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日々、とんは語る。

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2003-06-19 お金が入ってくる予定な日。

野獣と呼ばれた男

| 15:34 |

20世紀の芸術は色彩の狂宴から始まった。フォーヴィスム(野獣派)と呼ばれる彼らの誕生は、色彩に大きな注目がなされるようになった印象派以降の画家たちの登場を思えば、当然の経緯であると言えよう。

[画像 / 帽子の女]

その中心人物と見做されたのは1905年、サロン・ドートンヌ(秋の展覧会)の時点で最年長であったアンリ・マティスであった。彼の出品した『帽子の女』は批評家ジュフロワに「色彩の奇行のなかで錯乱している」と酷評された。

[画像 / 緑のすじのあるマティス夫人像]

出品作でないが、『帽子の女』と同じように妻をモデルにした『緑のすじのあるマティス夫人像』は、鼻すじをとおる緑の軸線が顔面を左右に色違いで分けて驚かされる。マティスは「こんな人に出会ったら私も逃げ出すだろう」と他人事のように語った。

[画像 / なすのある室内]

フォーヴィスムは1903年頃から1907年頃にかけての短命な絵画傾向だった。彼らは青春の爆発を終えたかのように、その後は色調を変え技法を変えながら、それぞれの方向へすすむ。しかし、フォーヴィスムという色彩の革命の中心にあったマティスは、その後も色彩の造形をめざす実験を止めなかった。自分の感覚を調和と構成、和音と装飾という色彩の要素を考えて表現する。とくに装飾的な要素は単純化を求める一方で、『なすのある室内』のように、彼の好んだアラベスク(曲がりくねったよう)なパターンと室内の諸要素の組み合わせが、華麗な幻覚のように複雑な魅力を発揮する例もある。

人々の疲れをいやす「よい肘掛け椅子」のような芸術をめざしたい、と彼は語った。かつて野獣と呼ばれた男の意外な言葉である。

大戦後もフランスに留まった彼は、1941年に腸疾患の大きな手術を受けたが、芸術における精神はなおも活気づいている。体力の消耗を避けるため、その後はおもに、ガッシュで着色した紙を鋏で切り抜く手法を用いて制作した。この切り紙絵の手法は、マティス自身の手書き文字との調和が軽妙な版画集『ジャズ』をはじめ、豊かな装飾性に満ちた数々の作品に結実した。

[画像 / ダンス]

ダンス』など壮年期のタブローにも匹敵する規模の切り紙絵による晩年の大作『王の悲しみ』では、補色を含む強めのコントラストが黒い面と線とによってまとめ上げられ、84歳のマティスの眼と手は衰えを見せない。

[画像 / 王の悲しみ]

またマティスは初めての宗教的制作として、南仏ヴァンスのドミンゴ会修道院ロザリオ礼拝堂の内装や聖職者の祭服のデザインを手掛け、「全生涯の総仕上げ」だとされたステンドグラスや、線だけで描かれた聖母子像などのタイル壁画は、明るく清澄な現代的宗教空間を作り出している。

[画像 / ドミンゴ会修道院ロザリオ礼拝堂の内装]

マティスが到達した洗練と装飾性とは、20世紀美術のひとつの成果と言えよう。

indigoworksindigoworks 2003/06/19 05:01 こんな製品もあるよー http://www.yano-el.co.jp/products/yr/

indigoworksindigoworks 2003/06/19 05:02 ダイアルアップで接続していたころは、16MぐらいをRAMディスクに割り当て、そこにブラウザのキャッシュを溜め込んでたりしてました。牧歌的な時代でしたね。

tomoyatomoya 2003/06/19 05:11 お〜、見た目がからしてカッコいい!HDD to

tomoyatomoya 2003/06/19 05:14 HDD と Memorry では確かにデータ転送速度がまったく違うもんなー。こんなんが在るんやね。画像関連にもってこいだな。

indigoworksindigoworks 2003/06/19 05:17 とはいえ、RAMとしてはもはや主流でないDIMMを必要とするから、安く押さえるのは難しいんだけどね。

tomoyatomoya 2003/06/19 05:18 仮想メモリをゼロにすると写真屋さんの起動時に怒られるんですよね・・。メモリーまだあるってのに。

tomoyatomoya 2003/06/19 05:23 ホントだ。DIMM だ・・・どうしよう・・。

2003-06-11 気合で目覚めた日。

生命、情熱の造形化

| 21:37 |

19世紀の彫刻はオーギュスト・ロダンによって新しい一歩を踏み出し、近代彫刻への道を歩み始める。

彼は彫刻家カリエ=ベルーズのもとで修行したのち、イタリアを旅行し、ドナテロやミケランジェロを研究して自己の道を見出して行く。

[画像 / 青銅時代]

1877年の『青銅時代』は、ロダン独自の人間の生命、情熱の造形化をはたした最初の作品である。この彫刻は、あまりに自然主義的な肉付けのためモデルから直接型取りしたとの中傷をあびた。

[画像 / カレーの市民たち]

カレーの市民たち』は、14世紀イギリス軍包囲の際に市を救うため自らの命を敵に差し出しに向かうカレーの市民の史実に基づく公的な注文彫刻である。しかしロダンは、台座を廃しわれわれと等身大の人間ドラマ、激しい苦悶の現実的、普遍的な表現としてそれを造形化した。

[画像 / 地獄の門(正面)]

このようにロダンとともに、彫刻は、注文に支配された型に嵌めれれた表現から脱し、豊かな造形性と劇的な内面表現を獲得する。彼は一方で徹底した写実表現を行いながら、また他方、人間のもつ情念、情熱の表現をさまざまなモチーフによって追及し続けた。それは終生の大作『地獄の門』に壮大な形で総合されることになる。

[画像 / 地獄の門(下方より)]

ロダンのこうした彫刻における姿勢、観念による後世への影響ははかり知れないものであり、20世紀の彫刻をになう次世代の若い彫刻家の多くが、ロダンに憧れていた。それにより20世紀彫刻の新潮流はロダンを越えるところから始めなければならなかった。

2003-06-09 腹痛い日。

間奏4

| 11:46 |

とりあえず前回にて19世紀の美術が終わり、次回から20世紀に入るのですが、色々と困難があるようです。

第1に、著作権によって作品が Web 上に公開されていない芸術家が増えてくる。これはあと50年経過するとかなり厳しくなってくるでしょう。最悪、僕の手持ちの資料からスキャンするしかないかもしれません。

第2に、芸術家についての情報が豊富ならめ、纏めるのが大変しんどいという。これは僕の根性の問題なんですが、本当に膨大です。

とまあ、代表的なのは上の2点かな。次に紹介するのはピカソのライバルにして、色彩の革命者と呼ばれるアンリ・マティスです。ここから、美術は大きく変化していくので、楽しみにしていて下さい。

追記 うっかり19世紀最大の彫刻家オーギュスト・ロダンのことを忘れていたことに気付いた。20世紀にも計り知れない影響を与えた彼を紹介せずに先に進むのはやばい。というわけで、次回はロダンに決定。ちなみに、『考える人』を作った人ですよ。

phapha 2003/06/09 12:20 楽しみにしています。頑張ってください。

tomoyatomoya 2003/06/09 12:33 ありがとうございます。楽しんでもらえるように頑張ります。

nyamanyama 2003/06/09 19:51 キノコ食いてぇ。

tomoyatomoya 2003/06/09 19:56 田舎が長野の人なんですよ。名前は忘れましたが5種類ぐらい入ってました!

kinakina 2003/06/09 22:11 突然申し訳ありませんが、背景の小さなチェック模様、もうすこし模様自体のコントラストを下げてもらえると非常にありがたいのですが。

もとひこもとひこ 2003/06/09 22:13 Netscapeの古いバージョンは http://wp.netscape.com/download/archive.html からDLできます。ちなみに4.xの最新版は4.8。Browser Archivesなるサイトもあります。http://browsers.evolt.org/ どぞ。

tomoyatomoya 2003/06/09 22:16 >kina さん、わかりました。実は密かに気になってたので、意見有難かったです。

tomoyatomoya 2003/06/09 22:28 >もとひこさん、はじめまして。僕が落としたのは4.05のようです。ありがたいのですが、Browser Archivesのページが開けないのですが・・なぜでしょうか?

kinakina 2003/06/09 22:41 早速の対処ありがとうございます。欲を言えばもう少しだけ…。でもそれだと模様が判別できなくなっちゃうかな…ゴメンナサイ。なんか錯視がいろいろ見えちゃうのです。歪んで見えたり残像がちらちらしたり。

tomoyatomoya 2003/06/09 23:13 ようし!ということで更に変えてみました。ど、どうですか?いや、この際ズルッと!!

もとひこもとひこ 2003/06/09 23:26 うーん、うちからは開けるんですが…>Browser Archive

tomoyatomoya 2003/06/09 23:35 どうやら検索から行っても開けなかったので他に問題があるようです。それはさておき、Netscape のアーカイブだけでも十分ためになります。ありがとうございました。

kinakina 2003/06/10 00:41 対処ありがとうございました。見やすくなりました。

saitonsaiton 2003/06/10 06:02 Netscape3 とか 2 は、とにかく軽いので、どうせ遊びで入れるなら良いかも。

2003-06-06 気付いた日。

表現主義の出発点

| 09:11 |

オランダ出身のフィンセント・ファン・ゴッホは、伝道師などさまざまな職業を試みたのち、その不安に満ちた激しいな内面世界、宗教的感情を託す手段として絵画を選んだ。

[画像 / ジャガイモを食べる人たち]

修行時代には『ジャガイモを食べる人たち』のような、暗い色調で農民たちの素朴な生活を描いたが、1888年からパリ滞在で印象主義、新印象主義を知り、視覚と技法を一新して強烈な色彩による感情表現への道を歩み始めた。

[画像 / アルルの夜のカフェ]

アルル時代の作品『アルルの夜のカフェ』では夜の生活の退廃に対するゴッホの想い、観念が赤や緑の色彩に託されて激しい表現主義的な画面となっている。

有名な耳切り事件の後1年半で彼は自ら命を絶つが、短い生涯におそるべき情熱で描いたその作品は現代絵画を開く重要な先駆者となった。

[画像 / 叫び]

叫び』で有名なノルウェーのエドヴァルト・ムンクなども、ゴッホと並んで20世紀の表現主義の出発点となっている。

yaskeyaske 2003/06/06 19:38 しかしウチの母は転んで骨折ってたからなぁ。本人がたいしたこと無いと言っていても病院行きを勧めるべし。

tomoyatomoya 2003/06/06 19:42 それはまた豪快なこけ方ですね。いや、確かにうちのおかんも豪快な音を立てて転んでました。少し心配してみます。

aliceprinaliceprin 2003/06/06 20:48 はじめまして。時々、おじゃましています。もう、20年くらい前になるでしょうか、東京国立近代美術館で、ムンクの大きな展覧会がありました。図録などでみる「叫び」はふざけた感じがしますが、本物は比較にならないくらいよかったです。ほんと、ムンクはすごいっ!と感動しました。

saitonsaiton 2003/06/06 21:20 http://www2u.biglobe.ne.jp/~lu-ed/kiko/Oslo2.htmここによると二種類、というか白黒の叫びとか

saitonsaiton 2003/06/06 21:20 いろいろあるようで。ムンクでオスロ>おぺら、とは強引?笑

aliceprinaliceprin 2003/06/06 21:42 はい、「叫び」だけでも、たくさんありました。もちろん白黒も。ムンクは油彩より版画の方が好きです。

saitonsaiton 2003/06/06 22:51 ありゃあ、どうしちゃったの?アンテナが見やすくなってるっう〜

antipopantipop 2003/06/06 23:23 ブラウザの表、どこのスレでやってるお話なのでしょうか?

antipopantipop 2003/06/07 00:08 saito さんに教えていただきました。これからどんどん拡充されていくと、面白くなりそうです。

うい5frdh89ううい5frdh89う 2005/09/23 21:58 769rtr

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