前国王の妻は4姉妹!

tomokito2016-07-21

太陽があがりかけてきた時間、夫がまだお布団でまどろむ私に尋ねた。「お散歩行くけど行く?」行こうかな、眠いな、でもこんなチャンスないしな、ブータンの村を散歩してみたいしな。10秒くらい葛藤してからがんばって起きた。やれば出来る子です。

朝の散歩で一番驚いたのは、村に流れる小川の水圧を利用して、マニ車がリンリンと音を出して回り続けていたこと。誰もいないマニ車が延々と回り続けているので、一瞬怪奇現象かと思ったけど、ブータンではよくあることらしい。先人の知恵だね。

朝ごはんもご飯山盛りで炭水化物祭り。ファームステイって海外でしたことがなかったけど、徳島県で民泊していたときととても似ていた。私達が訪れるからごはんを豪華にしたり、家をきれいにしたりしてくれていたのだとは思うけど、それでも彼らの生活の一旦にお邪魔し、彼らの日々の生活を共有させてもらったことが嬉しかった。ありがたや。

2日前に通った3000m越えのドチュラ峠でお昼ごはん。ブータンの料理は中華料理に少し近くて、日本人の口によく合う。特にブータン料理の目玉であるエマダッツィは私達がとても気に入っているもので、唐辛子にチーズをかけて炒めてある。唐辛子って洋風のイメージがなかったけど、これが合うんだな。ヒーヒーハーハー言いながら口をしびらせて食べるこのたまらなく辛い感じがたまらない。毎回4-5皿出てくるのだけど、お肉やお魚料理が全くなく、ベジタリアンメニューということも少なくない。そうやって考えてみると、ブータン人で太っている人はそんなに多くないかも。個人的にはブータンのキャベツがうまかった。

午後はティンプーに戻って、郵便局や和紙の工場に寄ってから、パロの町へ。今日聞いた一番驚愕の事実は、前国王が4人の妻がいて、その4人はなんと姉妹だということ。ひー、なんかやだ、、、