あとがき/挿絵はライトノベル特有のもの

さて、みなさまご存じのようにライトノベル特有の要素としてあとがきがあります。通常の書籍であとがきが入ることはあまりなく、入っても解説くらい。あとがきからまず読み始めたり、迷ったときにあとがきを見て購入するかどうか決める読者がいるくらいライトノベルにはなくてはならないものです。実際、私もあとがきがたまにない作品に当たるとがっかりしますし(笑)
そしてまた、ライトノベルには当然ながら挿絵がつきものです。作品によりけりとはいえ、挿絵が作品の売上を大きく左右するのはまぎれもない事実。ライトノベルにおいて挿絵は添え物などではなく、下手すると本文と並列して立つくらい立派な一要素なのです。

絵師さんのあとがきはないのか?

では、なぜそれほど大事な挿絵を描かれる絵師さんのあとがきがないのか? これは絵師さんを軽視してはいないか? また、挿絵を目的にライトノベルを購入する層が存在する以上、ファンサービスという意味でもあとがきはつけるべきではないのか?ということです。

私の知る限りでは、ファミ通文庫エンターブレインという多メディア展開を行っている会社ならではの方針か、かなり初期から絵師さんによるあとがきが散見され、ことに最近の作品ではかなり高確率で掲載されています。
以下、とてもじゃないですが全部調べている時間はないのでざっと。電撃は作品によってまちまちみたいです。富士ミスはおそらく皆無。スーパーダッシュ文庫は私の確認した限りではよくわかる現代魔法5巻のみだったので、おそらく掲載されている確率は極小でしょう。
スニーカーもMFも富士見ファンタジアもざっと手元にあるものを確認した限りでは、絵師さんのあとがきは発見できず。

絵師さんにとっては負担が増えるだけかもしれないし、ページ調整の都合もあるというのはわかります。挿絵などおまけに過ぎないからあまり前面に出る必要などないという意見ももちろんあるでしょう。

だが、あえて私は言いたい。
ライトノベルには絵師さんのあとがきも標準装備するべきだ!と。

これに関してみなさまのご意見お待ちしております。
……ただ、ちとこのところ立て込んでいるので反応が遅いかもしれませんがご容赦ください(汗