FT-4600の修理

おはようございます、Tomです。今日の記事は、久しぶりに無線機の修理です。先日お友達のmarumorikoroさんに、FT-4600をお貸ししたんですが、彼とQSO(無線で交信)していた時に、突然声が聞こえなくなりました。その日、marumorikoroさんがTom宅に無線機を持ってきました。実は、無線機で話をしていたら突然無線機が故障したとの事でした。

日曜日、早速FT-4600の修理に取り掛かる事に。

1.電源の確認
 いきなり電源を繋いでも怖いので、まずは、電源の状態をてテスターで確認します。確認すると、7Ωしかありませんでした。これはレアショート状態ですね。おそらく電源入力部の電源逆挿し防止ダイオードが焼けたのでしょう。


2.早速分解
先日、この無線機のファイナルを交換したときは、それほどバラす必要がなかったので、今回も簡単かな?なんて思っていたら、大間違い。分解してみると、電源の入口は、結構分解しなければならない事が判りました。

結局、すべてをばらさないと、メイン基板が外れない構造でした。

1)ファイナルユニットの取り外し

2)ドライブトランジスターのクリップ外し

3)操作パネルユニットの取り外し

このフレキシブルケーブルを外さないとNG

4)中継基板の取り外し

5)最後にメイン基板取り外し


3.メイン基板の確認
 メイン基板を見てみると、案の定、電源の入口の逆挿し防止のダイオードが真っ黒焦げであるのがすぐに判りました。このダイオードがレアショート状態になっていたんですね。


5.部品交換 

 1)ダイオードの交換
 これが手持ちの2Aのダイオードです。何度も言うようですが、ある程度部品があるとホント助かります。

 2)電解コンデンサの交換
  なんでダイオードが壊れたのか、電解コンデンサが原因かもしれませんので、電解コ

3)基板の修理完了

5.動作確認

 部品を交換し、組み立直し、さて動作確認です。電源ON!。大丈夫ですね。


 そして、ダミーロードを接続し、出力を確認します。出力は18W程出ています。10W機なのに変です。出力の調整をしても、変わりません。でも、ハンディー機で変調も確認してOKだし、まあいいか。