治的立場を通そうとする、極めて悪質なものであることを、理解しなければならない》

http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258.html

(池内恵『中東・イスラーム学の風姿花伝』より)


傾聴しつつ、安倍首相の昨今の考えと行いがまったく影響していないのか、考えたい。


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(1.22)

中田考氏は「安部首相の中東への歴訪と外交認識は、実はバランスが悪く偏っている。人道支援のためではなくアメリカとイスラエルの手先だと理解されるのは中東においては常識」という意見。

https://www.youtube.com/watch?x-yt-cl=84411374&x-yt-ts=1421828030&v=N60G4SEhTLs#t=17(イスラーム学者・中田考氏の緊急会見より)


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(1.23)

安倍政権は2014年11月には2人の誘拐を知り、以後はイスラム国との交渉が可能だった。そう仮定すると、この3か月の間 首相が何を考え何をしたのかは、2人の生死の行方に影響してくる。彼が、アメリカとの関係や中東との関係や人質への対応をどうしたいと思いながら、総選挙したり年越ししたりしていたのか、想像しよう。

(……とはいえ、2人の安否確認すらやりようがない状態だったのか?)


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(1.24)

池内恵さん(http://hon.bunshun.jp/articles/-/3260?page=2

《学者にしても、メディア関係者にしても、例えば表現の自由という、人間主義を前提とした近代社会の原理に守られながら、この事実を無視して、人間主義の上に神をおくイスラーム教に「反西洋」という自分自身の過剰な思い入れを投影する傾向があります。それが神の啓示を絶対とする信仰に基づいたものであれば一貫しているのですがそうではない。単に欧米コンプレックスや政権への不満の受け皿として「イスラーム」を想定しているだけなのです。そこでは「イスラーム」にありとあらゆるユートピアを想像します。

 しかしイスラーム国はユートピアには程遠い》

安倍政権を支持するかどうかは別にして、上記の認識を都合よく忘れる人(私?)はとにかく支持できない。

これが結論か。

だが、現在の世界にイスラム教があるのとまったく同じく、現在の世界には大きな経済格差がある。戦闘状態の根幹にはその両方があることを、私は忘れることができない。それもまた結論。

なお、安倍政権への私の不満に日本国内の経済格差があることは明らかなのだが、その日本の経済格差と世界の経済格差とを、同じ問題と思うか別の問題と思うかで、イスラム国への私の共感度は変化する。

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