TOONICE diary

2016-05-08

toonice2016-05-08

08:02

2016年になり、

去年の仕事を引きずったまま、冷たく重たい年明けを迎え、

誰にも会わずに家で編集作業をしていた。

一昨年あたりから、大根仁監督の映画の編集という仕事をさせて貰ってるのだが、

編集技師であるという実感もあまりなく、

ミュージックビデオの監督としてもそこまで確立している訳でもなく、

自分の居場所がどこにもないことへの不安がどんどん募って、

元旦なんか大雨でも降れば良いなんて思ったけど、

やはり快晴な訳で仕事をする以外にやることがないんだな、、、


1/18くらい

大根仁監督の「バクマン。」という作品で僕は編集を担当させて頂いたのだけど、

なんと日本アカデミー賞優秀編集賞を受賞したと連絡が来た!

五反田で編集作業が19時くらいに終わり、

呆然と駅の改札を抜けてホームへ進んで電車を待っていたのだけれど、

なんだか勿体ないと思い、来た道を戻り五反田の名店酒田屋に入り一杯飲んだ。

五反田駅のホームは街を見下ろせる構造になっており物思いに耽りやすいのだ)


1/30くらい

映画の仕事の合間を縫って完成したceroDVD「Obscures」

昨年の3rdアルバム「Obscure Ride」のツアーのドキュメントとファイナルZEPP TOKYOでのライブの二枚組。

cero素晴らしい!

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五反田の三弘亭の豚丼は最高!

http://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13142839/



3/4

日本アカデミー賞の授賞式に出かける、、、

スーツを仕立てた。

なんと、、日本アカデミー賞最優秀編集賞を受賞してしまった。

とにかく記憶が全くない、、

こんなポっと出の僕にこんな賞を与えてしまって大丈夫なのかと心配するくらい

映画界に馴染んでいないので、賞を頂いた嬉しさより、

これからの不安や恐怖の方が勝ってしまいなんともいえないまま帰宅。

家に帰ると自宅の大部分を埋め尽くすほどの花が届く。

毒薬を飲んで死んでしまおうと思うくらい非現実、、、

ありがとうございます。


4/16くらい

ASIA FILM AWARDというアジアアカデミー賞と言われる映画祭?に

編集賞でノミネートされる。

マカオへ。

高級ホテルで部屋がもの凄い豪華で広かった、、、

コミュ障なのでホテルから出ずに過ごす。

ほとんどの賞をホウシャオシェンの「黒衣の刺客」が受賞していた。



30代も後半に差し掛かり、

今までの仕事のスタイルだとこれから先また壁にぶつかることを予測していたので、

別の道を用意してくれた大根監督には感謝しかない。


自分はMUSIC VIDEOを作ることを生業にしてきた訳だけど、

自分が本当に満足の出来るものを作れたと言える作品は多分数本かと思う。

それはそのバンドなり、曲なり、自分の状況だったりに対する思い入れと比例している。

たまに思い入れが強すぎて空回ってしまったこともあるが、


そんな思い入れと曲が相互作用して素晴らしい作品が出来た。

スカート『CALL』

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スカート澤部渡くんは「菫画報」「神戸在住」という

生涯ことある毎に何度でも読み返すであろう漫画を教えてくれた大恩人なのだ。


自分が作る意味があったりなかったりする、仕事としてのビデオではなく、

素晴らしい「CALL」という曲と澤部渡という人間に対して、

自分なりの心を込めたお返しが、このビデオで出来たら嬉しい。



三浦透子さんは市川実日子さんのように、

影のある透明感があって、今の芸能界では希有で素晴らしい女優だと思いました。


『CALL』人生の中で事ある毎に聴くと予想されるアルバム。

小野小野 2016/05/09 09:10 おめでとうございます!