Hatena::ブログ(Diary)

掃き溜めブログ

2018-04-16

4月前半の備忘録

おかげさまで今年の2月でこのブログは6周年を迎えたらしいです。今は7年目ということになりますね。
小学生で入った子が卒業してしまうくらいには年月を経ている。そう考えるとちょっと悪寒がしますが。
昔のブログをチラッと遡って読みましたが、当初はアニメを中心にやっていく予定だったんだなあと。今のブログからは微塵も感じませんが、プロフィール欄にその名残があるくらいです。
熱量は昔も今もあまり変わっていないような気はしますが、文体とかがちょくちょく違うので、他人みたいでおもしろかったです。
このブログは記録用的な役割はなく、ただただ自分の感情や分析を綴りたかったのが主なので、読み返せるほどの時間が経過したということで、「時間軸」という新しい軸が生まれたことに記録用的な部分が表出してきたんだなと思いました。ちょっと感慨深かったですね。

とまあ、ダラダラと文章を書くことは止めにしてそろそろタイトルに触れたいと思いますが。
要は「最近のこのブログイデオロギー強すぎるだろう!」という単純な理由です。まあ、ブログに書く=色々と伝えたい、色々と発信したい、そうなってしまうのでイデオロギーが強くなるのはしょうがないんですが、それにしたってねえ……ということです。
なので、感情爆発系というよりは、日記的にしてみようという試み。


6日の朝、高畑勲監督の訃報がニュースで入ってきました。
「悲しい」とか「辛い」とか、そういう感情はあまりなくて、人もいつか死ぬんだなという無常さみたいなものがありました。きっと、宮崎駿監督や富野由悠季監督が亡くなった時も同じようなことに思い耽るんだろうなと。

高畑さんの作品は客観的な視点を持っていることが多いですけど、そういうところが取り上げられることは少なくて、どうも外側の側面ばかりが取り上げられてしまいがちだなと思いました。『火垂るの墓』なら反戦、『平成狸合戦ぽんぽこ』なら都市開発みたいな。でも、それだけじゃないだろうという思いはアニメファンならほとんどあると思います。でも『火垂るの墓』は、涙なしには語られないわけです。
高畑さんは客観的に作りたいんですが、お客さんは感情移入して観てしまうんですね。
これって演出の話や脚本の話、作品論で語られるのかもしれないんですが、日本が舞台である以上は日本人のお客さんは感情移入してしまうのが性だと思うんです。『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』そして『赤毛のアン』が客観性を保ち続けた名作として挙げられるのは、海外が舞台であることが必要な条件だったはずです。ただ高畑さん自身は日本人であることに拘った人だから、ジブリ以降の作品は全部が日本を舞台にしてるんですよね。その辺りは、戦前生まれだなと思ったりもします。ジブリ作品しか観たことのない人と『世界名作劇場』も観たことのある人で、高畑監督への印象の差が生まれるような気もするんです。やっぱりジブリ作品での高畑監督の客観性は難しかったのかなと思います。日本が舞台、というので包まれてしまうので。
個人的に、完成度の高さと隙のなさでは『三千里』なんですが、好きなのは『赤毛のアン』なんですよね。もっとテレビアニメに色んな価値をもたらした高畑監督の偉業は伝わらないもんか〜と思ったりしました。



7日は、Xenogears 20th Anniversary Concertへ行ってきました。
Xenogears』がかなり好きなんです。好きな要素は色々とあるんですが、グラフィックの部分がかなり好きなのかなと感じています。ドットなのに立体的な作りがされていて、色んな演出が観れるのがたまらなく面白いんです。高畑さんの言葉を借りるなら、「表現と内容は必ず一致していなければならない」というハードルを高い水準で達成したゲームなのかなと思います。そして、同じ手触りを持つ作品というのが他に浮かばないことから孤高の存在でもあるのかなと。
コンサートというもの自体、あまり参加したことはなかったんでちょいと不安でしたが、楽しめました。スクエニの前売り券発売から何回も予約して何回も落選して一般発売でも取れなかったので、若干スクエニアンチになってました。ただ、機材席解放の当日券がネットで予約販売されて、それが幸運にも取れたので(取れるのかよ!)、フワフワした気分で観に行きました。でも楽しかったです。
内容がどうのこうよりも、20年以上前のゲーム音楽を今の時代にコンサートとして開けるということがありがたいことなんだなと思いました。
特に良かったのはアンコールの『BALTO & LAHAN』です。本公演で厳かに歌唱していたANUNAの方々が、笑顔で手拍子をしながら舞台上に戻ってきて、一気に華やかになった印象がありました。アーティストのライブにおける手拍子って、あってもなくても結局は歌声があるので一体感もあまり感じないんですが、オーケストラの中にある手拍子というのは、それも楽器として機能しているのでライブとは違う一体感がより強くあったように思います。一番ニコニコ笑っていたおじさんが、リーダーだったと聞いて驚いたりもしました。
『BALTO & LAHAN』は、音源を聴いたことなかったんですが、アコギエレキギターの噛み合わせが軽快で本当に良かったです。いつか買います。(公演後のグッズ販売でテンション上がってオーケストラアルバムを買ったけど、そっちには収録されていないという……)

ゼノギアス アレンジヴァージョン クリイド

ゼノギアス アレンジヴァージョン クリイド



9日、サッカー日本代表ハリルホジッチ監督の突然の解任騒動。これに関してはツイッターなどでちゃんとした文章で書かれているので、そちらの方々の意見にほぼ同意です。
「あり得ない」んですよね。どれだけ良い風に解釈しようとしても無理な辺り、ちょっと頭がおかしいとしか思いないんです。「日本らしいサッカー」とか言ってるけどキチンと説明できていない日本人。そのくせ外国人監督を突然解任するJFA。全てを監督の責任へと転嫁しようと試みる日本人。
高畑監督のことを色々と調べていたタイミングでもあったので、日本人であることをここまで嫌になった日もないと思います。まあ、まだ色々と情報が出てきそうなので長々と書くのはやめておきますが。



話は前後しますが、アニメスタイルの撮影イベントにも行っていました。結構、アクティブですね。
第三回のイベントだったらしく、撮影の歴史とかを振り返ってました。
個人的には撮影の話も面白かったんですが、時節アニメ様の話に逐一頷いていました。「3DCGロボットアニメ作品が増えていく中で、人間っぽい動きのあるロボットは減っていった」とか「今のアニメはセクション毎の区切りが曖昧になっている」とか、分かるわ〜と頷きながら聞いていました。
一番なるほどと思ったところは「今のアニメはセクション毎の区切りが曖昧になっている」ところの話で、この辺りはちょっと記憶が曖昧ですが、すごい納得できるんですよね。
ここら辺の話をちょっと飛躍させると、今のアニメって「オタク的な観方がしづらい」作品が多いと思うんです。コンテ、作画、美術の区切りはある程度分かります。ただ、このイベントでも話題になった「撮影技術の進歩」により、色んな箇所で撮影処理が施されています。そのため、純粋な作画だけ、美術だけ、特効だけ、というのはあまりないと思うんです。観ている映像には、なにかしらの処理が施されています。だから作画や美術や単純に話題にするのが難しくなってるんだと思うんです。今はアニメに統一感が求められている時代なんですよね。それってアニメをただ楽しむ層にはどうでも良いことではあるんですが、オタクアニメファンにとってはちょっと不幸なんじゃないかと思ったりもしました。
セル画の時代のアニメ、特に80年代前後のアニメは誰がどこを作画で担当したか、どこに修正が入っているか、どんな撮影処理が入っているか、今よりも分かりやすかったと思います。そして各話にバラつきがあっても、それを楽しむこともアニメを楽しむことの一つだったはずです。今はやはりどこか統一感が求められている時代なんだと思います。

そういったことにも踏み込みたかったイベントだった気もしますが、撮影が主のイベントだったので踏み込みはしませんでした。でもアニメ様はそう思ってたんじゃないか……! こうやって推測することがオタクの性だなあ、と思ったりもしました。随分古いタイプな気もしますが。

この人に話を聞きたい アニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001 (ANIMESTYLE ARCHIVE)

この人に話を聞きたい アニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001 (ANIMESTYLE ARCHIVE)

アニメクリエイター・インタビューズ この人に話を聞きたい 2001-2002

アニメクリエイター・インタビューズ この人に話を聞きたい 2001-2002




総じて高畑監督やハリル監督のニュースから、「情報を伝えることにおいてのテレビメディアの限界」を感じたりもしました。
そんなことを感じた4月前半でした。
おしまい。

2018-03-29

『のぎえいご』のレギュラー陣が卒業ということらしく。

レギュラー陣とは、能條愛未北野日奈子川後陽菜和田まあやのことを指します。素晴らしくバランスの取れたバラエティーメンバーだと思います。
残念だなあ……という印象がまずありますよね。乃木中よりも純度の高いバラエティー番組だっただけに。まあ、終わるわけではないのでリニューアルをするという感じですか。

個人的な時系列としては、

46時間TVで、まあやが「芸能人ゲストに鈴木拓さんを呼んでほしい。一緒に番組をやってたので」という発言。

過去形だったのが気になりましたが、まあやの言葉なので気にも留めてませんでした。

のぎえいごツイッター「番組の最後で大事なお知らせがあります」

このツイートを見て、まあやの言葉を思い出して、最初に思ったことは「あ、番組終わるな」でした。元々かなり狭い層しか観られない番組でしたから。TBSオンデマンドも終わることで、なにかしらTBSも改変する時期に来てるんだなとドキドキしながら予測してました。

番組ラスト「3人が乃木えいご卒業!」

えっ、「卒業」なの……? う、う〜ん……。



個人的に色々考えてしまうので纏めてみようと思います。
まず、番組形態がどう変わるのか。

“崛箸侶舛亙僂錣蕕此▲瓮鵐弌爾世韻変わる。

番組の形もメンバーも変わる。


自分は△良いような気がします。,世肇瓮鵐弌質考から色々言われるでしょうし、前任の3人といちいち比べられるのはリスクとして大きいかなと。それでも,砲垢襪覆號面遒六弔靴董2期生から相楽か渡辺みり愛。3期生から大園、中村辺りを入れるのが得策でしょうか。
ただ、HPの次回予告レギュラー陣が番組を卒業。とあるので北野も卒業なのかなとは思うんですが、それもつらいですね。ゲストとかで出てもらってカバーしてあげないと。
多分、全員が2期生になることはないと思うんです。今までの流れからして。2期生と3期生がどのくらい近い距離でいるのか分かりませんが、3期生と1期生を見るとお互いが気を使って見づらいグループに変貌するので、2期生と3期生もあまり変わらないような気がします。なので、全員が3期生メンバーというのが有力ではありますね。3期生も3期生で、先輩がいないときの方が伸び伸びやってるので全員3期生の方が本人らも良いと思います。
でも,鬚笋襪帆闇ぜ圓犯罎戮蕕譴襪里厳しいですよね。多分、アイドルバラエティーによくある関係性の笑いに終始するのかなーと。純度の高いバラエティ性は薄れるような気がするんで△諒が良いと思うんですよね。でも,辰櫃なりそうなんですよね〜。ここら辺は来月の放送を待つしかないんですけど……。




ここからはちょっと愚痴になるんですが。別に卒業する理由ないんじゃないかと。
ちょっと理由を探しても見つからないんですよね。
「3年間やって成長が見えなかったからしょうがない」というコメントを目にするんですが、ホントにそう思ってる?っていう。
成長を目的とした番組だったらメンバー編成の時点でおかしいですし。CSですし。月1番組ですし。二月に一本位の収録ペースでしょうし*1それで「成長」を見込まれても……っていう。実際、北野とかはちょっとはレベルアップしてますしね。四人が補い合いながらやるのが良いところでもあると思うんです。北野がいなくなってからより「成長してない話」が挙がるようになりましたが、それだけ突き抜けた明るさ元気さを持っていた北野は『のぎえいご』に貴重な存在なんですよね。
となると、局側の理由というのが浮上してくるんですよね。TBSオンデマンドも終了しますし、局内で色々起こってるのかもしれません。ただ、繰り返しますがCSなんですよね。そんなBSを越えた遠くにまで及んでくるとも思えまないんですよ。局の都合だったらキリ良く3月で卒業するのが通例だとは思うんですが。
制作会社の都合があるかもしれませんが、そこまで見通せるものは特にないですし。

そうなってくると乃木坂側の理由というのが一番納得できる理由なんですよね。既存の枠に新しい血を入れて、人気を拡大したい。みたいなことです。
ただそもそもの話、新しい枠作れないの??っていうのが正直な思いでして。
前回の記事、前々回の記事を書いていても思ったんですが、乃木坂が所属しているのが音楽事務所芸能事務所でないことが、グループ全体としてテレビに出ることができない大きな理由の一つなのかなと思ったりもするんですよね。
だからグループは大きくなっていくのに枠は小さいままなので、溢れる人がどんどん増えるという、結構な悪循環だと思うんです。もし仮に3期生が『のぎえいご』に入ってきたとして、3期生って人気あるんじゃないの? と。乃木坂ってトップアイドルじゃないの? と。そう思っちゃいますよね。だって新しい枠を作れないんですもん。
結局、乃木坂も大した人気はないんだな、というのが素直な思いですよね*2けやき坂が『けやかけ』から離れて新しく番組を持つことが決定しましたけど、その前に乃木坂の枠が増えると思ってたんです。増えるか、『乃木中』の枠が拡大すると思ってたんですけど、基本的に自分たちが出る枠を拡大しようという考え方がないみたいで、結構ガックリきてました*3でも人数はさらに増やします*4人数を増やしていく中で、その大所帯のグループを運営していくビジョンがあるのか不安になるんですよね。20枚目の選抜発表も一人一人のスピーチをする時間が1分あるかないか位の時間で、番組として成立してるのか、そこに気になっちゃうんですよ*5。まあ、最近は選抜アンダー3期生ごちゃごちゃで番組作ってるので去年の年末ほど歪な構造には見えないんで多少安心なんですが、だからこそアンダーアルバムが発売した時に……。っていう話は何回もしてるので割愛しますが。
白石のRay専属モデル卒業、競馬番組卒業と並列に捉えてる人もいるんですが、微妙に違うのかなと。専属モデルに関してはモデル世界のことがよく分からないんですが、もっと幅広くファッションの仕事をするための卒業なのかなと。競馬番組卒業も同じだと思います。もっと上の時間帯に出るべき人間でしょうし、あんなに写真集を売り上げたんだから色んな番組や役者の仕事をする時期に来てるのでは、と推測できるんですが*6
じゃあ、『のぎえいご』を卒業したメンバーに次の活躍の場を作ってあるのかといったら、微妙なんですよねえ。来月の放送に期待したいんですが……。スタッフや安河内先生、鈴木拓さんのモチベーションが下がらないか不安です。プロですし大丈夫だとは思いますが。

ここからちょっと妄想なんですが。乃木坂を見ていて二つの派閥が思うんですよね。一つはとにかく人気を優先させたい派。もう一つは能力と人情を優先させたい派。
『のぎえいご』に北野がいたり、『沈黙の金曜日』の永島の後任を中田にする采配っていうのは、凄い見事だと思うんです。それは能力を優先させたりする派の仕事ぶりなのかなーと思ったりします。
もちろん商売なのでお金儲けはしなければいけないんですが、最近はそれが外から見ていても見え過ぎるんですよね。スタッフさんも足りてるのかな、とかいらん邪推をしてしまいます。

まあ、『のぎえいご』のレギュラー陣が卒業して新しいメンバーが加入して、だんだん慣れていくんでしょうが、でもそれが本当に今やるべきことなんでしょうか。不思議です……。早期退職を促してるみたいで気味悪いんですよね。

*1:収録中にそんな話が出たり、未公開放送がそれなりにある

*2メディアに踊らされてるだけだったのか……

*3:もしかしたらバナナマンさんとの兼ね合いもあるかもしれないですけど、それにしたってもったいない。

*4坂道合同オーディション

*5:新内もっと喋りたいんじゃないの? とか

*6:今後の予定次第でしょうが、衛藤もそれに近いのかなと

2018-03-06

AKBと欅坂に挟まれて生まれる乃木坂46のアイデンティティー

生駒の卒業発表ショックを未だ拭い切れてないんですが、納得できる想像をするしかないなと思いまして。ブログを更新しようと思います。
その想像のような妄想と、そこから連なるアイドルグループとしての乃木坂46。その乃木坂46の特殊性みたいなものを欅坂とAKBを比較対象にしながら書いていければいいなと思います。まあ、そんな大層なことじゃないですけどね。
AKBと欅坂については疎いです。

初期の乃木坂AKBがあることによってその存在を確立されていました。なんてたってライバルグループでしたから。ただ、乃木坂AKBに明確の違いがあるのか問われると、難しいところはありますよね。
もちろん規模の大きさや活動形態が違うのは色々と理解していけば分かることですが、パッとテレビを見たときにアイドルに興味がない人の目線に立つと、どれも均一に見えるのかなと思います。極端に言えば女性集団でしかないので。
自分はAKBにハマるらなかったことは以前にも書きました。AKBが最盛期のときにMCや演者から弄られた時の「ちょっと待ってくださいよー」みたいなノリがかなり苦手だったんです。そういう芸人的なノリをアイドルがやる意味が分からなかったというのがあります。
でも、乃木坂にハマった今から思い返すと色々なことが見えてきます。AKB乃木坂とは違い芸能人だったんですね。
乃木坂AKBを比べたときに率直に思うのは乃木坂の素人さです。「大人しい」「清楚である」、今はこう称されていて、聞こえはいいと思います。ですが芸能人が大人しく積極的に番組に関わらないのはどうだろうと、初期の乃木坂を観ていた人は思った人も多いんじゃないんでしょうか。ただ彼女たちには彼女たちの事情があって、アイドルと言う道(芸能界)を選んだ理由があります。そして今、それが乃木坂の「大人しい」「清楚である」というアイドルが本来持っていた偶像さを得るに至り、今のグループとしての立場を確立していったんだと思います。
AKB乃木坂の違いはこの芸能人っぽくない部分に多く起因するように感じます。AKB系列のグループにいるメンバーがそれぞれ芸能事務所に所属していることも二つのグループの違いを明確に表しているように思います。
安っぽい言葉になりますが、たとえ自分が所属するグループのメンバーに「絆」や「仲間意識」があったとしても、メンバーがバラバラの事務所に所属している以上は、AKBというグループが芸能界の通り道であるという認識を強くさせているように見えるんです。
元々が陰を持ったメンバーが多くいたとか、文化系であったとか*1、実際にいるメンバーが作り出した空気感というのは二つのグループの違いとしてあるんですが、そもそも成り立ちと構造が違うんです。
AKBが『総選挙』や『じゃんけん大会』とかをメディアで大きく取り上げました。そうしてマスに対し広く広く活動していたことに対して、乃木坂は全てが『乃木どこ』『乃木中』で収まっているように見えます。AKBはお祭りのように派手に行うのに対して、乃木坂は今でも選抜発表を厳格に行います。そいう違いも見え隠れします。これはAKBが代表曲と共にゴリ押しともいえるスピードで爆発的にメディアに出たことと、階段を一つ一つ登らざるを得なかった乃木坂との違いにも見えたりします。良し悪しどちらもあるでしょうね
初期の乃木坂AKBのライバルグループということもあって、なにかとAKBと接点を作ったりしていました。ですが、グループの性質や雰囲気をつぶさに感じ取ってAKB乃木坂距離を離したように思います。これは好手だったのではないでしょうか。
ではAKB乃木坂アイドルグループとして全く違うかと問われると、「全く違う!」と断言できないことがもどかしくも面白い部分になると思います。

自分の中で乃木坂AKBの一番の共通点だと思うところが、やはり「選抜制度」なんです。
大所帯グループは取り入れなければいけないシステムなのかもしれませんが、その「選抜制度」が乃木坂46というグループに数々のドラマを生みました。乃木坂における数々のドラマは「選抜制度」が作り出した要因が大きいと思うんです。
一つのグループが「選抜制度」で選抜とアンダーの二つに分けられます。選抜とアンダーに分かれるということは、自ずと隔たりが生まれます。その隔たりをそのまま放置していてはグループとしては二分化され乖離していくだけです。
言い方は少しおかしいですが、苦労すれば苦労しただけその人にドラマが付与されるのはどの時代どこにいても変わりはありません。NGT48で今センターを張っている荻野由佳もそうだと思います。どれだけ物語を背負っているか、それがアイドルにおいて重要な部分でもあると自分は思います。個人の物語がグループにどう溶け込んで、グループの物語にどう繋がるかは、たぶん前回の生駒の記事で書いた通りです。
話を戻します。「選抜制度」というものは、どんな事情で入ったどんなメンバーであろうとも等しく物語性を加える、ドラマ装置のような存在になっていたんだと思うんです。グループに隔たりを生み出して、アンダーのメンバーにとっては試練の壁のように立ちふさがっていました。
だから『乃木どこ』における「選抜発表」の回は、(安い言葉になりますが)色々な感動を生んたんだと思います。それは「選抜制度」がなければ起きなかったことでしょう。大所帯グループでアンダーや選抜という隔たりがあるにも関わらず一体感のある乃木坂は、すごいグループだと思います。だからグループ単位で好きな人が多くて、自分もその一人なんです。
乃木坂にはそういった隔たりと、それすらも感じさせない一体感が同居していました。今の乃木坂は選抜が固定化して、三期生が加入して、かなり歪な形のグループになっていると思います。これは後に捕捉しますが。
AKBは支店の増加や卒業生の増加により一つのグループとして見ることが難しくなってしまいました。その辺りが「選抜制度」をあまり機能していないような印象として残ります。

AKB芸能的なアイドルグループ乃木坂は素人的なアイドルグループでした。
しかし今、乃木坂AKBのような芸能的なグループになるような流れに入っている予感があります。そして、生駒の卒業がそれを決定づけるような気がします。

個人的に言えば、ずっとこのまま乃木坂生駒として歩んでほしい気持ちはあります。色んな経験をして、それをグループに還元して、女性アイドルの卒業なんてふざけた概念は吹っ飛ばしてグループ全体で上り坂を進んでほしい思いもあります。ただ、乃木坂というグループがAKBから生まれた以上は、アイドルの卒業を肯定的に取らざるを得ない歴史があるとも思うんです。
これは妄想ですけども。乃木坂が仮に誰も卒業せずにこのまま活動を続けていったとして、じゃあ卒業していったメンバーはどういう風に見られるんだろう? そんな疑問が湧いて出ます。このまま乃木坂の人気が上がっていくとして、卒業したメンバーはドロップアウトしていったように見えるんじゃないんでしょうか。芸能界にいる限りは「元乃木坂」という言葉は付いて回ります。生駒はそういうメンバーを放っておけなかったんじゃないでしょうか。アンダーと選抜を繋いだ生駒が、乃木坂と卒業生を繋ぐ存在になるのなら、生駒の卒業もギリギリ納得できるんです。そんな妄想はダメでしょうか。まあ、かなり歪曲された妄想なのはそうなんですが。

自分が思い描いた、卒業なんて概念を吹き飛ばしグループとして一つに上っていくアイドルグループ。それに一番近いのは欅坂46なんじゃないでしょうか。
欅坂は乃木坂から生まれた存在です。一応は姉妹グループですから、メンバーの空気からグループへと醸し出す雰囲気は、AKBのような芸能的なアイドルグループではないと思います。どちらかというと、乃木坂のような素人的なアイドルグループの佇まいです。
AKBが素人からどんどん芸能的になり大きくなった物語があるとするならば、乃木坂は素人のまま大きくなった物語があります。欅坂はそのどちらの良いところも上手くすくったような印象も受けます。それは楽曲とパフォーマンスで人気を拡大していくことと、そこにいるメンバーが玄人に染まらない感じを保ち続けていることです。
欅坂のグループとして一つになって上っていくアイドル像は、AKBから生まれていたら無かったものだと思います。乃木坂というAKB遺伝子を継いだ流れがあったからこそ生まれたアイドル像だと思うんです。だからAKBと欅坂は目に見えるほど無関係ではなくて、グループとしてちゃんとした流れがあるんですね。

乃木坂と欅坂は姉妹グループのような体裁ですが、厳密には違います。それが表れているのが、やっぱり「選抜制度」なんですね。欅坂は乃木坂よりもグループ内の格差がなく、全員が均等に並べられている印象を受けるのはそのせいだと思います。「選抜制度」がないのは乃木坂を見ていて色々思うことがあったんだと推察しますがどうでしょう。ただ隔たりがなにもないのでは、大所帯グループである必要性が薄れてしまいます。欅坂における隔たりというのは、センターとセンター以外のメンバーということになっているように見えますね。
乃木坂を見ていると、欅坂を羨ましく感じることが多いです。ただ欅坂の構造にも弊害があって、それはドラマが作りにくいことなんです。別にアイドルにそういうのを求めていない人はいいんですが、自分みたいな人間が熱心にハマらないのはこの辺りに要因があるのかなと考えたりもします。
欅坂の場合はアンダーのメンバーがいない代わりに、「ひらがなけやき」と呼ばれるけやき坂の存在があります。ただ「選抜制度」のない二つのグループには隔たりも糞もなくて、ただ単に別グループのようにしか見えないことが多いんですよね。それぞれのグループの一体感はあるんでしょうが、二つのグループを繋ぐものがないので、『けやかけ』をたまに観ますが二つのグループで一つの席を争っているようにしか見えなくて、お互いが損しているんじゃないかと思ってしまします。乃木坂における選抜やアンダーのように見てほしいんでしょうが、そこは上手くいっていない印象があります。

欅坂46平手友梨奈が右腕負傷、武道館3DAYS公演はすべてひらがなけやきに変更
https://natalie.mu/music/news/265091

平手の怪我で全ての公演がけやき坂に変更になりました。欅坂の大変な状況をけやき坂が助けるという構図を作りたかったのかなと、二つのグループの距離が縮まったエピソードとして位置づけたかったのかなと、見ていて思いました。ただまあ、これも一時的ですし、誰が観ても作為的あ、作為的って言っちゃったね。にしか見えなし、結局はあまり変わっていないような気がします。
欅坂のドラマ性は全てが平手に委ねられているきらいがあって、なにかあるとすぐに平手が話題になってしまっていて、ファンもどんな反応をすればいいか迷っているような印象があります。
平手の存在感が強くなれば強くなるほど、このままはずっと平手がセンターなのかという疑問が生まれ、それは付いて回ります。ただ、平手をセンターとは違うポジションについてもらうチョイスをすることは難しいんだろうなと、今の欅坂を観ていて思います。
今回の坂道AKBで長濱ねるがセンターを務めますが、それは別に坂道AKBでなきゃできないことではないです。欅坂でもやろうと思えばできることです。それをわざわざAKBの土壌でやるっていうのは、すごく図々しくも見えるんですね*2。結局は欅坂というグループが挑戦する意欲を持っていない、そういう風に曲解してしまいます。まあ、乃木坂も似たような状況なんですけども……。
仮に欅坂がこのままいけば、メンバーの卒業やそれに連なる加入を行わずに登っていくとができると思います。それはSMAPのような前人未到なことを女性アイドルとして成し遂げることになります。それは、自分が乃木坂で見たかったことなので、欅坂には嫉妬しちゃうぶぶんはありますね。でも、やっぱりAKBの存在から生まれた乃木坂には難しかったのかなと自分を納得させます。というか、このくらいの理由をつけなきゃ納得できないんですよね(笑)。
だから欅坂には頑張ってもらいたい反面、もっとできるんじゃないのかな、とも思ってしまうんです。乃木坂は「選抜制度」でアンダーや選抜を変えていくこと、センターが変わることによってグループの中にドラマがあることを提示しました。そして、そんな隔たりの上で一つになって進んできました。それは非常に大きな意義を持っていたと思うんです。だから自分は乃木坂46というグループを好きになった。そう思います。
欅坂にはそこの難しさがあります。平手がセンターとは違うポジションに付くことはあるんでしょうか*3。今のまま反抗的な曲ばかり歌い続けるんでしょうか。笑わないアイドルグループというイメージを変えずに行くんでしょうか。すぐに変えられることとすぐには変えられないことがあると思います。でも、どこか挑戦的であってほしいと願っています。
欅坂には色んなコンセプチュアルの形を見せつつ、数字を気にし過ぎた乃木坂のようにはなってほしくないなと思います*4

欅坂ばかり色々と言ってはいられません、乃木坂も同じですね。自分がさんざん語ってきた乃木坂の歴史と歩みに3期生を組み込めてませんから。3期生の立ち位置は未だ曖昧にぼかしフラフラとさせています*5
一体感のある3期生もいつかは選抜とアンダーに分けられるときが来ると思います。AKBとは違って事務所が一緒な分、行われていることはよりグロテスクです。でも、それが乃木坂なんですよね。それが何度も言うようにAKBから誕生した乃木坂の歴史なんです。もちろん中元や北野のように体調を崩してほしくはないですし、今のアンダーの存在感は昔よりもはるかに大きいです。
ここからまた妄想を書かせてください(笑)。
今もアイドルグループとして大きい乃木坂が、アンダーアルバムが発売された時にもう一回り大きくなるチャンスだと思ったんです。それは、選抜の影とも取られかねないアンダーが、6年間懸命に努力してオリコンの週間ランキング1位を取るまでに大きくなったことを外に発信するタイミングでした。
アンダーでもこんな魅力的な歌を歌っているんです。こんな魅力的なメンバーがいるんです。そうやってアンダーメンバーを外に発信することでアンダーという存在が大きくなるチャンスだと思いました。そうすることで選抜とアンダーがもう一回切磋琢磨、手を取り合ってもう一回り大きなグループになるタイミングがアンダーアルバム発売のタイミングだと思ったんです。でも主要な音楽番組にも出ずにふわっと終わりました。6年間の積み重ねを一気に放出する最善の機会のようにも見えたんです。ここでゴリ押ししなくていつするんだよ、そう憤りましたね。結局はけやき坂のアルバムを出すお膳立てをしただけで、良いように使われたなっていう感想しか最後は浮かびませんでした。

生駒が卒業を発表してもうボロボロで、なんとか卒業の理由を自分なりに探して、自分なりに納得しました。でも納得したところで、出てくるのは不満の方がやっぱり多いんですよね(笑)。このまま現状維持を続けるなら、少し気持ちは冷めるでしょうね。でも今までが近すぎたのかもしれません(笑)。
海外に出ることが挑戦することなのかなと、時々思います。多分それは、一期生に現状維持を感じさせない手段でもあるんだろうと推測してます。現状維持したら、やはり「卒業」の二文字が浮かんでしま能が乃木坂なので。
長々と書いてきて思ったのは、自分が好きになるくらい乃木坂は物語性を秘めているグループなんだということです。(変な味方してるなと思わなくもないですが)「やっぱ乃木坂だな!」、そう感じました。「やっぱり」っていう言葉が好きで、「色々と見てきたけど――色んな存在があるけど――」っていう文脈が詰まってるようで、『ダンケシェーン』の曲はスベッてると思うけど「やっぱ乃木坂だな!」のところだけは好きだなと改めて思いましたね*6。おわり。

*1AKBの最盛期のメンバーが体育会系に見えた部分はあった

*2AKB側からは売り上げが伸びるプラス要素。ソニー側からは自分たちのグループでできないことができるプラス要素。利害はかなり一致してますが、苦笑ですよね。

*3生駒のように待望されながらもフラフラとポジションを彷徨う未来が見えなくもないです。

*4:これを書きつつ欅坂のブログを見てコメント欄がないことを知って驚きました。なら大丈夫かなと(笑) 

*5:ただこのやり方は非常に上手くいってると思います。気持ち悪いですけど。

*6:元ネタあるみたいですけどね。

2018-02-02

生駒が卒業します。

生駒が卒業が発表しました。20枚目のシングルを持って卒業するそうです。芸能生活は続けるそうですが、乃木坂46としての生駒里奈は今年で観られなくなるということです。

今も心の整理がついてないというか、なんで卒業するのかなとか、「卒業」ってなぜあるんだろうかとか、心が渦巻いて渦巻いて仕方ないんですが、それも含めて文章に起こしていこうかなと思います。全然纏まってないんですが書いていきます。
そもそもアイドルの卒業」という行事に対して否定的なわけです。
ここまで女性アイドルにハマるとは思いませんが、乃木坂にはそういう固定観念をぶっ潰してほしかったという気持ちがいまだあります。
生駒の卒業を発表して、その理由みたいなものも読みましたが、納得はできますが承服はできません。
一人の女性として自立したいとか、今の乃木坂は最強ですとか、そんなのは取って付けた理由にしか見えないんですよ。それは乃木坂でもできることじゃないの? と思ってしまいます。

生駒に救われてる部分っていうのは多々あって、いつもありがたいなと感謝しながら観ていました。
今年、アンダーアルバムが発売されました。乃木坂にとっては大きな意義のあることだったと思います。それは伊藤かりんも言っていたように乃木坂の全メンバーが音楽番組に出るのは難しいです。だけど、アンダーが文字通り下から底上げすることで選抜アンダーに関わらず音楽番組に出る。そして乃木坂がもっと大きなグループになる。アンダーアルバムにはメンバーのそうした思いが込められていると思っていました。
今、その目標が達成できたとは言いがたいです。でも全メンバーが笑顔で活動していってほしいという思いのある自分としては、意義のある挑戦だったと思います。まだMステの夢は諦めてません。
乃木坂全員で上り坂を登ってほしい。というのは自分の願いだけではないと思います。でも選抜制度の仕組み上、隔たりが生まれてしまうことはやむを得ないことでもあります。だから時折、上手く纏まってないんじゃないか? という思いが湧いてくる時もあります。アンダーアルバムが発売して、全体で上がっていく指針ができたんだから、もっと選抜アンダー関係なくアルバムを宣伝してもいいんじゃないかと思うんです。でもそういう発信はなかなか見れませんでした。
そういうとき、ブログで取り上げてくれるのが生駒なんです。別に取り上げなくても普通なんですよ。でもみんなで一緒に高みを目指していくなら、そこでアンダーにも気をかけてくれてもいいじゃないですか。ちょっとした話題でもいいから出してくれることが、観ている自分にとっては救いにもなるんです。「あ、全員でかけ上がっていこうと思ってくれるんだな」と感じることができるんです。
ずっと選抜でアンダーの経験もない生駒がアンダーの話題を出すのは多少の批判もあると思います。嫌みにも見られかねませんから。でも、それがあろうともメンバーを気にかけてくれるのが頼もしいし、生駒にしかできないことでもあると思います。
そんな生駒が卒業するわけです。なんでだろう、なんでこのタイミングなんだろう、なんで卒業という糞みたいな制度があるんだろう、色んなことを考えてしまいます。
「握手会を欠席してたのが予兆だった」「桜井のブログ内容は生駒について言及してたのではないか」とか愛もない糞みたいなオタクの推理はいらないんですよ。
ただ自分も色々思うことはあります。以下は、なんでこんなことが起きちまったんだという自分の偏見じみた妄想です。

今の乃木坂は過渡期も過渡期で、3期生も入ってきてこれからどうするんだろうという微妙な転換期であると思います。そんな転換期に対して生駒は自分の卒業をもって、新しいグループへの変化を円滑にして欲しいんだろうなと思いました。
生駒の日頃の言動や性格からしてグループを一番に考えてることはすぐに理解できます。繰り返しますが、そこが頼もしくもあり、いつもありがたいなと思って見ています。
3期生が入ってきたくらいから「世代交代」という言葉が囁かれ始めたと思います。その頃は特段ファンではなかったので状況を知りませんが、3期生は自分たちだけの曲をもらい、単独で色々と動き、ファンの輪は広がっていたように思います。
そういった動きの背景として、アンダーがやっていた全国ツアーにおけるタスクを3期生にも課したところがあったんだと思います。
アンダーメンバーが全国ツアーをやっていた理由の一つに、選抜とは違う方向から乃木坂を知ってもらうことがあったと思います。それはライブ公演という、アイドルにおいて一番下支えするものでグループの認知を全国に広げたかった。アンダーライブ全国ツアーには、そういう試みがあったと推察します。
しかし、選抜制度の仕組みを考えるとそれは難しい試みだったようにも思います。「アンダーライブの成功」というものを考えたときに、一番に思いつくのは直近の近畿四国ツアーです。理由としてはアンダー楽曲だけで構成されたツアーであり、選抜の楽曲を一切使わないアンダーにしかできないライブだったからです。
アンダーメンバー乃木坂の布教のために全国を回って、選抜楽曲ばかりをパフォーマンスしたところで、それはアンダーを応援するファンが納得しないだろうと思うんです。つまるところ、「アンダーライブの成功」とアンダーライブ全国ツアーに与えられたタスクは、微妙に入れ違っているんだと思いました。そしてそれは、選抜制度という仕組み上、起こるべくして起こったズレだと思います。
そういったズレを解消し、そのタスクを譲り受けたのが3期生の存在だったんじゃないでしょうか。三期生の外に向けたライブ活動は成功も成功で、大成功と言ってもいいような活躍ぶりだったと自分は見ていました。AGESTOCK2017やTIF2017では同世代の若者や動きの激しい地下アイドルファン*1を上手くすくっていったような印象があります。
3期生の立ち位置ならば、乃木坂のどんな曲を歌っても問題ありません。3期生楽曲も披露できるし、外向きの活躍は素晴らしかったと思います。
外に開かれた活躍は良かったと思いますし、運営様の狙いはしっかりとハマっていたんじゃないかと感じています。ただ、それが外から内に向いたときに、グループとして難しくなったというのはあるとんじゃなかとも思います。
逃げ水』の選抜発表からその難しさが表面化していった気がします。二人だけ選抜に入れたまま、あとはアンダーに合流せずに三期生のまま別枠として待機させておきます。なぜアンダーに入れないんだという批判は少なからず古くからのファンは思ったんじゃないでしょうか。
結局のところ、3期生を乃木坂46というグループにどう組み込むのかを決め切れてない曖昧さがが外から垣間見えるんです。そして生駒の卒業発表まで来てしまった印象が自分としてはあります。

乃木坂というグループを考えたときに生駒里奈存在感は強烈です。それはファンのみならず認めるところだと思います。白石と西野という人気メンバーをセンターに置こうが、三期生を前に出そうが、どうしても目を引き付けます。それは生まれながらにしての主人公気質、そしてたゆまぬ努力の賜物でしょう。
そして3期生へ転換を図っていく中で、生駒をセンターへという声は止みません。だけど、その「声」は変化していくグループの中にとっては必要なものではありません。見方を変えれば、生駒の存在が変化するグループを止めているようにも見ることができます。
生駒がどこまで考えたのか分かりません。そして、これらは偏見に満ちた推測です。
でも、自分には生駒が自ら身を引いたようにしか見えないんです。自分がこれ以上グループにいることが全体のグループとして考えたときにプラスにならないと判断したんじゃないかと思うんです。でも、それは寂し過ぎるんですよ。中元が最後のブログに書いてたじゃないですか、「あなたは必要な存在だよ」と。それは全メンバーに対して言った言葉だし、そのなかに生駒も含まれているものだと思うんです。
NOGIBINGO!9や年末の乃木中を観ていても、乃木坂は歪なグループになっていました。かわいらしい企画をする選抜と3期生、おもしろい企画をする選抜とアンダー、一つのグループが二つに分けられて活動をしていました。餅は餅屋と言えば聞こえはいいですが、結局は過去に戻った隔てられるメンバーたちです。それは自分が観たいものではありませんでした。自分はみんなでわちゃわちゃやってるのが観たいんです。
3期生はアンダーにも選抜にも隔てられず活動をしています。多少の批判はあるでしょうが曖昧にしたまま現状維持を続けています。その割には選抜メンバーが歌うカップリングでは選抜にいた中田と斉藤優里の代わりに三期生メンバーが入っていたりします。ここでやりたいのは世代交代じゃなくて、メンバーを追い出してるだけじゃないかと思ってしまうんですよ。
3期生が悪いと言ってるのではなくて、そういうことは批判や逆風覚悟でやるべきだと思ってるんです。隠れて隠れてやるのは卑怯じゃないですか。
TIF2017だって3期生だけでやるべきだったんです。そこに選抜メンバーが救世主のように現れてライブを盛り上げる。あまりにも過保護だなあと思っていました。
ここら辺に来るともうあとは運営様への八つ当たりと愚痴です。
3期生はバラエティーとかで頑張ってはいるんですが、3期生のやることなすこと1期生は「かわいいねえ〜」と誉めるだけで、その構図が気持ち悪くて仕方ないです。前もどこかのブログで書きましたが、「堀がセンターになったときは支えつつも自分たちが輝く意志やプライドがあったのに、大園与田がセンターになったときはすっかり見守りモードで冷めていってる」という意見をした人の言葉がしきりに頭をよぎります。内では仲良くやってるとは思いますが、外からはこう見えてしまいます。
今の1期生のメンバーはまるで保護者のようです。生駒は1期生と2期生は同士だと言いましたが、3期生とも同士と呼べる存在になってほしいんです。お互いがお互いを遠慮しあう今のような現状は観ていてキツイものがあります。去年の生駒の生誕祭で本人が言っていた言葉は*2、かわいい押しされてしまう3期生に対しての応援の言葉でもあったのかなと思います。(3期生だけではなく全アイドルに向けた言葉でもあったかもしれませんし、自分への意思表示だったのかもしれません)そうした言葉をかけてくれる生駒の存在はやっぱり大切な存在です。

結局、3期生の待遇すらも悩んでる中途半端な運営が、生駒や他のメンバーをちゃんとした場すら用意できないのが今の現状だと思います。だから1期生が保護者になるのも仕方ないことのような気もします。
枠がないなら作ればいいじゃないですか。別にどうということのないアイドルにならそんなことは微塵も思わないです。でも乃木坂じゃないですか。たかだか芸能的な通り道のようなアイドルグループでもこうは思いません。でも乃木坂じゃないですか。それぞれ各メンバーが物語を背負ってきて自分たちで乃木坂46という居場所を作り上げた。そんな乃木坂じゃないですか。卒業みたいなふざけた制度はぶっ潰せばいいんですよ。
乃木坂工事中だって一度に40人以上のメンバーを一度に扱えないなら1時間番組にすればいいじゃないですか。なんでそういう発想にならずに既存の枠に縛られたまま、それを広げようともせず、メンバーに退いてもらう。こんなの気持ち悪いですよ。
生駒ブログで「今の乃木坂46は最強です。」と言っていましたが、生駒がいる乃木坂が最強なんですよ。既存の枠に縛られたまま、新しい枠も作れない運営スタッフの怠慢を、なんでメンバーである生駒が背負わなきゃいけないんだと怒りが湧いてきます。というかもう色々と嫌になってきます。
生田がいつかの放送で言っていた、「何年後かの同窓会が楽しみ」という言葉が頭をよぎります。もう今はそういうタームに入ったのかもしれません。
アイドルファンの誰しもが色んな卒業を経験して、卒業することに対して肯定的になったり、そのもの自体に慣れていくのかもしれません。でも自分はずっと否定的に抗っていきたいと思います。
ソニーは自分たちが作ったアイドルグループがどれだけの可能性を秘めたグループかもう一回考えて出直してこいって話です。以上です。

*1:便宜上地下アイドルと言っただけです。地価も地上もないですね、すいません。

*2アイドルってかわいい格好をして『ありがとう』って言っていればいいのかというと、私はそうは思ってなくて、しっかりと私達がアイドルしてのエンターテイメントを提供して、皆さんが支払ったお金以上の事を、これからも返していきたいと思っています。

2018-01-18

アンダーライブ九州シリーズ レポート<福岡初日〜宮崎>

年を跨ぎましたが、ここで唐突にアンダーライブ九州シリーズを振り返っていきたいと思います。
アンダラ九州の前に全体ライブがあり、そこが乃木坂におけるはじめての現場になりました。個人的な感想ですが、あぁ、こういうものなのかーといったような感じでした。(乃木坂のライブを観れた嬉しさ−全体の内容)みたいな。
楽しそうなメンバーを見たりするのは良かったんですが、アレンジを加えられた曲は微妙でしたし、もっと心揺さぶられるなにかを期待した自分もおかしかったのかな? と思いました。そもそも基本的に在宅主義を貫きたかった自分がライブに行きたいと思ったのが神宮の二期生ライブのレポを読んでからなんで、動機からしておかしかったのかもしれませんが。
乃木坂にここまでハマったのはバラエティー的なおもしろさと物語性が要因だったので、全国ツアーでもそれを感じたかったのかもしれません。

そんな自分がアンダラ九州に行った理由っていうのは一つで。やっぱり中元日芽香の存在でした。中元について色々語れるんですが、やはり彼女が最後になにを残すのかというところを生で観たいと思い参加しました。
野次馬的な不純気持ちが少しでしたが、チケットも幸運に取れたので、じゃあ参加しようと。
福岡三日間→鹿児島→宮崎の五日間、今振り返ってもあまりにも濃い五日間でした。
アンダーライブとして二日目、自分にとって初日の福岡ですが、まず会場の大きさに驚きました。こんなハコでやるのかよ、と。もう少しこじんまりとした会場を予想していたんですが、舞台の横にモニターが二つあって案外人気あるんだなと思いました。*1
アンダーライブはライブ自体の熱気も凄いしファンの熱気も凄いと聞いていましたが、そこを強く感じることはなかったですね。
今回、というか地方で行われるシリーズには毎回特別な演出が入るらしく、開演と同時に、お芝居の演出が始まります。初見では、なにがなにやらでした。そこからovertureが流れ、『自由の彼方』で一気に会場は盛り上がりました。中元がセンターで、気合いの入った表情と踊りには痺れました。
MCまでのアンダー楽曲の流れはクールなアンダーという感じでパフォーマンスをしっかり見せつけられたような感じでした。MCでは北野が出られない旨が伝えられ、でも盛り上がっていきましょう!という感じでガールズルールか、盛り上がっていく系の歌に入っていきました。その一連が終わって、MCを挟んで、ユニットコーナーへと移っていきました。このユニットコーナーは結構楽しく観れました。適材適所という言葉通りで、歌が上手いメンバー、ダンスが上手いメンバー、変な空気感があるメンバー、それぞれがそれぞれの持ち味を遺憾なく発揮していたと思います。
鈴木絢音佐々木琴子川後陽菜の『無表情』は川後いるのか?(笑)と思ってしまいましたが鈴木絢音のウインク(?)には会場盛り上がってました。元々はからあげ姉妹の曲なので、さゆりんご軍団の佐々木琴子が歌ったっていうのは一つ繋がりがあって良いなと感じました。『太陽に口説かれて』はダンスメンバーもキレッキレで伊藤純奈と能條の艶やかな歌声もマッチしていたと思います。こういうのを全体ライブで観たかったんですが、まあ人数的に無理だよなーとか考えながら観てました。
どこかのMCで樋口が北野の状況に触れていましたが、やっぱりどこか触れないとファンもどんなテンションでライブに望めば良いのか分からないですし、しっかりと話題に挙げたのは良かったと思います。
そこからは朗読パートがあったり、『アンダー』という曲に立ち向かったり、自分が観たかった感傷的なライブが展開されていきました。ただやっぱりダブルセンターのうち一人が欠席という形だったので、このシリーズは大変なシリーズなんだなという感想が強かったです。
初日で印象的に残っているのは最後の方の中元のスピーチで、北野のことをある種ねぎらう言葉でした。最後にきいちゃんが帰ってくる場所はみんなで守るよ」という言葉には涙しそうになりました。北野どうすんだよ、みたいな感情にもなりました。ここまでメンバーが言ってくれると、また色々と考えてしまうだろうし、どのタイミングで出てくるのが良いのか難しくなるだろうと思いました。そもそもが出られる状況にあるのか分からない。これは難しいなーと思いながら福岡の初日は終わりました。
二日目の福岡は色々と起きた日です。二日目で印象に残っているのは、まず『無表情』での佐々木琴子です。『無表情』は最後にじゃんけんをして、負けたメンバーが笑顔かウインクをしますが、この日は佐々木琴子が負けてアワアワしてました。それはそれでかわいいんですが、アワアワしてながら無表情からの笑顔を見せてるのに前日よりも会場が盛り上がってなかった覚えがあります。せっかく佐々木琴子が頑張ってるんだからもっと沸いてあげればいいのになと思って観ていました。
斎藤ちはるのMC中に変なファンが声をあげました。結構大きな事件だったように思います。MCの内容は1期生で自分が一番選抜に入るのが遅かったという事実に則した話でした。確か自分の記憶では「ソンナコトナイヨー」と言っていた人たちがいた気がします。声をつまらせながら話すメンバーを応援する気が分からなくもないんですが、でも選抜に入るのが一番遅かったのは事実なんですよね。だからその事実から逃れることはできなくて、だったらファンは黙って聞くのが正しい姿勢なんじゃないかと思いました。
そこで変なファンがいて、何回か中元の名前を呼ぶんですが、本当にファンだったのかなという疑問が少なからずあります。自分はその人間の後ろの方にいましたが、愉快犯みたく笑ってましたからね。大分怖かったです。ああいう人間がいたら止めてもいいと言っている人もいましたが、なにされるか分からないですからね。早くスタッフの人来てくれと祈ってました。アンチだった可能性もあると思うんですがね、どうでしょうか。
そのあとの樋口のMCもうるっときました。「一期生のアンダーメンバーってこんなに少ないんだなぁ」という言葉には少し泣いてしまいました。歴史を感じさせる言葉には弱いんです。
感動的なスピーチと変な人間の介入、複雑な感情で福岡の二日目は終了しました。
福岡での三日目は昨日の件に触れた中元のモバメが来て重たい気持ちで迎えました。ただでさえ北野が体調不良、中元も出れる場面が限られているなかでの昨日の出来事です。正直、気持ちはどんよりしていましたが、見届けなければいけないとも思ったのでしっかり行くことにしました。
一時間半前くらいに会場へ着いて、時間もあったので試しに物販に立ち寄りました。物販はあんまり好きじゃないのには理由があって物販の売れ行きとか凄い気にしちゃうんです。数字が出てしまう商売なので仕方ないんですが(もう少しなんとかしてくれと思いますが)、タオルやクリアファイルが残ってるメンバーがいると胃が痛くなります。じゃあお前が買えよっていう話なんですが、一つ買うと収集癖が出てしまうので、逆に一つも買わないっていうのが基本の謎スタンスなんです。
物販の売り切れが早いとは聞いていたんですが、タオルは全部売り切れてクリアファイルもほとんどない状態で、すごいなーというのが第一印象でした。数が少ない可能性もありますが、それでも「売り切れ」の四文字は強いですからね。まあ一時間半前に売り切れっていうのは商売としてどうなんだと思わなくもないんですが。
自分が気になったのは、斎藤ちはるのクリアファイルが残ってることでした。他のメンバーが大体売り切れてるのに、昨日のスピーチで涙を浮かべながらも頑張りたいと言っていたのだから応援のためにも買ってあげればいいのにと、イラついたんでちゃんと買うことにしました。
基本的には全てのメンバーに頑張ってほしいんです。だから数字が出るようなのは気持ち悪くなっちゃうんです。でも昨日の今日だったので、買いました。ただ、全員のグッズが売り切れるのが理想です。
いつものように時間通りに開場しましたが、席には座らずトイレの近くにあった椅子で音楽を聴いたりファンの会話に耳をそばだてていました。そのなかで、北野の状況を話しているファンがいました。福岡の一日目、二日目と公式から出られないという情報が流れるわけですが、そのアナウンスの時間が一日目に比べて昨日は開演のギリギリだったと。だから今日は出るんじゃないかと。細かく見てるファンもいるんだなー、と素直に感心しました。出てくれればありがたいなと考える一方で、北野も体調不調なのであんまり無理してほしくないなという複雑な感情でした。
そうして公演が始まるわけですが、北野は舞台に帰ってきました。九州シリーズが始まって四日目のことです。ただ中元の姿は見えなくて、今度は中元が出られなくなったのかと一瞬にして察しました。ただ、真ん中の北野と両脇にいる寺田蘭世渡辺みり愛の姿に、ああ二期生頼もしくなったなーと開演直後にして涙でました。
そこから北野の気持ちの入ったパフォーマンスは思わず目を追ってしまうような気合いが見えた覚えがあります。歌詞朗読パートが終わって『アンダー』のイントロが流れ始め、中元と北野が熱い包容を交わしたときも涙が出てしまいましたね。北野もまだ体調が完全でないとちゃんと言ったのは良かったと思います。できないことはできないと言った方がいいこともあると思います。
最後は、希望が花言葉ガーベラを見上げてピアノアレンジの『僕だけの光』を歌い上げ終わりました。ダブルアンコールの可能性もありましたけど、メンバーが満身創痍なので無しという判断は正しかったように思います。
アンダーアルバムの発売が発表されたのにはかなり盛り上がりました。年明けでしたけど。川後がもう発売せんわと思ってたのにはやっぱりそうだよなと笑いましたが。
伊藤かりんが中元をねぎらうスピーチをして、中元の存在が大きかったことをファンは知ります。そうして色々な気持ちが生まれますが、そういう素晴らしいスピーチが良かったことをファンの前でちゃんと誉めてあげる川後はいい奴だと思いましたし、フォローし合ってる良いメンバーだなと改めて思いました。
福岡三日目はかなりエモくて、これを観たかったんだという思いと、ここまでエモかったら鹿児島公演どうなるんだろうと少し心配にもなりました。宮崎の最終公演が盛り上がるのは確定事項でしょうし。
福岡から鹿児島までは鈍行列車で行きましたが、これもなかなか楽しかったです。めちゃめちゃ時間がかかりましたが、海と山に挟まれながら電車に揺られるというのは滅多にない体験だったので面白かったです。
鹿児島公演の会場は、海に近く、そこから桜島が見えたりして公演が始まる前に会場外で一人興奮してました。
鹿児島公演は福岡公演の規模を小さくしたような印象でした。まあ福岡の会場がいつもなら全体のライブで使ってたということなので、鹿児島くらいが普通なんでしょうね(失礼)。
だからだと思いますが、福岡の時に舞台の左右にあったモニターがなくて、少し残念でした。福岡国際センターのモニターに映る『ここにいる理由』の鈴木絢音がすごく良かったんです。どこまでも見通すような澄んだ目でしっかりとパフォーマンスしてたのが印象的でしたから。
鹿児島で印象的だったのは、どこかの盛り上がる曲で斎藤ちはるが近くまで来たことです。一応クリアファイル買ってたんで、テンション上がりました。というか、すごい美人だなと直視できなかったです。
伊藤かりんスピーチがこの公演でも素晴らしくて、この公演では北野について話していました。みんなが知っている太陽みたいな良さもあるし、でも月みたいな良さもある、といった内容でした。
たぶん、前日の福岡公演があってのスピーチだと思いました。笑顔について言葉を選びながら伝えていた北野を支えるようなスピーチでした。ということは、昨日から今日にかけて内容を少し変えたのかなとか思ったりしました。でも、一番すごいのはそれを堂々と言葉にして伝えることだと思います。歌でもアンダーを引っ張ってる部分はありますし、巷では、かりん有能とかよく言われてますが、有能超えてるじゃんと思いました。
乃木坂愛っていうものはメンバー節々から色んなところで感じるんですが、常に乃木坂愛を感じるのが生駒伊藤かりんなんです。だから、かりんは凄いなと思いますし、アンダーや二期生を纏めつつ自分で発信することも忘れない人間をアンダーの枠に収めていることは恥ずべきことだなと感じました。
北野の「優しさ」に語っていたスピーチも印象的でした。北野の言葉はブログを読んでいても思いますが、真っ直ぐなんですけど気遣いに溢れてるんですよね。仲間思いの北野らしいなと思いながら聞いていました。
中元が福岡最終日に続いて、何曲しか披露できなのが観ていてもどかしい気持ちでした。
北野が福岡最終日まで出られなくて、その福岡最終日から鹿児島公演と中元がギリギリの状態で、最終公演の宮崎でようやく二人揃う。そんなストーリーが出来ちゃったなと、妙に冷めていたことを覚えています。まあ健康が一番なんで、出れなくても別に大丈夫だぞとも思ってました。
作られたストーリーのような話ですし、そう言っているファンもいましたが、でも作られたストーリーだとしたら作った人は大したもんです。
そうして宮崎へと向かいました。
宮崎公演の会場は駅からバスで20分くらいかかる場所にあって、どうやって選んだんだろうと思いもしましたが、バスに乗ってウトウトしながら向かいました。
会場にあまりにも早く着いたので物販にも立ち寄りましたが、最終公演ということも相まってほとんど完売していたような気がします。タオルが残っていたのでタオルを記念に買って外に出ました。
推しメンタオルで、「箱推し」って書かれたタオルは売らないんですかねえ。ネタでもいいから作ってほしいんですが。
会場の裏に池があったり、図書館がすぐ横にあったりとブラブラしていたら割りと早く開場開演しました。
劇がいつものように始まりますが、最終公演でようやくその意味がわかりました。最初に踊っているのは三人です。能條、中田、斉藤優里です。言わずもがな、『ぐるぐるカーテン』の選抜メンバーです。そして『制服のマネキン』では能條しか踊りません。そうして最後の『逃げ水』のイントロではもちろん誰も動きません。そして全員で踊ってovertureが流れ、会場が一気に盛り上がります。
あ、そういう意味なんだと。これがアンダーの悔しさやもどかしさみたいなものを表現したんだと。最終公演にしてようやく理解した覚えがあります。
北野と中元、二人が揃った『自由の彼方』が観れていきなり涙腺スイッチが入りかけましたが、なんとかこらえて観続けました。
ようやく全員が揃った幸福な時間だったし、ここまでギリギリな状態もあったろうけど、ようやく最終地にたどり着いたという達成感もあったし、心に刻まれるようなライブだったと思います。
伊藤かりんスピーチが素晴らしいことは書くべきなのか分かりませんが、アンダーメンバーMステに出たい」というのは、その通りだなと思ったんです。
自分は全メンバーが笑顔になればいいなといつも思っています。でも現状は全メンバーで歌番組に出れることは難しいです。だったらアンダー単独でMステに出ることが全メンバーが歌番組に出ることに繋がると思うんですかりんの言ってることには正論と乃木坂愛しかありませんでした。
アンダーという名称が良いのか悪いのか分かりません。でも、ここまでそれで来たんだからこのまま行ってほしいという気持ちもあります。アンダーと言ってるんだから、アンダーから底上げすることが乃木坂がもっと大きくなることに繋がると思います。
そんなことを考えながら最後の中元のスピーチで泣いてしまいました。

ちょっと自分語りとお願いが多くなっちゃうんですけども。ま、最後だし、聞いてやるか!と思って聞いてください(笑)。
そうですね――、わたしは通院を始めて三年半がたちます。 (笑顔で)全然よくならなかったです。
それが、もうダメだなぁって、もうここまでだなぁって思ったのが卒業を決めたきっかけでした。
わたしは誰にも相談せずに――、一人で決めました。
そうですね、よく健康が第一とか言いますけど、わたしにとっては健康でいることよりも乃木坂での活動が本当に一番だった。
ここにいると、この世界ではわたしを必要としてくれる人が沢山いました。 ひめたんが必要だよ、とか。ひめたんだけみてるよ、って言ってくれる人が沢山いて。あっ、わたし、ここにいていいんだなぁって、わたしの帰ってくる場所はここなんだなぁって思うことができて、それがうれしくて、今日まで踏ん張ってやってくることができました。
でも正直――、思い返してみると、辛かったことの方が多かったなぁという気がします。特にこの一年は沢山泣きました。
これからの人生は笑っていたい、みなさん心配しないで欲しいし私を引き止めないで欲しい。
ファンのみなさん、それぞれに推しメンがいると思います。 メンバーと過ごす時間は、すごくかけがえのないもので――、でもそれに気づくのはタイムリミットを知ってから、あらためて気づくことがあるかもしれません。
そんなときに後悔しないように、どうか――、たくさん――、日々メンバーに愛を伝えてあげてください。
ぼくには、わたしには、あなたが必要だよって、沢山言ってあげてください。そうして、メンバーと、ファンの皆さんで、これからも素敵な乃木坂46を作っていってください。
最後に――、わたしを応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


今まで卒業していったメンバーは色々な理由がありました。でもどこかしら次の目標が見えていたり、どこかやりきった様が見えていました。でも中元の卒業理由は体調不良なんですよね。アイドルを目指して乃木坂に入って完璧なアイドルを目指しつつも、途中でツインテールをやめたり自分らしさみたいなものを獲得したり、そのなかで選抜に入ってようやく定着するというところで休業して、復帰したと思ったらまさかの卒業です。ここまでやるせない卒業ってないと思うんです。最後は前を向いた卒業になりましたが、らじらーではオリラジさんが言葉を詰まらせていたりとか、どこかやるせない感情が募るんです。*2
健康第一だと思いながら回ってきたツアーで、健康よりも乃木坂での活動が一番だったと言われたら、涙なんて止まりませんでした。*3そして最後まで周りのメンバーのことを思いやる優しさに溢れた中元の言葉に、メンバーもどこか俯いて涙してるように見えました。
そうして終演したものの、やっぱり寂しいだけでは終わりたくなかったのでダブルアンコールが客席から上がりました。ここでのお客さんの思いは一つで、これが一体感だなと思いながらアンコールしました。
おいでシャンプー』が流れ始めたときのテンションの上がり方は凄かったと思います。
そして間奏の手前から中田が目立ち始め、ナカダカナシカコールが始まるところで遠慮した中田が後ろに下がろうとするんですが、みんなが引っ張って前に出させるという流れはメンバー、会場含めてみんなが笑顔な素敵空間だったと思います。最後は拍手で終わりましたが、心の中では「ひめたん、あんたは最高のアイドルだよ」という思いが特に強かったかなと思います。
これからの目標が出たり、佐々木琴子含め色々な涙があったりもしましたが、最後は笑顔で終わるという素晴らしいエンターテイメント空間でした。
近畿四国シリーズが発表されたとき、お客さんは盛り上がっていましたが、個人的には大丈夫か? と思いました。なにせ今振り返っても九州シリーズはエモかったです。エモ過ぎたと言ってもおかしくないです。なので、その一連のライブを越えられるのかな? という疑問があったんです。
でも近畿四国シリーズは楽しさを追求したようなライブだったので、その判断は良かったと思いました。
公演終了後、物販に行ってアクリルパネルを買いました。メンバー16人が写っているパネルなんですが、やっぱりこのメンバーは素晴らしかったと思うんです。ギリギリの状態だったダブルセンター、色々な変更があっただろうに柔軟に対応したメンバー。特に直近の作品でセンターを努めていた渡辺みり愛寺田蘭世が前に出る機会が多く、頑張っていたと思います。そして発言する場が多くあった樋口の大きな愛情にはお客さんも救われることが沢山あったと思います。そして伊藤かりん。歌唱力という点でもメンバーを支えていたように思います。そしてその支えていたメンバーをお客さんが観ている場できちんと話題として盛り込んであげる川後のようなメンバーもいたり。でもそれだけだとアンダーメンバー内の出来事で終わるように見えるかもしれないですが、中田や斉藤優里のような選抜に行くメンバーが風通しの良さを加えていたと思いますし、全メンバーに感謝したいような気持ちに溢れました。
あまりにも興奮していたので宮崎駅まで一時間くらい歩いて帰りました。でも、感想を頭のなかで纏めていたら割りとすぐに駅に着きました。そして、中元の言葉を思い浮かべてはまた泣いていました。

以上、拙い文章でしたがこれが自分のアンダーライブ九州シリーズのレポートになります。
ネットの海をちゃんと探せばメンバーそれぞれのスピーチは出てくると思います。そちらで補完していただければ幸いです。
こうしてレポとして振り返ってみても、エモ過ぎたなと思います。でもそれも満足はしています。そこが観たかった部分でもあったので。
今後、ここまでエモいライブシリーズは観たいような観たくないような気持ちです。でもまたライブには行きたいなと、そう思いました。そして乃木坂46のメンバー全員で大きなグループになっていければいいなと感じました。

*1:後に全体ライブで使っていた会場だと知るんですが

*2:その後に突き放してしまったと反省する中元が中元らしいなと思います

*3:それでも北野にはゆっくり休んでほしいです

Connection: close