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tomomii日記 このページをアンテナに追加

2008-08-23

学び続ける意志は未来を切り開く

23:49 |

大阪ジュンク堂でおこなわれたはてなCTO 伊藤直也さんによるトークセッション「私と技術書」を拝聴してきました。

ご自身の大学受験から現在に至るまでの「本を読むことと自分とのかかわり」について、90分もの時間濃ゆいお話をうかがうことが出来た。セッションでは、なおやさんの人生に深く関わった技術書が多数紹介され、どのようにその本と向き合ったかについて語られた。技術者の方にはモチベーションの上がる刺激的な情報だったと思う。わたしは技術者ではないし、プログラミングのプの字もわからず数字を見るとめまいがする人間なので、今日紹介されたほとんどの技術書は今後読むことがないかもしれない。おそらく、ない(事実 内容をメモすら出来なかった。宇宙語みたいで)。しかし技術書を通じ、なおやさんの人生をほんの少し垣間見せていただいたことで、自分の中で非常に感化されるものがあったのは確かで、お話の内容と自分に湧いた思いを備忘録として書きとめておきたいと思います。

なおやさんのトークセッション 箇条書きメモ
  • 本とは知識の情報源
  • 読書とは「考えること」の触媒。あらゆる他の情報から隔離された状態で2〜3時間はそれについて徹底的に考え続けることが出来る貴重な集中時間
  • 本を読むことのきっかけは大学受験
  • 授業についていけていなかったため、現役で大学進学を果たすには本から学ぶしかなかった
  • 参考書/本は、ほんの2〜3冊をボロボロになるまで繰り返し読み学び続けた
  • 3年間勉強していなかったため、人の3倍は勉強しなければならなかった
  • 現役大学合格!この時から本は自分の先生
  • 大学時代はネットゲーム大好き!インターネットが大好き。物理の勉強はあまりせず
  • プログラミングを始めたのは、就活が終わったM2の春「ISPに内定したし、ちょっとはやっておかないと」
  • 就職。SEとして入社。社会人になってご自身の技術力の足りなさに不甲斐ない思い
  • 業務終了後、喫茶店で技術書を片手に夜中2時ごろまで勉強する日々
  • 受験時の教訓「挫折を乗り越えるには、本から学ぶしかない」
  • 内容がさっぱりわからない。それでも読み続ける。心身ともに苦しかった毎日
  • 今になって思う、よい本とは
    • 繰り返し読むことで深い知識を得られる本
    • 自分の成長と共に、本も一緒に成長していく本
  • how toも必要だが、how to本は時とともに陳腐化していくように思う
  • 少しずつご自身の成長を実感。ブログに書くことで、影響力のある人々との出会い
  • はてなブックマーク開発。待っていたのは責任とプレッシャー、不具合を前にしてのいらだち
    • Web開発だけ、やっつけ仕事だけで改善を図っていても、本質を改善/習得できない
    • だからといって、何から手をつけてよいかわからない
  • 「陳腐化しない確かな技術が必要だ」再び本に向かう
  • 学習の効果が実を結ぶのは、意外に早かった。自信が生まれだす
  • 本質的かつ、読むのに時間のかかる書籍を繰り返し読むことが結果的に成果を生んだ
  • 学び続ける意志は未来を切り開くのだと思う(梅田望夫さんの著書から)
  • プログラマーとして大切なことは「人と会う」「継続的学習」の両輪がそろうこと
    • 優秀な人と会うだけで自分を過信してみたり、嫉妬や僻みを抱いたりしたこともあった
    • ただ流行にながされるだけだったり
  • 「孤独を愛せるか」「どれだけ深く潜るか」成長し一流になるには、自分が学ぶしかない
  • ようやく最近思っていた自分になっている感覚はある。それゆえ、もっとこうなりたいと思う
  • 最近は数学書に傾倒
  • 本を書く立場として入魂ポイントというのがある。著者が特に伝えたいポイントが判るようになってくる。楽しい
  • 自分の人生を切り開いてきたのはいつも書籍だった

なんというか意外だったのは、なおやさんは順風満帆に今があるのではなかった。大学受験時からずっと、壁にぶち当たる度に試行錯誤し考え悩み、愚直なまでに努力してこられた人だった。「あなたに救われました」というお手紙に救われたのは自分だ、と仰っていた。「時に孤独はつらい」「成長するには、そこから深く潜るしかない」今なお進行形、実体験から出る言葉だと思った。アインシュタインの言葉が浮かんだ。

The more I learn, the more I realize I don't know.

The more I realize that I don't know, The more I want to learn. 

Albert Einstein

お話を聞き、努力家について考えた。

  • 成長とは、努力を糧とし手を足を頭と心をひたすらに動かす
  • 実践実行。とにかく1ページ(一歩)を踏み出す
  • 自分の指針をキープ
  • ゆがめられた情報や溢れ流れるノウハウ、流行や既存の価値に惑わされない
  • 本質を見ようとする
  • 熱中し夢中になり徹底しないではいられないくらいに、情熱をもってし続けている人
  • その中に喜びを見出す
  • 理知をもって冷静に自己分析と状況分析を繰り返す
  • 孤独とたたかい、くじけない
  • 徹することで感激的な時間を獲得し「楽」に甘んじることはない
  • 徹底しようとする人は、他の徹底している誰かやモノに対して誠実である

努力をしていない自分が恥ずかしいです。今日のイチバンの収穫はこの感覚かもしれません。自分にとってわからないこと、まだ知らないこと、まだ知らないけれどすごく好きでいつか知ることになるだろう事や人がまだまだ多く存在していることがわかった。その多くは本や人から学ぶことが出来るのだと思う。

そう考えると明日への期待のような気持ちが自分を支えてくれる。学び続ける姿勢を少しでも見習いたいと思います。すばらしいお話を聞かせてくださったnaoyaさんに大感謝。

JohannJohann 2008/08/25 16:14 私は社会人になったら勉強とオサラバだぜ!と思っていた時期もありましたが
とんでもない事だと気づきました。努力しないとすぐに置いてきぼりを食う
世界ですね。

Ryu-HigaRyu-Higa 2008/08/31 21:18 すばらしいエントリーです。
「今なお進行形、実体験から出る言葉だと思った。」不思議とこの言葉に勇気づけられました。