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2009/06/28 4日のご無沙汰です。

結果予想 目黒区&練馬区

1.始めに

いよいよ、7月3日に都議選が告示され、早くも7月4日から期限前投票が行われる*1

今回の都議選は今年任期を迎える衆議院選挙と同じ年に行われることなどから、過去の都議選に比べて注目度が高い。

また、さいたま市長選、千葉市長選、静岡県知事選に続く、今後の国政を占う選挙として、マスメディアからの注目も高い。

このこともあり、MSN産経などでは大々的な特集が組まれていたりしている。

前回に比べると遥かに注目度が高いのであるが、立候補者数が過去最低の214人で定員127人に対する倍率が1.69倍と低いので、幾つかの選挙区では無風が見込まれる。

特に、前回の都議選民主党の候補者が当選している選挙区で複数の民主党公認乃至は推薦の候補者が立候補していないような選挙区がそれに該当する。

2.目黒区の場合

まずは、目黒区から。

(1)過去のデータ

2005年(平成17年)の結果

伊藤 ゆう民主党23809
東野 秀平公明党22749
鈴木 隆道自由民主党19532
 宮本 栄日本共産党11876
 やだ 慶來無所属3039
 谷 智彦無所属1478

2001年(平成13年)の結果

小山 としお自由民主党31557
東野 秀平公明党22120
青木 英二民主党19334
 野村 友子日本共産党14869
 栗山 よしじ無所属6605
 安久 ミヨコ無所属5231

1997年(平成9年)の結果

東野 秀平公明23508
小山 としお自由民主党19896
野村 友子日本共産党16410
 青木 英二民主党15092
 大久保 青志市民の声・東京3598
 鈴木 のり子女性党1654
(2)当落予想

2009年(平成21年)の立候補者及び当落予想 ※得票数は概数

伊藤 ゆう民主党30000
斉藤 泰宏公明党20000
鈴木 隆道自由民主党19000
 沢井 正代共産党10000

目黒区は石原都政への批判が弱いものの、自民・公明への支持も弱い。

また、ここ最近は民主党に対する期待も強く、順当に行けば前回同様の得票率になると見ている。

したがって、前回同様、民主党伊藤悠氏がトップ当選を果たすと予想される。

単純な当落では、自民党も公明党も仲良く当選する形となるが、ここで注目するべきは得票率である。

というのも、目黒区の都議選候補者は総選挙候補者と直接リンクしており、伊藤悠氏は手塚仁雄氏の子分筋で、一方の鈴木隆道氏は佐藤ゆかり女史と手を組んでいる。

このことから、当落よりも得票率の面において、今回の都議選は総選挙の前哨戦と見ても問題ないであろう。

因みに、上記予想の場合、総選挙の小選挙区(東京5区)においては、手塚仁雄氏が当選するということになる。

余談だが、「鈴木隆道」でググってみたら、一番上に本人のサイトやWikipediaではなく、「2005年都議会議員選挙で、落選させたい候補者リスト」なるものが出ており、「特養ホームの施設建設で賄賂を700万円受け取った」というようなことが書かれていた。

この件がどうなったかは不明だが、これが明るみに出てくると、ややもすれば、鈴木隆道氏が落選するという可能性もある*2

(3)仮に幸福実現党が候補者を立てたなら

品川区、杉並区、江戸川区、足立区において、幸福実現党が駆け込み的に公認候補者を送り込んだ。

幸福実現党としては総選挙こそが本命なので、300近い候補者を揃えた今、余裕が出たのか、都議選にも候補者を出してきた。

前置きが長くなったが、もう選挙の告示が近いので、こうなる可能性は低いのだが、仮に、目黒区で幸福実現党が候補者を立てた場合、どうなるかを少し予測してみると、こうなる。

幸福実現党公認候補者がいる場合の当落予想 ※得票数は概数

伊藤 ゆう民主党29000
斉藤 泰宏公明党20000
鈴木 隆道自由民主党10000
沢井 正代共産党10000
 幸福実現党10000

流石に当選は無理だが、自民党鈴木隆道氏の得票が大幅に減少し、民主党伊藤悠氏の得票も微妙に減少する。

公明党と共産党には影響を与えないものの、この影響で共産党沢井正代女史が当選する可能性がある。

尤も、このシナリオは現実的にあり得ないので、無意味だが、追加で候補者を出さないという保証もないので、敢えて考証してみた。

3.練馬区の場合

続いて、練馬区。

(1)過去のデータ

2005年(平成17年)の結果

石川 よしあき公明党52776
野上 ゆきえ民主党36997
高橋 かずみ自由民主党31225
松村 友昭日本共産党30927
やまか あけみ自由民主党27642.55
山口 文江東京・生活者ネットワーク25765
 野沢 あきら民主党21175
 土屋 としひろオンブズマン練馬19010.45

2001年(平成13年)の結果

高橋 かずみ自由民主党46152
石川 よしあき公明党45996
松村 友昭日本共産党31435
やまか あけみ自由民主党30895
林 ともじ民主党30022
山口 文江生活者ネット24027
 和田 まほ無所属20935
 丸茂 ゆきこ自由党16201
 横田 ゆずる社会民主党12062
 山田 かずよし無所属5105
 野崎 たかお無所属2572

1997年(平成9年)の結果

石川 よしあき公明42008
松村 友昭日本共産党37616
おくや 則男自由民主党28216
すがわら 一秀自由民主党25358
林 ともじ民主党20504
 中山 みきお無所属15642
 中村 えい子東京・生活者ネットワーク12498
 佐々木 ひろゆき社会民主党12133
 ごとう 栄子無所属2207
 高橋 洋子女性党2045
 中武 けんしん青年自由党1655
 古木 たけひこネクスト1561
(2)当落予想

2009年(平成21年)の立候補者及び当落予想 ※得票数は概数

小林 けんじ公明党48000
野上 ゆきえ民主党40000
松村 友昭日本共産党30000
高橋 かずみ自由民主党27000
やまか あけみ自由民主党27000
中谷 ゆうじ民主党27000
 あさの 克彦民主党25000
 中井 八千代東京・生活者ネットワーク10000
 藤野 かつひこ市民ネリマ行革110番9000
 中川 直人社会民主党5000

練馬は組織票の堅い候補者ほど有利な所がある。

過去の選挙結果を鑑み、公明党がまたもやトップ当選となる。

ただし、今回は石川芳明氏から小林健二氏にバトンタッチした。

今回、民主党は党勢拡大のため、練馬区にて現職を含む3人の公認候補者を擁立した。

まずは、現職の野上幸絵女史で、前回同様2位に入り込むと予想される。

現職としてのアドバンテージもさることながら、石原都政に対して批判的であることから、反石原票を集めやすいと思われる。

残り2人は共に新人で、何れもサラリーマン経験があって、政治家秘書を務めていたという人物である。

1人は中谷祐二氏で、参議院議員の小川敏夫氏からのサポートを受けており、見た目からして実務派である。

この手の候補者は最近少ないような感じなので、得票を伸ばすことが予想される。

もう1人は浅野克彦氏で、今回の練馬区の候補者の中では一番若い*3

ただ、30代の候補者は、前述の小林健二氏や同じ民主党の野上幸絵女史もいるので、若さだけでは存在感がない。

因みに、浅野克彦氏は元衆議院議員の吉田公一氏が付いている。

ただ、吉田公一氏は衆議院議員を辞めてから政界への影響力が衰えており、今一心許ない。

一方の自民党は、新人候補を送り込まず、現職2人のみという形で守勢に入っている。

まず、高橋和実氏であるが、オリンピック誘致に最も積極的な候補者で、バリバリの石原シンパである。

練馬の商店街関係から多く得票しそうで、組織票面では後述の山加朱美女史に比べると固い。

ただし、石原都政に満足している層は多くないため、無党派層の取り込みは苦労しそうである。

余談だが、中野区の自民党候補者に似たような名前の高橋一実氏というのがいるが、こちらの下の名前の読みは「かずちか」である。

続いて、山加朱美女史であるが、開発系の政策を掲げる前述の高橋和実氏とは趣も異なり、福祉系の政策を掲げており、役割分担がなされている。

前回都議選では、安倍晋三氏からの応援演説があったので、意外と中央政界とのパイプがありそうだが、本質的に無党派層が支持基盤のような感じなので、民主党の野上幸絵女史、中谷祐二氏そして、浅野克彦氏の支持が強くなると落選の危険性がある。

なお、山加朱美女史は石原慎太郎都知事との2ショットポスターがあるように、前述の高橋和実氏同様、石原都政の積極的賛同者である可能性が高く、石原慎太郎都知事の応援演説も期待できる*4

ただ、そうなった場合、石原都政に少しでも批判な無党派層の票は民主党の野上幸絵女史か浅野克彦氏に逃げるということも考えられる*5

練馬区は6議席に対して10人の候補者が立つという、今回の都議選としては激戦区の1つに数えられているが、そんな激戦区の中において、現職の壁を壊す程の風は吹かないだろうと予想している。

よって、ネットの中井八千代女史以下は評するほどではない。

(3)民主党が大躍進(又は自民党が大凋落)した場合

民主党が大躍進した場合の当落予想 ※得票数は概数

小林 けんじ公明党48000
野上 ゆきえ民主党43000
松村 友昭日本共産党31000
中谷 ゆうじ民主党28000
あさの 克彦民主党28000
高橋 かずみ自由民主党19000
やまか あけみ自由民主党19000
中井 八千代東京・生活者ネットワーク19000
 藤野 かつひこ市民ネリマ行革110番9000
 中川 直人社会民主党5000

前述の目黒区では幸福実現党が候補者を送り込んできた場合の予想をしてみたが、練馬区でそれをやったとしても、大勢が変わるようなことにはならなさそうなので、ここでは別の予想をしてみる。

ここでは、民主党が大躍進(又は自民党が大凋落)した場合の予想である。

同じシナリオで目黒区の予想は精々、伊藤悠氏の得票が増えるだけということであるが、練馬区の場合、公認候補者3名が全員当選するという鳩山由紀夫氏や小沢一郎氏が大喜びしそうな結果になる。

まず、自民党の高橋和実氏であるが、如何に商店街系の組織票が固いとはいえ、商店街関係者の中には民主党の中谷祐二氏や共産党の松村友昭氏に票が逃げる可能性がある。

特に、2016年東京オリンピック誘致が絶望的だとなると、一番得票を減らしそうなのが、この高橋和実氏である。

次に、自民党の山加朱美女史であるが、こちらはベースが無党派層に近いので、民主党の野上幸絵女史や浅野克彦氏に票を取られる可能性が強い。

また、福祉政策を得意としているため、やや左巻きな無党派層の一部はネットの中井八千代女史に流れる可能性もある。

こうなると、浅野克彦氏も当選が見込まれ、最下位の議席は自民党の高橋和実氏か山加朱美女史かネットの中井八千代女史のいずれかになると予想される。

つまり、自民党の共倒れも考えられるということである。

3.最後に

私は東京の内、目黒と練馬ならどうにか予想も出来るが、他の所の情勢は全く分からない。

特に、8議席を11人で争うという大田区に至っては見当も付かない情勢である。

なので、都議選予想については今回のみとなる。

因みに、他で若干分かる所について触れると、世田谷区の場合、民主党花輪智史氏が東京6区エリア北部、山口拓氏が東京6区エリア南部、関口太一*6東京5区エリアと地域分担をしているようである。

ただ、これが吉と出るか凶と出るかは不明である。

結果はどうなるか分からないが、今回の都議選の場合、大田区のような超激戦区でもない限り、単純な当落だけでは、総選挙の行く末を占うものにならない。

つまり、当落ではなく、各候補者の得票率を見ることが、総選挙の結果を占うことになるだろう。

特に、目黒区のように総選挙の候補者と都議選の候補者がリンクしている場合、有効な指標となる。

ただ、練馬区みたいな中途半端な激戦区だと得票率からも総選挙の結果が見えにくい。

因みに、東京9区の候補者と都議選候補者との関係であるが、自民党の菅原一秀氏は山加朱美女史と、民主党木内孝胤氏は中谷祐二氏と繋がりがあるようである。

*1:投票日は7月12日

*2:尤も、その可能性は低いが。

*3:34歳

*4麻生太郎内閣総理大臣の応援演説は都議選候補者の自民党議員には不評だが、石原慎太郎都知事の応援演説は歓迎する向きがあるようだ。

*5:ただし、山加朱美女史向けの無党派層は中谷祐二氏には向かない可能性がある。

*6:何故か公認候補ではないが。

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