RSSリーダーでエントリを探す⇒エントリを読む⇒はてブするの流れについて

タイトルではこう書いたけど、別にRSSリーダーでエントリを探す⇒読む⇒ブログで取り上げるでも同じです。

RSSリーダーはフィードを読むツールだし、はてブまたはブログはフィードを配信しています。言い換えれば、フィードから別のフィードに載せる作業を我々は行っていると言えます。ちょっと考えればすぐ思いつくことですが、案外興味深い事柄です。

このことを会話を例に説明します。会話では音が伝達手段ですよね。この伝達手段を入力するのは耳であり、出力するのは口です。また何を言っているのか、何を言うのかは脳が判断します。

耳にはいろんな音が入ってきます。それは雑音であったり、関係ない人の話し声だったり。その中で自分が聞きたい人に耳を傾けて音を聞きます。その音を判断して聞きたい人が何を言っているか判断し、それに対する返事をします。しかし、この返事も音です。音を入力とし、音を出力とするのです。お互いに音を入力し、音を出力することで会話が成立するのです。いきなり図で説明しだしたら会話は成立しません。

話を戻しましょう。インターネット上においては、フィードを入力とし、フィードを出力することが多くなってきました。そして、音と会話の関係で取り上げたように、会話は音の入出力を繰り返すことで成立します。これって会話・・・対話といった方がいいのかも知れませんが、そういう枠組みのなかにエントリを乗せる仕組みだと思うのです。だから、 RSSリーダーが登場したことで、同じくRSSを出力するはてなブックマークなどのSBMが出てきたのは、ある種の必然だったと感じるのです。あれ、歴史逆だっけ?

RSSは配信の仕組みとして登場しました。配信ということは、配信する側と配信される側が存在します。それを一緒にしてしまうのがインターネットが他のメディア媒体決定的に異なることである点であり、双方向のメディアである理由であると思うのです。


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