I-COMの無線機 IC-7000の修理

こんばんは、Tomです。今朝は、昨日の朝と同じように数センチ雪が積もっていました。雪質は昨日と同じサラサラの粉雪でした。6時に起床し、40分かけて雪掻きを行い、いつもより20分早く出勤。会社までの道のりは22kmあますがずーっと圧雪でした。でも、今日の雪質はぎゅっとつかむ事が出来る雪質でしたので、滑ることなく会社まで無事たどり着きました。ラッキーです。

さて、先週末、毎朝QSOしているお友達のKumaさんから、I-COMの無線機の修理を頼まれました。
その無線機というのがこれです。これは、I-COMのIC-7000というものです。

故障の症状は、パワースイッチを押しても、電源がOFFにならないとか・・・。
昨日の日曜日、アンプの製作に飽きたので、気分転換に修理しました。今日はそのレポートです。

1.故障の症状
早速電源を繋いで、動作の確認です。
電源を繋ぐと電源が入り、普通に使用できます。LCDも綺麗ですね。



ところが、電源スイッチをいくら押下しても電源がOFFになりません。お聞きした症状通りです。

2.操作パネルをバラす
それでは、早速ばらしましょう!

1)操作パネルを取り外す
この無線機の操作パネルは分離型ですので、まずは操作パルを取り外します。

2)操作パネルをバラす
それでは、早速取り外した操作パネルをバラします。

ビス3本を取り外すと、裏カバーが取り外せます。

3)基板を取り出す
次に基板を取り出しますが、まずはエンコーダーのコネクタを取り外します。

4)FPCのコネクタを外す

次にFPCのコネクタを外します。

5)基板のビス2本を外します。

これで、基板が外れました。

この操作パネルは凄いですね。僅かビス5本を外すと基板が取り外せます。ボリュームもエンコーダーも取り外す必要がないんです。すごくサービス性がいいですね。関心です。

3.パワースイッチの導通を確認する
テスターを使って、パワースイッチの導通を確認します。

やっぱり導通がありません。接点不良ですね。

4.接点不良を解消する
そこで、エレクトロニックスプレーを吹き掛け、スイッチを何度も押下してスイッチの接点不良を解消します。

テスターで再確認すると、今度はきちんとスイッチが動作しました。

これでOKですね。

5.組み立て
それでは、組み立てます。

6.動作確認
最後に動作を確認します。

電源を繋ぎます。電源はONです。

パワースイッチを押下すると、今度はきちんとパワーがOFFになりました。

これで大丈夫ですね。
その後、何度かスイッチをON/OFFしましたが、きちんと動作しました。
修理時間は、わずか30分です。
やはり、操作パネルの構成がとても良い出来で、シンプルなのが修理時間につながりますね。
先日のIC-275と段違いです。やはり同じメーカーでも、時代とともに変化しますね。