おもしろプレイヤーの製作 −その2−

おはようございます、Tomです。今日は連休3日目。今朝はとても清々しい朝で、行楽日和です。でもカミさんは、一昨日から蕎麦打ち愛好会の一泊二日の旅行でしたので、今日はどこにも出かけないんだろうな?まあ、いいか。

さて、昨日から連載が始まりました、『おもしろレコードプレイヤー』ですが、昨日までの記事は、ベースとなるキャスター台をくり貫いてフォノモーターをハメ込んだ所迄でした。


さて、本日はトーンアームのアームベースを取り付ける加工を行います。
さてさて、どんな状況になるんでしょう?楽しみですね。

1.トーンアームのリアルスケールを作る。
 新品のトーンアームを購入すると、トーンアームを取り付けるための簡易スケール等がついてきますが、このSAECのロングアームは、もうかれこれ30年前に購入したものですので、もうそんなものはどこかに行ってしまいました。
 そこで、トーンアームを立体コピーして、リアルなスケールを作りたいとお思います。もしかすると、こんなことは今まで誰もやっていないんじゃないのかな?
 
 1)トーンアームを立体コピーする。
 トーンアームをインクジェットMFPに載せます。ロングアームなのでサイズが納まるか心配でしたが、斜めにすると、なんとかA4サイズでもコピー出来そうです。

 

 アームを載せたら、その上から白っぽいタオルをのせて、厚板の代わりにします。こうしないと出力は真っ黒になり、無駄なインクを消費してしまいます。結構綺麗にプリント出来ました。

 2)コピーを厚紙に貼り付ける。
 コピーしたアームの写真を、厚紙に貼り付けます。
 厚紙は、フォノモーターの型紙で使用した余りを使用します。

 3)リアルスケールの出来上がり。
 厚紙に貼り付けたコピーをハサミでカットすれば、ほらリアルスケールの出来上がりです。簡単でしょう?

4.リアルスケールを使用して位置を決める
  リアルスケールのヘッド部に穴を開け、その穴をターンテーブルスピンドルに挿します。そして、トーンアームの付け根にも小さな穴を開けペンを挿せば、その半径がトーンアームの取り付け場所となります。

5.アームベースを作る
 先日、LINNのSONDEKのアームベースをヤフオクで落としてしまったのですが、それはお友達でSONDEKを保有しているKamaさんにお譲りすることにしたので、今回はそれをベースにしてアームベースを作ることにしました。
アームベースは硬いほうが良いので、SONDECKでは、MDF材を使用しています。そういえば昔、MDFで作ったCDラックをお友達から頂いた事を思い出しました。雑巾でホコリを拭き取ってこれを使用する事にします。


バラすとこんなにアームベースの部材が出来ました。こんなにアームを持っていないので、何枚かはSONDEKのアームベースと一緒に、差し上げることにします。

 1)SONDEKのアームベースと同じ大きさでけがきする。
  大きさはSONDEKとおなじ大きさにします。

 2)丸鋸でカットする。
  次に丸鋸で真っ直ぐにカットします。

  今回のカットはかなり綺麗に出来ました。大きさは、ピッタリです。

 4)アームベースの穴を開ける
  ベースボードが出来ましたので、ロングアームとスタンダードアームが取り付くようにジグソーで長穴を開けます。これは既にスケールを使用して穴の位置をけがいていましたのでそれをベースにします。

 5)サンダーで綺麗に仕上げる
 アームベースの切り取り面や角をサンダーで綺麗に落として出来上がりです。


7.キャスター台に穴を開ける
 アームベースを受けるキャスター台の穴を開けます。
  
 1)アームベースの穴をけがく
  

 2)トーンアームのワッシャの大きさでけがく
  次にトーンアームのワッシャを避けなければなりませんので、先ほどけがいた形をベースにして、ワッシャーの大きさでけがきます。

 
 
 3)ジグソーで穴を開ける  
 けがいた線よりも少し余裕を設けて、ジグソーでくり抜きます。結果ロングアームではワッシャ位置がギリギリなので、端まで切ってしまいました。

8.アームベース固定用の穴を開ける
 アームベース用の取り付け穴を開けます。取り付けるナットは、タンノイのスピーカーでも使用したM5の六角ナットを予定しています。本当は4本にしたかったのですが、キャスター台の端っこを切ってしまい、少し弱くなっているので、その周辺にも穴を開けることにしました。

 

9.鬼目ナットを取り付ける
 キャスター台側の穴に鬼目ナットを取付ます。

10.出来上がり!
 これで、本体の準備が完了です!

次回は、いよいよアームとフォノモーターを取付け、音出しを行います。お楽しみに!