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2004-10-24

「電車男」は、ことしの流行語大賞になるかも?


小説に新しいジャンルが出来たというより、

詩でも物語でも小説でもない、まったく新しい文学の出現、

とみるほうがいいのではないか。(中身はさておき)

ただ、小説というのは、

文学のノンジャンルというかothersというか無形式というか、

残りものすべてを取り込んだチャーハンみたいな存在とも言えるわけで、

「電車男」を含めることで、小説という枠のほうが拡張するのかもしれない。


巨大掲示板という新しい「読み書き基盤」が生じたことによって、

「電車男」に代表される新しい「読み書き」が生じたのか、

逆に、

「電車男」に代表される新しい「読み書き」が生じたことによって、

巨大掲示板という新しい「読み書きの基盤」が生じたのか、

そのへん、どっちとも言えないところが面白い。


これは、明治のはじめの「言文一致」と「近代小説」の

因果関係にたぶん似ているのだろう。

当時、小説とかいうものをちょっと書いてみるか、というやんちゃ者は、

今の2ちゃんに書くくらい無軌道であり発見の連続であり、

比類なく楽しかったのではないだろうか。

 

『電車男』 ASIN:4104715018

x79xxxx79xxx 2004/10/25 06:59 新しい「文学」が生まれたのは紙というメディアに固着したときではなくて2chという読み書き基盤にそれらの文字列が記録されたときなんだと思います。

dstrdstr 2004/10/25 09:54 似たようなことなんですが、昔、「これからはインターネットの時代だ」という本が出ているうちはまだまだだね、なんていうことがいわれていました。ふーむ。

tokyocattokyocat 2004/10/27 22:56 紙ではなくネットであるというメディアの差が重要との指摘、なるほどと思います。スレッドは生成とか進行といった姿が本質的ですが、それも媒体と大いに絡みますね。ところで、物語や詩はもともと声として現れていました。したがって、文字列という点では、小説とスレッドはけっこう近いとも言えそうです。で、紙という形で栄華を誇った小説とか記事とか論文とかが、同じ文字列であるスレッドという読み書きによって、権威や神秘が解体されているのが現状というところでしょう。ところがそれを知ってか知らずか、まだ余裕たっぷり「これからはインターネットの時代だよ」なんていう主張が本として出ているという、お笑い的な状況もあるというわけですね。

どうぞまた書き込んでください。