子供の頃の思い出 THE ORIGIN「超戦士ガンダム野郎・新装版1」



やまと虹一先生からの言葉

作者からきみへ

正統派ガンダム漫画に
比べれば僕らのガンプラ漫画は邪道でした。
しかし時代は王道に・・・・
ガンダムビルドファイターズ」&「ガンダムビルドファイターズトライ
に共感してくれる君のガンプラ魂に感謝。


やまと虹一


ボンボンが誇るプラモ漫画プラモ狂四郎、その流れを引き継ぎガンプラ漫画として描かれた「超戦士ガンダム野郎」。その新装版が出ました。それもこれもガンダムビルドファイターズのおかげかもしれません。プラモを作る楽しみ、プラモで遊ぶ楽しみ、そんな昔懐かしくも最先端であり続ける楽しさを与えてくれるガンプラそんな素敵な思い出がまた蘇ります・・・・。




SDスピリットを感じ取れ!!

はい、というわけで「超戦士ガンダム野郎」ですよ。えーと、ぶっちゃけるとですね、今ではすっかり“超戦士講談社野郎”状態ですが、自分の記憶ではファースト講談社はこの作品なんですよ。というのも、やはりBB戦士の存在が大きいです。自分が作ってたガンプラを自由に動かして戦える、そんな姿を描いた漫画がある。そりゃあ読みますよねってもんです。
そんなわけで、ガンダム野郎を読みたい→ボンボンを読みたい→welcome to 講談社・・・・という流れになります。そういう意味では非常に思い出深い作品となります。好きとか嫌いとかの問題ではありません。




ここが無駄話の原点です。






ハイパーガンダムを創ろう

主人公・天地大河がガンプラを通して成長していく物語です。その最初は、ガンダム研究会(通称G研)と呼ばれる団体に所属するところから。SDガンダム大好き&ガシャポン大好きな大河でしたが、プラモに出会い、多くのガンプラを生み出していくことになります。個人的には千生系が好きですね。大将軍系にも影響を与えていきますし、とにかく大河の生み出していくガンプラは子供ながらに眩しかったのを覚えています。大河関連ではないですが、レッドウォーリア系だけでご飯三杯いけます。
まぁ、ハイパーガンダムが生まれたかどうかは最後まで読んでくれればと思います。←期待しなくてもいいです


ガンプラが戦う!

ガンプラ同士が戦う。そんなシンプルな部分の面白さが光る作品だと思います。子供であれば、それだけでワクワクさせられると思います。初期はリアルも多かった印象ですが、全体的にSDガンダムが多い作品ですね。大河たちが実際に販売されているプラモを使ったり、少し改造したり、後々オリジナルが実際に販売されたり。SDのガンプラブームに乗った作品なんです。そのおかげで自分も読み始めたわけですが・・・・。


巨大サイコ!

初期はわりとシンプルなSDが戦っていた印象があります。狂四朗やBFといった改造をより楽しむ部分は、今後の刊行で楽しめると思います。とはいえ、ボンボンらしい大味?・・・・ではないか、子供が読んでスゲー!ってなる展開は序盤から発揮されていました。というか、再認識しました。
大人になって漫画の楽しみ方がちょっとだけ変わった気もしますが、ガンダム野郎を読んで、あの頃の思い出や漫画へのスタンスを思い出したり。きっとそういう作品って人それぞれにあると思うんです。俺にとっては「超戦士ガンダム野郎」こそがそれなんです。
しかしまぁ、巨大SDサイコ・・・・かっけーなあ。←多分当時は畏怖の対象として見てたし、手前の武者ガンダムこそ最強!みたいな感覚だったと思います。







杉本だぎゃ!

この一人でカードダスになりそうな彼は、序盤での大河のライバルとなるドラゴンズファン・杉本くんです。もちろん漫画なので、ライバルだって敵だって登場するわけですよ。なお、杉本くんは重要キャラであり、大河と同じG研の名古屋支部の子らしいですだぎゃ。

読み返してみて驚きだったのが、杉本くんが武者ニューを考えたという展開。大人になった今ではニューガン最強!とか言ってるんですけど、当時は本筋のガンダムとか知らないわけですよ(連載開始で6歳)。武者ガンダムいいよな〜とか思ってたはずです。そう考えると、ゼータとかダブルゼータとかもよくわかってなかったのかも。本筋を知ってれば武者ニューこそ最強!とか思ってたのだろうか。
さて、大河の前には色々な敵が出てきます。杉本くんも最初は敵でしたが・・・・なのは今後の楽しみにするとして、新装版1巻だけでも、不思議な敵キャラが出てきてます。











不思議な敵キャラ

ん?













不思議というか・・・・

んん????
















きもちわるくてごめんね

なんだコイツー!!?
お父さん、変な奴がいるよー!!!!







・・・・とまぁ、新装版を読み返してもまた思ったわけですが、よくよく見返してみるとすごいデザインですねw 怖いとかではなく不気味。いや、大人になった今では、逆に面白いなコイツとか思っちゃいますね。ちなみに彼の名前はSD仮面。大河たちのバトル中にハッキングして勝手に戦いを挑んでくるやっかいな奴だぞ!
そんなSD仮面と戦い、勝利したりしなかったりな大河。今さら冷静になって読んでみると、G研のシステムや警備がガバガバだな〜と思ったりするわけで。SD仮面とかかなりテロ的な活動もしているので、せめて警察くらい動いた方がいいだろ〜と思ってしまうのは、心が汚れてしまった証拠かもしれません。



大爆発!

とはいえ、操作システムが大爆発したりしていますし、子供たちが頑張りすぎるのもなぁと思います。ただし、子供たちの頑張りたいという気持ち、大人では出せない想像力は重要ですからね。こんな大爆発に負けないで新装版2巻以降も楽しみにしています。







ちなみに同じく爆発に巻き込まれたSD仮面はというと・・・・













足をくじいた

わりと軽傷だな!
つよいぞわれらがSD仮面!←








新装版1巻では、杉本くんが大暴れして終わってます。続きが楽しみですね。SD仮面という外の強敵、杉本くんという中の強敵。大河の今後の頑張りに期待。しかしまぁ、あまりにも懐かしくて、あまりにも嬉しくて、前々から再度読みたいと思っていただけに嬉しかったです。子供のころに持っていたガンダム野郎はどうしたんだろう?記憶にないぞ・・・・。
実を言うとBFの方は見ていませんで。ガンダム野郎という俺の思い出が強すぎて、逆に見れなかったパターン(←どんなパターンだろうね?)。友人からも勧められてましたが、ガンダム野郎の新装版を読んで、BFも見たいな〜と思ってる次第です。
冒頭、やまと虹一先生は「当時は邪道だった」と言っています。邪道だったとはいえ、俺は夢中になりましたし、後追いではありますがガンダムを見ることにもなりました。また、かっこいいを自分で生み出せるというのは大きな魅力だろうと思います。自分でもパーツを組み合わせたりしましたよ。また買ってみようかな〜・・・・と思ったら、BB戦士って400番台目前なのか。えぇ・・・・。置くスペースの問題もあるし買うかはあとで考えよう←ダメなファン

とにかく、早く続きが読みたーい。思い出のあのガンプラたちが見たい!戦っているところが見たい!見たい!見たーい!!←わがままっ子
きっと超戦士ガンダム野郎を読んでいる時だけは、自分も子供に戻れるのだと思います。







だからこそ子供に戻って言ってやるんだ!絶対言ってやるんだ!!!







・・・・どうしてガンダムを手放した。




最期の言葉とても重いな。