金沢へ

 11日から3日間、宮津から京都へと旅行に出た。子どもは翌週に部活の合宿があるので、連チャンの旅行はパスとのことだったので、カミさんと二人での旅行だ。今日は朝4時に家を出て、ほぼノンストップで関越道から上信越道北陸道と走りに走って、10時前に金沢に着いた。なぜ金沢か、カミさんがテレビで見たという溶けないアイスというのを食べたいという、ただそれだけの理由である。
 金座和アイスという。
見てみて!フワモア 100円は料金がやばい!0006

東山の観光ナイズされた街並みの中にある小さな店である。朝一番だったので1台分だけある駐車場になんとか車を止めることができた。先客は4人の若者グループだけ。頼んだのは以下のようなもの。しかしこれで650円は無謀というかなんというか。味はまあ普通の抹茶アイスなんだけど。

 その後は前から行ってみたかった金沢21世紀美術館へ行く。真向かいにある市役所の地下駐車場にすんなり止めることが出来る。これも午前中に金沢にいるからこその僥倖なんだが、美術館はすでにめちゃ混みなのである。ほとんど入場制限でもされるのではないかと思えるほどで、チケット購入の自販機まで長蛇の列状態。特に企画展があるわけでもなく、常設展示にもそれほどの知識がなかったので中に入るのは断念。裏口側で東京富士美術館日本画の企画展をやっていたので、そっちだけ見ることにしたのだが、午前中なのにこっちもかなり混んでいる。なんとなく創価系タダ券臭が漂うオジイさん、オバアさん多数という雰囲気。
 別にだからどうのと文句いう筋合いでもないのだが、この富士美の日本画展、障害者割引はないようで受付にいたおばさんに聞いてもケンホロみたいな感じだった。
 なんとなくだけど、この21世紀美術館受付スタッフは高齢者のボランティアだか、シルバー人材センター系みたいな感じがしたのだが、あんまり人当たりがいい感じがしない。もっともこれだけ混んでいると、忙しくてついつっけんどんな対応になるかもしれないななどとも思った。
 車椅子を押して美術館の周囲を少しだけウロっとした。まあ環境展示というか建物自体のデザインも売りなのかもしれないが、混みすぎていることからややネガティブな感想を抱く。集客力のある美術館なのだろうが、建物や周囲の公園化した庭園や遊具のような屋外展示品などからはテーマパーク的なものを感じて、ちょっと違和感を覚えた。

 その後は道路を隔てて斜め向かいにある兼六園に向かう。ここに来るのは多分3回目になるのだろうか。カミさんとも結婚前に一度来ているのだが、それもすでに20数年前のことで記憶がほとんどない。真弓坂口から入園したのだが、とにかく坂を登って行くのである。この坂の記憶が全然ないのだから年は取りたくない。とはいえ健常者であればなんということもない緩い坂道でしかないので、多分記憶にもないのだろう。だが車椅子を押してとなると話が違う。けっこう大変な坂道ということになる。とにかく蒸し暑い夏の昼時である、汗だくになってカミさんの乗った車椅子を押してようやくたどり着いたのがこの景色。これはまさしく兼六園、なんとなく懐かしい景色でもある。