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2007-07-01

[][]火曜サスペンス劇場 [精神的ブラクラ注意]


 夫の出勤前、寝起きで不機嫌な夫が次々に繰り出してくる小言を聞きながら朝食の支度を整え、「行ってらっしゃい、気をつけてね」の言葉で憮然とした顔で出勤する夫を見送る。日中は高圧的な姑の小言に耐え、子供の世話を焼き、夫や姑の小言に怯えながら塵一つも残さぬように掃除。昼食は朝食の残り物。働けど働けど報酬など貰えず、ちょっとでも家事に手落ちがあるとさんざん嫌味を言われ、たまに家事の出来を褒められても「ま、外で働いてもいないんだから当然だけどな」の一言。自分が自分として認められることは稀。しかし、それもこれも愛する我が子のため。耐える他ありません。


 夫の帰宅前には、帰宅後に待ちかまえる夫への怯えが頭をもたげてきます。帰宅後に想定される夫の攻撃とは、帰宅時間きっかりに温かい料理が出来ていないことへの不満、姑との不仲への不満、暑さや寒さへの不満、社会情勢への不満、上司や部下への不満、会社の事務員の愛想の悪さへの不満、電車内で出会ったマナーの悪い客への不満、私の化粧や体重への不満、私が着ている洋服のみすぼらしさへの不満、子供の成績不振や夫に対する口答えへの不満、テレビ番組不快さへの不満、収入面への不満、将来への不安、欲しいものが買えないことや旅行に行けないことなどへの不満などなど。妻こそが諸悪の根源であるかのように、妻に対して絶え間なく愚痴と叱責を吐き続けます。


 妻は、夫の帰宅後に毎日のように繰り返されるこの風景想像するたびに、少しずつですが確実に、帰宅する夫を温かく迎える意欲を減退させます。この結果、妻は無為な外出をし、行きつけのレストランでわずかなへそくりを浪費し、デパートや洋服店を覗いて何を買うこともなく幼稚園へ子供を迎えに行き夕方遅くに帰宅。そしてまたいつもの夜が始まります。「お前はいつもそうだ。俺が養ってやっているのを忘れているのか」などの中傷を、疲れた体に鞭打ちながら甘んじて受け、女らしくそうよねそうよねごめんなさいねと聞き流し、すべての感情を台所の片隅で睡眠薬とともに日本酒で流し込んで奈落の底に逃げ込むかのように就寝。翌日はまた悶々とした気持ちを引きずったまま朝食の支度。


 そして休日。どことなくそわそわしている夫は外出の口実を探します。最近会社の若い事務員と浮気をしているのは、私は証拠も掴んでいますが黙っています。そしてたまに不自然な外出を咎める言葉を口にすれば、「俺の休みの日に、俺がどこへ行こうと勝手だろ!子供の相手?そんなのはお前がやればいいだろう。お前が母親だろう、何のために養ってやってると思っているんだ!」といった夫からの暴言。挙げ句の果てには、自分の行為が後ろめたいためか謂われのない浮気の嫌疑までかけられ、不要なエネルギーを消費。さて子供を連れて出かけようとしても、子供送迎用の軽自動車の鍵が見つからず、夫の携帯電話をして尋ねると、夫は声を顰めて、しかし鬼の首でも取ったように「この前俺が使って、俺の部屋に置いていただろう。どうしてそんなことでわざわざ電話をしてくる?まったくダメな奴だな。記憶障害か?それとも認知症か?」


 たまに反論を試みようにも、夫のイヤミや罵倒は決まって論理的なものではないため、論理的な反論や解決策の模索は意味をなしません。そして女が理に適ったことを言って反論の余地がなくなると、怒鳴り声を上げて冷徹非道な暴力を浴びせる夫の前には、女はただ黙り込むだけ。夫の発言はひたすら攻撃的で、論理的整合性はかけらもなく、それを指摘すると今度は手や足が飛んでくる、したがって女に反論や論説の余地はありません。理論の問題ではなく感情の問題、そして何より腕力の問題ですから当然です。あげく、目下の問題とはまるで無関係の、はるか過去の問題にまで夫の話は飛躍し、さらなる理不尽な攻撃が続きます。そういうとき、妻にできることなど何もありません。黙ってうつむき、夫の暴言と手と足が止まるのをただただ耐えて待つだけです。ストレス、ストレス、ストレス。


 意を決してカウンセラーだの心療内科医だのに相談すれば、「夫の苦情を聞くのは妻の役目です」という心ない言葉。「夫の言葉によく耳を傾け、共に問題を解決するように努めましょう」などという教科書通りのご高説を拝聴。そんなことよりも、気持ちが落ち着く薬をいただけませんか? 今の精神状態では会話すらできないんです。それからもしよかったら、少しでも意欲が回復する薬を処方していただけませんか? 私は自信を取り戻したいだけなんです。ちゃんと家事育児をし、家庭生活を送れるだけの気力を養いたいだけなんです。すべては私の努力不足に起因していることなんですから、それを何とかしたいんです。


 思い切って実家の母に事情を打ち明けても「あなたにだって至らないところがあるんじゃないの?それに太郎ちゃん(仮名:我が子)はどうするの?うちにはお金がないんだから、あなたと太郎ちゃんが帰ってくるような余裕はないのよ?もう少し我慢しなさい、それからでも遅くないでしょう」 そして夫の暴力については、全くもって信じてくれません。なぜなら、夫は家庭の外ではいつでも別人のように私に優しく、紳士的で、さも私を何より大切にしているかのように振る舞うからです。


 姑に至っては「私が手塩にかけて育てた息子がそんなことするわけないでしょう!大体、小言を言われるのも、あなたがだらしないからですよ、全く。私が山田家(夫の実家)に嫁いだ時なんて…(略。過去に自分が受けた大姑からの壮絶な嫁いびりのメモリーと延々と)…嫌だったらいつでも身一つで出て行ってもらって結構なんですよ、ただし太郎ちゃんは置いて行きなさいね、大事な跡取りなんですから!」話になりません。


 少なくとも男女関係において、女性の努力が報われることは滅多にありません。「いつだってお前は、俺を給料を運んでくる奴隷のように扱うんだな」何かあれば夫は口にします。実績などは一切考慮されません。ちょっと手の込んだフルコースを準備したこと、上司とのトラブルを慣れないおもてなしとお世辞で解消したこと、夫の両親を旅行に連れて行ったこと、少ない給料からさらに少しだけ貰う生活費のみでやり繰りしてきて、どうしても足りないときはパートに出て補ったこと、疲れた体と心に鞭打って毎日夫と姑の小言に付き合っていること、的確なアドバイスと行動で困難を乗り越えたことなど、それらの努力や実績は、男性にとっては当然のことであり、女性の義務であり、女として当然のことであり、それらが履行されなければ減点の対象にはなりうるものの、履行したところで評価の対象にはなり得ません。


 「ちょっと仕事で悩みがあってさ」という夫の言葉に従って励ましの言葉を掛けようものなら、「俺には俺の仕事のやり方や段取りがあるんだよ。何も分からないお前が余計なことを言うくらいなら、明日からお前もどこかの会社で働いて、どこかへ出て行ってくれ」という理不尽な叱責。そしてその言葉を額面通りに受け取り、いそいそと実家に帰省すれば、「お前は俺の気持ちを一切分かっていない。俺は鬼か悪魔のようなものなのか」という中傷の言葉。曰く、何をやらせてもマトモにできない、食器の洗い方が気に入らない、掃除ができない、食べ方が気に入らない、返事の仕方が気に入らない、愛想がない、不細工だ、醜い。どうせ実家でもそうだったんだろう。俺は仕事でつらいんだ、ちょっとは気遣ってくれ。女はサンドバッグであり、働きもせずふんぞり返っている女王蜂であり、男性のストレスの受け皿であり、ご機嫌取りの道化であり、離婚して浮気相手と再婚するまでの耐用年数しかない消耗品に過ぎません。


 家庭内でのこうした女性に対する過小評価誹謗中傷連続は、女の自己肯定感を容赦なく減退させます。逆撫でされた神経が休まる時間的猶予はなく、当然、家事にも人付き合いにも支障をきたし、精神も肉体も変調をきたします。その結果、家事への評価は更に下がり、疲れやすくなった体は不調を続出させ、すべてが悪循環へとはまりこんでいきます。そしてそうしたことは、夫にさらなる攻撃の口実を与えます。「お前がそんなだから俺の苦労は絶えないんだろう。何だこのまずい飯は。こんな嫁なんか貰うんじゃなかった。もうちょっとしっかりしてくれ」 仕事も実家も人付き合いも捨てて家庭に入った女は、完全に逃げ場を失います。もはやすがるべきプライドなど、便所のスリッパに無残に叩き潰されるゴキ○リほども残されていません。


 夫のご機嫌を取ろうと褒め言葉をいくら口にしようと、夫のご機嫌を取るためにいくら時間や金銭を消費しようと、男性にとってはそんなことは女性たるものの当然の行動であって、評価の対象になるどころか、日頃の言動とのギャップを非難され、浮気を疑われ、隣の青い芝生と比較され、気味悪がられ、卑下され、糾弾され、あらぬ深読みをされ、非難され、罵られ、聞くに堪えない怒鳴り声で罵倒され、イヤミの波状攻撃を浴び、容赦なく、完膚無きままにこき下ろされます。「誰か他の男とでも出て行って俺の代わりでもさせるといい。俺はお前なんかと生活するのはもうたくさんだ」夫に対する妻の気持ちが、これ以上ないくらい萎える瞬間です。神経を逆撫でする夫の言葉に耐えながら、女たちは冷たい決意を固めます。



 …もうこれ以上、我慢はできない。

もっとへそくりを貯めて探偵を雇って夫の浮気の決定的瞬間を撮らせよう。そして離婚調停を起こそう。でなければ、熟年まで耐えて定年も迎え男としての自信を失った時、そして離婚後の収入が法律的にも確保されると確信出来た時に冷酷に離婚を突き付けよう。日頃から吝嗇な夫のこと、慰謝料養育費など請求しても相当な骨肉の争いになることは目に見えているし、そもそも夫は特別高収入ではなく、仮に取れたとしても雀の涙程度なのは目に見えている。それなら女の私なりの狡猾さをフルに生かしてこちらも自分と大事な子供が割を食うことがないよう、徹底的に冷徹に立ち回ろう。


 でも、ああ、そんなんじゃ私はどれだけじっと待ち続ければいいのかしら。家を飛び出しても、私を助ける人は誰もいない。こんな年で、育ち盛りの子を抱えて、資格もないのに二人生きていけるだけの仕事も見つかるのか。それなら、それなら、いっそ…。(わなわなと震える妻の手のアップ)


 ―少子晩婚化、熟年離婚セックスレスキッチンドリンカー、中高年の自殺者や蒸発者の増加、配偶者殺人、無力な子供に対する母親による虐待の増加、などといった社会現象が話題に上りがちな昨今ですが、私は以前から、こうしたことの遠因の一つには、「男性による有形無形の暴力」というのがあるのではないか、と考えてきました。


なお。上の文章はとある駆け出しドラマ脚本家がある架空の夫帯者をモデルに、次クール火サススペシャル「血染めの離婚届 〜般若と化した美人妻〜」(仮)脚本の敲き台として日常の風景を書いてみたものです。先日「実録・僕と、鬼嫁の生きる道、そして、僕の逆襲」などという面白さの欠片もない草稿を没にしたばかりなのに、今度はそのストーリーをそっくり妻視点にしたようなものを提出してくる始末です。はっきり言って彼には才能はないと見ていますが、かつての師匠の倅ですから無碍に放り出すわけにも行きません。困ったものです。というわけなので当然、実在する人物や団体などには一切の関わりはありません。

2006-10-10 だりい

tomo-moon2006-10-10

[]チラ裏ですよ

今観てるやつ一覧

芋たこなんきん

君の名は(再)

スイーツドリーム

anego(再)

芋たこなんきんおもすれー。きらりよりこっちのが好きだ。ヒロインは知り合いのおばちゃん似(日本津々浦々でそう思ってる人がいそうな悪寒

anego(再)おもすれー。初回しか観てないけど。DVD借りよっと。

駱駝顔の頭弱そうな(役柄の)人(名前わかんね)はそらヤリ捨てされるよなと思いました。ごめんなさい。