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2005-07-18

なつはずかし

きのうNHK漫画夜話で永島慎二をやっていて、ああそういえばそういう人いたなあと懐かしく、で、それがけっこう前のやつの再放送だったので妙だとも思っていたら、やっぱり先日亡くなられたのだった。

青年期の麻疹みたいな漫画、という位置づけが基調だった。いしかわじゅんが言う(趣旨)。永島慎二には完璧にのめりこんだ。でもあるときふっと覚めた。あれっ何だったんだろうと。みんなそうだった。なぜかっていうと要するに「浅いんだよ」(これがいしかわの評価のすべてではない)。

時代はずっと下るのだけれど、私も悩める10代後半に『フーテン』『若者たち』『漫画家残酷物語』など古本屋で買って読みふけった。おまけにその季節の終りには、知人にその本を書き込み付きで押しつけたりまでした(いやはや)。しかもそのことは本当にすっかり忘れていた。同時期に出会ったつげ義春などはもちろん今でも読むことがあるのに。

今から思えば猛烈に若かった。つまり猛烈に浅かった。いや今も相当浅いがもっともっと。お前どうしてこんな浅いところで溺れてしまえるんだよ、というくらい。まあそれはしょうがない。浅いからこそ溺れるのだとも言える。しかし、そのころを振り返ると、団塊世代の残りカスを拾っていくばかりだったかもしれないことだけは(古本屋に読み捨てられていた永島慎二などはまさにそうだったろう)、いつも悔やまれる。まあそれもしょうがないのか。

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ところで、団塊世代は今や失業残酷物語! http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2740.html。きのうたまたま見かけた。どこからのリンクだったかは忘れた。

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