悪い時もあれば、良いときも

ちょっと久しぶりのレースになりました。


要項。



123jrのカテゴリで2位でした。勝てるレースだった気がするけど、自信が無いのが原因で、レースでの思い切りの良さがなくて、弱いレースを展開して2位という結果でした。

残念。ただ満足してる部分も多かれ少なかれあるのも事実。

今年は去年のこちらでのレースの結果により、1,2,3と3つあるカテゴリが1に上がり、一番上のカテゴリのレースに限定されるので毎度毎度、力に見合わないレースになっていました。

しかも今年の前半は怪我からの回復が遅れ、練習は必死にこなしていても実力的には23カテゴリレベル。その中で今年は1カテゴリonlyでなんとか走るものの、完走できないレースも多く苦しかった。

SRMの数値自体は、去年のレベルより少し良い数値を表している。それはそれで、やはりとても良い客観的指標だ。でも、やはりレースで走れない事が長い時間続くと本当に大丈夫か?と思って何ヶ月も走った。

GP Carcassonne

天気晴れ
気温あったかい。
風が強い。



レースの1時間半前に到着。
コースは一周6km。1km登って下って平坦のコース。その1kmの坂がポイントで風が強く、登り坂の対抗よりも横風の抵抗の方がキツいと思った。

チームメイトと試走がてら軽くアップをして、主に風の向きと登り区間。トイレに行きスタート地点。



スタートしてからすぐに2人で逃げる。自分でガンガん行く訳ではなく、相手のスピードと同じくらいでスピードを保つ。
その後すぐに集団が追ってきて捕まった。そのカウンターで3人飛び出す。
集団に埋もれて反応出来なかったので、次のチャンスを伺えるポジショニングをした。

すると集団がまさかのスローダウン。
レベルが高いか低いか極端なレースで見られるパターン。

ここは回りに合わせるべき時ではないと判断し、右からの横風が吹く中、コースの左端スレスレからアタックした。

すると逃げに対してやる気のある選手が、自分含め5人。ここでは皆と同じくらいのスピードで焦らず走り、その後更に2人が追いついてきて、前の3人を追う。

なかなか追いつかなかったので、自らペースを少し上げて(ローテーションを乱さないようにジワーっとスピードを上げて)追いつき
勝ち逃げのグループが決まる。横風がキツいのですんなり決まった。

そこからは、フランスにしては意外とお行儀の良いローテーションが始まり、皆均等に先頭交代してレースを進めて行く。
ひたすら2列ローテーション。横風区間でもしっかり集団最後尾の選手のスペースを保ちペースを維持していく。

ほとんどのクリテリウムでは、途中の賞金ポイントがあるが自分は一切無視。なぜなら自分は賞金獲得目的でレースを走っている訳ではなく優勝を狙っているから。
逆にフランス人の多くが狙う賞金の金額や、ポイントが多いのはとても自分にとってはチャンスになりうる。

賞金ポイントと獲得し、そのアドバンテージを得たまま逃げに入る選手、あるいは賞金ポイント直後の一瞬の隙をつく選手に。する為にラスト1周。


一人の選手がアタック。
反応が遅れて、一人逃がしてしまった。結果的には、この選手はラスト1kmで吸収されるが、ここでリスクを背負って追わなかったのは大きなミスで、この選手と協力してレースを運べばもっと有利な展開に持ち込めたと思う。
正直この集団に入ったことに満足してしまい、体が金縛りのようになかなかピリっと動かなかった。


ラスト1kmで集団に吸収。
残りの肝心なスプリントだが、5、6番手くらいでラスト200mからスプリント。
先頭の選手まで届かず2位でゴール。

1位ならギリギリ文句は無いが2位ではダメ。
自信無いが故の、弱いレースの内容だった。
何事も段階がある、だから今回の2位は、優勝への階段であと一段登れば良いと思えば、自分にとってとても良い2位だと思える。
自信も少しゲットした。今度からはもっと思い切りよく、アグレッシブに。


レースが終わって浅田監督に報告したかったが、夜中だった。
David(Blagnacの監督)に電話したらつながり、C'est bien!(Good!)と一言頂きました。








去年よりは、インタビューに対して的確に応えられるようになったけど、まだまだしっかり勉強しないとダメだなと思った。特に語彙。

明日もレースだ。油断しないでください。はい、わかってます。