キラメキ☆銀河町商店街が終わっちゃったね

少女漫画を読み始めたのはそんなに古くからではないんですが、少年だろうと青年だろうと少女だろうと漫画はどれをとっても面白いなぁと思うわけで。それでも少女漫画暦自体はまだまだ浅い青二才なので色々と読んでいます。少女漫画については紹介半分、表紙半分で買っていますね。わりと表紙買いする方なんですよ。で、少女漫画ではないのですが、先日表紙を見ていて気になった作品がこれ。

リンケージ (IDコミックス 百合姫コミックス)

リンケージ (IDコミックス 百合姫コミックス)

「少女漫画がどこかに置き忘れてしまったもの、ここにあります」この帯文にやられたんですが、百合って少女漫画の置き忘れだったんですね。初めて知りました。たまには百合作品もいいですねぇ。普通に面白かったです。



女性同士のキスもなかなか素敵。会社の先輩後輩、同級生、姉妹、ロボットとの・・と多くの物語が描かれていましたが、どれもこれも楽しませてもらいました。美しいっす。あまり百合を読まない人間でもこれだけ読めたこともあり、かなり手練の作者さんだと思っていたんですが、これがデビュー作だというのだから驚き。世の中は広いです。



さて少女漫画の話に戻りますが、キラメキ☆銀河町商店街が完結しました。作者のふじもとゆうき先生はこれが連載2作目です。前作のとなりのメガネ君が2巻だったのに対してこの銀河町は10巻まで来ました。なかなか長かったですね〜。

この作品は銀河町商店街に暮らす6人の男の子と女の子の物語でした。友情モノとしてなかなか楽しませてくれたわけですが、終盤ではそれぞれの恋愛模様がなかなか・・・・。クロとミケの進展しない恋、仲間内での三角関係、ナイショの恋・・・。青春ここに極まれりって感じです。だからこそ言いたい。・・・と。現実的にはレベル高いっすわぁ。


10巻で完結ということで、ここまで進展してなかった恋愛物語も進んでいきます。



サトに告白するマモル

前々からマモルがサトのことを好きなのは分かっていたのですが、告白シーン、キスシーンは超悶絶モノでした。何を考えているのか分からないマモルの行動に顔を真っ赤にするサトが超可愛い。サトのウブさがたまりません。終盤に来てこんな展開とは・・・。あぁ、でもサトには幸せになってもらいたいなぁ。


一方でイバちゃんとキューも???な展開を喜ばしく思いながら、やっぱりミケとクロだよなぁとも思うわけで。




全然進展すらなかった二人もキスする関係にまで来ましたね〜。こういうある種の達成感は10巻程度続かないと得られないと思います。


結局、ミケ&クロ、サト&マモル、イバちゃん&キューというところで落ち着きそうな予感がしますが、やはりこの作品を語る上で重要なのは友情ものだということでしょうか。銀河町商店街という育った場所で暮らしてきたというかけがえのないものを大切にしようとする雰囲気が素敵。そういう想い出があるからこそ進めるんだという想いが素敵。俺にはそんな思い出なんて全然ありませんが、ここまで思わされた時点でこの作品の勝ちです。もうパーフェクトです。


兎にも角にも、ふじもと先生本当にお疲れ様でした。次回作に期待してます。白泉社さんはこういう無邪気ないい笑顔を描ける作家さんを大切にした方がいいですよ。

キラメキ☆銀河町商店街 第10巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第10巻 (花とゆめCOMICS)