読了「月は無慈悲な夜の女王」

中華な国で和書読みたくてKindle版で購入。Kindle本体は所有していないが、読むのはスマホのアプリで可能です。なおWindows-PCで閲覧する場合は、英語サイト購入版以外はソフトが対応していないので読めないのですが、PCにAndroidエミュレーターを入れて、kindleアプリをインストールするという方法もあります。

また、中華な国では和書の購入制限がかかっていたのでどうするか悩んだのだが、VPN通せば難なく手に入れられることが判明。まだ販売書籍自体が少ないですが、海外でも好きな時に好きな本を手に入れられるようになった点だけでも、オンライン書籍はありがたいですね。バス通勤とかで、毎日15分ずつ読んでいました。道路事情が悪くて酔いそうではありましたが。

んで、古典SFの名作。前から読まなくてはと思っていたのですが、なんか機会がなくてようやく読むことができました。ガンダムの元ネタとなった作品のひとつでもあります。
この執筆年代を考えると、ここまでの設定を考え付いたハインライン、さすがとしか言いようありません。ただ、本質的にはSF設定よりもそれをあくまでスパイスに用いて語られる独立戦争、これはいつの時代でも変わらない光景ですし、普通に読ませるけれどある意味予定調和的な話が進んでいきますね。未来予知やSF設定としては120点、話の構成は85点。
最近のイーガンとかに比べるとはるかに読みやすかったです。ふつうにおすすめのSF。

月は無慈悲な夜の女王

月は無慈悲な夜の女王