「あとで読む」独占は誤報

以下の衝撃的ニュースがはてなブックマーカーを中心に波紋を広げているが、気になったので少し調べてみた。

サイドフィード社「あとで読む」を商標登録申請 : bogusnews
http://bogusnews.seesaa.net/article/16475694.html

インターネット事業を手がけるベンチャー企業のサイドフィード社が、「あとで読む」を自社の商標として登録申請中であることが12日、明らかになった。「あとで読む」はソーシャルブックマーカーらのあいだで免罪符的に多用されている流行語。「登録商標として認められれば、自由に“あとで読む”ことができなくなってしまう」と動揺が広がっている。

要点

登録商標をタグとして利用は出来ないのか?

はてなブックマーク他、124種類のソーシャルブックマークから5432のブックマークを抽出した結果、多数の登録商標がタグとして利用されている事が分かった。
代表的なものは"Google""Apple""Microsoft""Windows""Lohas"等。IT関連企業の社名、サービスが多い。いずれも登録商標だが、各社に問い合わせたが、タギングに商標を利用する事は特に問題がないと言う言質を得た。

サ社の考え

「あとで読む」はソーシャルブックマークにインスパイアされたサービスで、サ社が今回のサービス化に当って新たなオリジナリティを加えたものです。既存のブックマーカーが「あとで読む」など既存のタグを使用するのを制限するものではありません。

結論

結論から言うと、bogusnewsの今回の報道は誤報と言っていいだろう。今回の問題点は、「識者」「あとで読みスト」等に情報が不十分なままコメントを求める事により、実際の影響を読み違えた事にある。bogusnewsは一時情報に当ると共に、法的に十分な確認をとってから掲載するべきではなかったのか?
bogusnewsライブドアブログニュースにも掲載されているほか、やじうまウォッチなどにも度々取り上げられているメディアであり、その影響力は測りしれない。

関係者には猛省を促すと共に、信頼されるメディアとして原点に戻る事が期待される。

おまけ

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