南向きの部屋は暑いことが判明


俺の基地。こんな立派な机がもらえるなんて、僕は幸せだ。
他の研究室だと4回生はデスク無しとか共用が普通らしい。


 いつかのNatureのコラムで読んだんだけど、生まれたての子供や、
ほとんどの動物は、数字の大小を対数スケールで把握してるらしい。
たとえば、10と100、100と1000では、どちらが違いが大きいか、
って問われたとき(もちろん、石を並べたりして、数字以外の方法で)、
数字を知っている人は後者の方が違いが大きいと答えるけど、
そうでない人では両者の違いは同じだと把握するらしい。
言われてみれば、確かに地図の縮尺を見るときとかはそうだよなぁ、と感じたり。
かといって、100円と1000円、1000円と10000円の違いが同じとはどう頑張っても思えない。
要は比としてみるか、絶対量として見るか、という話なんかもしれん。
そうなると、最初に絶対量としての数を発見した人は天才だと思う。
比の数字しかない世界で、最初に数を数えるという発想をした人。
同時に、比の世界を再発見した人も天才だと思う。
しらべてみたら、John Napierという人らしい。
ネイピア数eのネイピアはこの人の名前だったのか。
http://www.pjonline.com/blog_entry/logarithms_%E2%80%93_nature_or_nurture
この記事によれば、対数で考えれば、
歳を取るにつれて時間が短く感じるというのも納得いく、というお話らしい。


 ならこの際、log歳、みたいなのを導入したらどうだろうか。
単純に自然対数をとってみても(0〜1で負になっちゃうけど)
log10=2.30 log80=4.38
になって、10歳で人生の半分が終わってることになってしまう。
10歳までの経験は、11歳から100歳までの経験に匹敵するということだ。
案外、そんなもんな気もする。
ちなみに、log20=3.00。僕の人生ももうすぐ3/4だ。
60歳の人が僕を見れば、僕が8歳児を見るような雰囲気なんかもしれん。
これは比で見てしまうから、そんなに意外でもない気がする。
そしてこの考えで行けば、歳が上がれば上るほど、「○歳年上」であることの意義は薄れ、
それを振りかざす人間の老害度も上っていくということだ。
面白い。こういう根本をえぐってくる発想が大好きだ。


 ところで、日本が世界に誇っていた伝説の老害が辞めてしまった。
老害に向けられる目は予想以上に冷たいらしい。僕も気をつけよう。