日芸学会誌掲載作品 (H24)

 

雨のむこう.1

雨のむこう.2

写真家の創作活動に直接かかわってくる大きな問題として、『肖像権』『盗撮』に絡む問題がある。なぜここまで無視できない問題になったのかと言えば、まず、デジタルカメラ、ケータイなどの映像機器の普及と、PCやインターネットにより、画像処理や発信が個人で可能になってしまったこと。そしてこれにより視覚の欲望を制御するのは自制しかなくなり、見るという欲望に流されやすくなってしまっている。
 
以前から「善悪はそれを用いる者の心の中にある」という良識の範囲内であったことは事実であるが、問題はその事象にとどまらぬ、行き過ぎといえるメディアの過剰な報道の姿勢と世論の反応がある。

 カメラを携行しているだけで不審者としてマークされる状況。街頭または日常生活においても、撮影行為が『盗撮』として認識される現状は、写真家としての存在そのものを否定される所業であり、例えば、牛腸茂雄のような優れた創作活動さえも、現在では不可能になりつつある。

 そこで、今回私は「雨」を表現の手段に取り入れてみた。自然の変化に任せつつ、写真ならではの空間の変化、個が特定不可能な利点、写真として成立させる方法を試みている。            山本 透    (平成24年

日本写真芸術学会誌 第21巻〈創作編〉

茶話会「写真でつなぐ、まちづくり」のお知らせ

今月の25日(土)に、土浦の歴史の小道にあります寺子屋「亀楽」でお話をさせていただく事になりました。お時間ございましたら、上記の連絡先か、わたくし山本まで 080-5527-3650 電話でもショートメールでも結構ですので、ご連絡下さい。宜しくお願い致します。

 

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宜しくお願い致します。

追記

 前の記事ですと、お子様の写真の仕事で開業するように思えますが、私の舌足らずでした。申し訳ありません。

詳細はHP完成にてお伝えすることになりますが、全年齢対象いたします。人生の転機や宣材、記念、行事など、出張撮影であらゆる条件に柔軟に対応させていただきます。

 

その中でも、まちづくりの写真は、意外と記録に残っていないのと、プロが関わっていないので、伝わり難い写真が多いのが散見されます。

この十年以上、まちづくりにも関わって参りましたのですが、写真を軽視していて伝わらず、非常に勿体ない事例も沢山見て参りました。

 

写真は記録と同時に記憶です。
皆様の人生のある一時を残すお手伝いさせて頂ければ幸いです。

 

開業します。

個人事業主 として開業しました (2021.08現在)。
右も左も分からない事ばかりで、何からはじめれば良いのか皆目見当がつきません。

写真の危機を感じて試行錯誤をしてきました。ここで言う写真とは、写真家として撮影してきた作品についてです。
数年前から予見してきて主に#Facebook で写真のあり方を毎日提示していくことによって戦ってきましたが、有難い事に、毎日100以上のイイネを頂き、飯と花以外の写真にもだいぶ見て下さるようになってきました。

「写真家が写真家でない者に、写真の場で負ける訳にはいかない。」

7年以上、毎日が個展のつもりで、手を抜かず、最初の頃こそ分かりやすい写真を載せてきましたが、近年は、誰にも遠慮することも無く、自分の写真を投稿しています。

 

それから、ふとしたご縁で #商業写真 の紹介を頂き、皮肉なことに学校関係の写真を撮る機会に恵まれました。立ち位置の相違と不慣れなため、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、次につながる経歴を頂けまして、感謝いたしております。

前にも書きましたが、いわゆる肖像権や、スナップショットが盗撮呼ばわりされているなかで、子どもたちの生き生きとした姿を撮影できる事になり、システムも良く出来ている会社なので、全力でお応えしようと努力しているのが、現状です。

線維筋痛症 の方は、今も大量の薬を無くしては生きていけませんが、右手はかなりましなのですが、この話をしますと、膨大な文章になってしまいますので、またの機会に致します。