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金子智太郎 美学・聴覚文化論

2017-02-15

「音の展開2017」・2016年度の活動報告

artscapeにレビュー「音の展開2017」が公開されました。主にこの冬の3つのコンサートについて書いています。

下は以前artscapeに書いた関連記事です。こちらも合わせてぜひ。



これから2016年度の成果がいくつか出版される予定です。

  • 1970年代の生録文化についての論文
  • 中川克志さんとの調査報告1 Sound Effects Seoul Festivalについて
  • 中川克志さんとの調査報告2 1980年代の音具をめぐって
  • 国際芸術センター青森普遍的な風景」展カタログへの寄稿

出版されたら順にresearchmapに上げていきます。http://researchmap.jp/read0148933/


また今年度は次の学会発表をしました。

  • "The Namaroku boom: Stereophonic field recording in 1970s Japan," Sound Art Matters, Aarhus University, 2016.
  • 「音による出来事の表現の展開ーー録音コンテストの記録から」藝術学関連学会連合第11回公開シンポジウム早稲田大学2016年
  • "Self-Discovery Through Sound Recording: The Aesthetics of Namaroku in the 1970s Japan," International Congress of Aesthetics 2016, Seoul National University, 2016.
  • 「テープ・レコーダーとして表現された主体ーー高見沢文雄《柵を越えた羊の数》」美学会全国大会、同志社大学2016年

2016-03-29 音響文化研究会トークイベント第5回 4月23日(土)本屋B&B

昨年8月から続けてきた音響文化研究会トークイベントは次回が最終回です。第5回を下北沢の本屋B&Bで開催します。今回はジョナサンスターン『聞こえくる過去』(インスクリプト)刊行記念イベントでもあります。


ジョナサンスターン『聞こえくる過去』刊行記念
音響文化研究会トークイベント

#5 「見る」ための音――障害と音響技術の関わり

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エジソンは録音技術を目の見えない人のための本にしようとしました。ジョナサンスターンは『聞こえくる過去』のなかで、聴覚障害が録音技術の成りたちに深く関わっていたと考えます。今回は、音響技術が障害といかに関わってきたかをテーマにお話を伺います。ゲストは視覚障害者の世界をあざやかに描いた『目の見えない人は世界をどう見ているのか』の著者、美学研究者伊藤亜紗さんと、補聴器オーディオ・ブックの歴史を研究されている瀬野豪志さんです。

ゲスト:伊藤亜紗東京工業大学准教授)、瀬野豪志(蘇音 音響技術史)
日時:2016年4月23日土曜日 15:00〜17:00 (14:30開場)
場所:本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料:1500yen + 1 drink order

お申し込みは、本屋B&Bのサイトのこちらからお願いします。
http://bookandbeer.com/event/20160423_miruoto/

INSCRIPT 『聞こえくる過去』刊行記念トークイベント開催!
http://www.inscript.co.jp/


音響文化研究会トークイベント全体の詳細はこちらのサイトをご覧ください。
音響文化研究会トークイベント 交差する音の技術と音の文化 http://soundstudies.jp/
音響文化研究会トークイベントについて http://soundstudies.jp/info/





「「見る」ための音――障害と音響技術の関わり」と題した今回は、感覚と音響技術の結びつきを、特に障害という場面にしぼって具体的に見ていきます。補聴器や誘導用チャイム、オーディオ・ブック、人工内耳に至るまで、さまざまな音響技術が視覚・聴覚の障害と関わっています。目の見えない人がこうした技術を通じて世界を「見る」ノウハウは、技術と感覚の関わりをめぐる豊かな発想をもたらしてくれるかもしれない、多くの研究者がそう考えてきました。レコードや電話、ラジオがいかなる状況のなかで生まれたのかを論じた『聞こえくる過去』の著者スターンもその一人です。

上の画像は『聞こえくる過去』の一ページ、挿絵に描かれているのは19世紀末のアメリカにあらわれた「電話人間」ことJ・C・チェスターです。当時、録音技術は聴覚障害の治療にも使われ、チェスターは自分の耳を「活性化」するために電話を「自分に配線」したと記録されています。こういう奇妙な話や図版をいくつも織りまぜて語るところが『聞こえくる過去』の魅力のひとつです。今回のトークも障害と音響技術の関係にまつわるユーモラスな話、怪しげな話、映像や音声を交えながら進めます。

今回のみ有料になりますが、ドリンクを片手にゆったり見聞きしていただけます。ぜひお越しください!

2015-09-14

音響文化研究会トークイベント第2回 9月26日(土)東京藝術大学

音響文化研究会トークイベントの2回目を東京藝術大学で開催します。今回のテーマは「新しい「楽器」をつくるーー録音と電子楽器以降の楽器」です。音楽や楽器に関心のある方だけでなく、メディアと創作の関係に興味のある方なら誰でも楽しめる内容にしたいと思っています。『音響メディア史』もそういう内容ですね。


#2 新しい「楽器」をつくる――録音と電子楽器以降の楽器 http://soundstudies.jp/s02/
ゲスト 斉田一樹(木下研究所 客員所長)

入場無料 (予約の必要もありません。)
9月26日(土)17時〜19時
東京藝術大学美術学部中央棟1階、第2講義室
アクセス:http://www.geidai.ac.jp/access/ueno
(中央棟は美術学部キャンパス中央の建物(7番)です。第2講義室は玄関入ってすぐ右にあります。)

ぜひお越しください!


音響文化研究会トークイベント全体の詳細はこちらのサイトをご覧ください。
音響文化研究会トークイベント 交差する音の技術と音の文化 http://soundstudies.jp/
音響文化研究会トークイベントについて http://soundstudies.jp/info/

8月28日に開催された第1回の記録はこちらです。近日中にさらなる詳細を公開する予定です。
#1 日本の機械録音時代 http://soundstudies.jp/01/


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2015-08-25

音響文化研究会トークイベント第1回 8月28日(金)京都MEDIASHOP

谷口文和・中川克志・福田裕大『音響メディア史』(ナカニシヤ、2015)と、ジョナサンスターン『聞こえくる過去』(インスクリプト、近刊予定)の出版にあわせて、連続トークイベントを開催します。

イベントの詳細はこちらのサイトをご覧ください。
音響文化研究会トークイベント 交差する音の技術と音の文化 http://soundstudies.jp/
音響文化研究会トークイベントについて http://soundstudies.jp/info/


第1回は今週金曜28日に、京都のMEDIASHOPで開催します。19時開始です。
#1 日本の機械録音時代 http://soundstudies.jp/01/

第2回は来月9月26日(土)に東京藝術大学で開催します。17時開始です。
#2 新しい「楽器」をつくる――録音と電子楽器以降の楽器 http://soundstudies.jp/s02/


どちらの回も入場無料です。ぜひお越しください!

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2015-07-17

2015年7月の活動報告

2本の論文が出版されました。どちらのテーマも研究を継続していく予定です。

論文「磁気テープから演劇へーージョン・ケージウィリアムズ・ミックス》」『Art Trace Press』第3号、2015年、80-89頁。
論文「サウンド・パターンを聴くーートニー・シュヴァルツのドキュメンタリー録音」『美学』第246号、2015年、185-196頁。


洋書レビューも隔月で書いています。

雑誌『アルテス』電子版 洋書ブックレビュー http://magazine.artespublishing.com/
no.14「Timothy D. Taylor "The Sound of Capitalism: Advertising, Music, the Conquest of Culture"」『アルテス』2015年5月号。
no.15「Andrew Schartmann "Koji Kondo’s Super Mario Bros. Soundtrack"」『アルテス』2015年7月号。