涙×熱さ×意地=唯一絶対少年誌月刊少年マガジン



マリシーユ「ヘメロ・ペカペカ」
マイア&メルターザ「えっ」

ついに海皇紀が最終回を迎えました。
最新刊が45巻目。12年間にも渡る大長編。そんな月刊少年マガジンの看板漫画が終了してしまいました。月マガは無駄な引き伸ばしをしすぎず、漫画は終わらせるべき時に終わらせるんだという方針が好きです。・・・・あ、12年前って中学生の頃じゃないか。
最終話は割とサクサクっと終わりましたが、海皇紀というタイトルになぞらえたいい終わり方でした。全ては後世に語り継がれる文章、史実、物語となって残っていき、そして受け継がれていきます。そんな最終回でした。
ファンを含むほぼ全員の最後が語られており、12年間読み続けた読者としては涙×2でした。ファンが絶対に泣かなかった・・・という単純な出来事だけで胸熱です。一番好きな死に方が冒頭のマリシーユの「ヘメロ・ペカペカ」だったりします。

最後に
本当に
意味の無いことを言って
マリシーユ・ビゼンは逝った・・・

読んでて、笑いながら泣いてました。何だよそれwwwとか思いつつ、すっごい「マリシーユらしい」なと。他作品でもそうでしたが、川原先生はどんなキャラであっても大切にしてますよね。どうやらもう既に次回作の構想があるそうなので非常に楽しみです。
ところで「ヘメロ・ペカペカ」って言葉は一体何だったんでしょうか。本当に意味の無い言葉だったのか・・・。もしかすると「ありがとう」「さようなら」といった意味があったのかもしれません。そこはもう川原先生に聞くしかありませんが、もしかすると新連載のタイトルかもしれません(←!?



海皇紀の後の看板となるのはやはりcapetaでしょうか。
もう本当に本当にこの漫画が好きでたまりません。
一番感動させられる漫画は?と問われたら、ワンピースと言う前にcapetaと言うでしょう。最新刊は5回読んで5回泣いてしまいました。何故、こんなにもこの漫画は熱いのか。熱くさせてくれるのか。
南アフリカW杯の日本対デンマークで本田がFKを決めたり、岡崎へのラストパスを出した時の「よっしゃああ!!」という雰囲気が毎回あるんですよ。普通のスポーツ漫画にある予定調和な部分が無く(見えないだけ?)、どうしてこんなことがやれるんだという驚きと感動、リアルでしか味わえないような部分が伝わってきます。



キャラたちも熱くなる漫画「capeta

まだ免許も持っていない少年に、こいつのためにやったろうじゃないかと思わされるオッサンたち。それを見て拳を握る読者(オッサン)。
最新刊はまだ22巻。・・・・はっきり言っておきます。まだ間に合う。まだ間に合うから買って読んでみてください。ちょっと現実が辛くても、負けてらんねーなと思わさせてくれる作品です。



最後に、ネットで既に出回っていましたが月マガでもこのような形で伝えられました。



訃報

読者の皆様に謹んでご報告申し上げます。
「アライブ 最終進化的少年」原作者・河島正先生が、
平成22年6月15日、肝臓癌により逝去されました。享年42(満41)歳でした。

河島先生は「アライブ」連載中に発病されましたが、
病床にあっても精力的に仕事を続けられ、
この生と死を見つめた物語を完結に導かれました。
その後も闘病生活の傍ら、新作に向けて意欲を燃やしておられたところでした。
そのあまりにも早すぎる死を悼みますと共に、
生み出されるはずであった作品が惜しまれてなりません。
河島先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

どう言えばいいのか分かりませんが、河島先生・・・・すごいな。発病して漫画を最後までやりきって、しかも次の作品まで考えていたという事実に驚きを隠せません。

「生み出されるはずであった作品が惜しまれてなりません。」漫画に関わっている人間にとって、ここまで言ってもらえるのは本当に喜ばしいことだと思います。また、きっと河島先生もやりたかったと思います。もちろん俺も読んでみたかったです。


「ヘメロ・ペカペカ」


どういった意味があるかは不明ですが、この言葉と一緒にご冥福を心よりお祈り申し上げます。



来たる漫画あれば去る漫画もありますが、それらを含めて月マガは熱いし面白いなと思います。

海皇紀(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

海皇紀(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

capeta(22) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

capeta(22) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

capeta カペタ (1) (KCデラックス)

capeta カペタ (1) (KCデラックス)