TDA7293デュアルアンプの製作 −その20−

おはようございます、Tomです。今日も相変わらず寒い朝です。昨日も一日中寒い日でした。ピーカンの様な天気でしたが、気温は5〜7℃くらいまでしか上がらず、外に出るとまるで冷蔵庫の中に居るかのような天気でした。

さて、TDA7293のデュアルアンプの製作も20回となり、セミファイナルです。
前回までで、アンプはほとんど仕上がっております。
残すところは、フロントパネルの製作のみとなっております。
この作業が結構厄介で手間がかかります。なので、一番最後の作業にしています。

1.フロントパネルの材料
先日、フロントパネルの材料を検討しに100円ショップに行きました。
いつもはアクリル板を使用していますが、結構高いので、何か別な材料で安くて加工しやすい材料がないかを探してみたのです。
プラスチック部材は、なかなか良いサイズの物がありませんでした。
プラスチック部材も探していたら、MDF板が200円で販売されているの発見!大きさもちょうど良い大きさです。
今回は、これにトライしてみましょう!NGだったらアクリル板にしてみたいと思います。

2.切り出し
まずは、MDFをフロントパネルのサイズに切り出します。

1)ケガキ

2)切り出し

3)サンダーで切削面の平滑化

これでフロンパネルの材料の切り出しは完了です。

3.穴あけ

次は穴あけです。
フロントパネルの固定は、M6の六角ボルトで固定しますので、M5.5の穴を4隅に開けます。また、電源スイッチの窓も開けますので、その基準穴を開けます。

1)板の固定
位置がずれない様、MDF板とフロントパネルのブロックをガムテープで固定します。

2)穴あけ

これで穴あけは完了です。

4.電源スイッチの窓加工
さあ、冒頭で書いていた一番厄介なステージになりました。
電源スイッチの窓枠の加工です。
この加工は、リーマドリル→リュータ加工→やすり掛けの三段階で行いますが、最後のやすり掛けが一番大変なんです。MDFはここが加工しやすいかどうかがポイントですね。

1)リーマドリルで穴を大きくする。

2)リューターで穴を広げる

3)やすりで穴を四角の形状に加工する
最後のやすり掛けです。スイッチの窓枠に合わせてやすり掛けを行うのですが、手作業で四角の窓枠にするのがとても大変です。
読者の方で、この加工で何か良いツールがあれば教えてください。よろしくお願いします。

MDF材でもやすり掛けは大変でした。
でも何とか完了しました。

5.塗装
MDFのパネルと従来のパネルを塗装します。
今回は、手持ちのペイントがありましたので、それを使用します。

少しずつ何度も塗装します。
この時期、外は寒いので塗装が伸びなくて大変です。
最後は温風ヒーターの前で乾かしました。

6.タップ加工
塗装が乾く間、ベースとなるもともとのパネルにM6のタップを切ります。
さすがにM6だとタップが太いので、安心してタップが切れますね。

7.MDF板の取り付け
MDF板が乾きました。
仕上がりは、結構いい感じです。

これをM6の六角ボルトで取り付けます。
なんで六角ボルトか?
それは、高級感があるからです。
これは重要なポイントです。もし、これが普通の鍋小ねじだったら・・・・・。でしょう?

パネルが出来上がりました。
なかなかカッコイイではないですか?

8.組み付け
さあ、最後の組み付けです。

1)フロントパネルの組み付け
先ほど完成した、フロントパネルを本体に組み付けます。

2)足の組み付け
このアンプは、ジャンクで購入したので足が一本欠けていましたので、今回は折角なので新品の足に交換します。

3)TOPカバーの組み付け
最後にTOPカバーを組み付けます。

これですべての組み付けが完了です!
なかなかいい感じですね。

9.確認
さあ、電源を投入して、確認してみましょう!
電源ON!

電源スイッチが光るはずですが、良く見えません。
下から覗いてみたら、うっすらと見えました。これは改良の余地がありますね。

音声の確認です。

いつもの様に最小限のシステムで、音声を確認します。
最小のシステムでも、かなりクリアに、そして力強い音が出てきました。
OKですね。

これで、このアンプはほぼ完成です!
でも、先ほどの電源スイッチのLEDの明るさの修正と、電源のフューズの配線を忘れていたので、その修正をして、最後に本システムに投入して音の最終チェックをして完了となります。
次回をお楽しみに!