デジタルグラフィックイコライザ DEQ2496の修理 −その8−

こんばんは、Tomです。今日は朝からとても天気が良く、暖かな日でした。先日から寒い日が続きましたが、久しぶりに心が温かくなる日でした。良かった!

さて、今日の記事はグラフィックイコライザの記事です。DEQ2496の記事を見ていると、Tomが感じたのと同じように、CDP⇒SRC2496⇒DEQ2496⇒DACという組み込みをして、デジタル処理をしてイコライザを用いても、DEQ2496自体で音の鮮度が落ちてしまう様です。そしてその対策として、精度の高い発振器を外部から供給するという方法を取られているようです。

1.何とか精度の高い発振器を購入

いろいろと調べて行くと三田電波という会社が1ppmの精度の高い発振器を製造しているそうです。それを購入しました。

発振周波数は、24.576MHzです。

2.他の部品

外部にクロックを設けるためのその他の部品です。

1)ケース

ケースは何でもいいのですが、すでに加工しているものの方が使いやすいので、昔雑誌の付録にデジタルアンプがあり、それを入れたアンプシャシーがあるのですが、その後TDA7293のミニアンプを製作したので、お払い箱になっていました。これを使用します。

2)電源

電源は、このアンプを駆動するの使用していた12VのACアダプタです。

なんとラックスマンの電源でした。

3)基板

基板は、いつもちょっとしたものを作るために常備しているものを利用します。
これは三端子レギュレータとICを考慮しているとても使いやすい基板です。

4)三端子レギュレータ、BNCコネクタ

それから、+5Vを作る三端子レギュレータとBNCコネクタです。

5)BNCコネクタと同軸ケーブル

BNCコネクタと同軸ケーブルは壊れたプローブを再利用します。

3.アンプのバラシ

まずは、シャーシーから、アンプの中身を取り出します。

ちょっと勿体無い様に見えますが、使用しな方がもっと勿体ないので仕方ないですね。

4.電源の製作

次にユニバーサル基板に三端子レギュレータの回路を作ります。既に関連したパターンが作られているので、三端子と積層セラミックコンデンサ電解コンデンサダイオードを半田付けするとあっという間に出来てしまいます。

早速電源の電圧を測ってみます。

12V(入力)

5V(出力)


合格です。
折角なので、LEDも付けますね。

5.発振器の製作

電源が出来たので、次は発振器の回路製作です。
回路製作と言っても、この発振器に+5VとGNDを供給すれば勝手に発信するので、発振器の回りに電源を安定化させるパスコンを付けるだけです。

6.動作確認

さあ、動作を確認しましょう!どんな波形が出るのでしょうか?

24MHzですが、結構綺麗に発信しています。

これで外部クロックはほぼ完成です。
次回は、DEQ2496側の改造です。
お楽しみに!