UDON

 
成功を夢見てN.Y.に渡米していた松井香助(ユースケ・サンタマリア)は,挫折したことにより故郷の田舎町に戻ってきた.借金を背負い人生のどん底にいた香助に,父親(木場勝己)は厳しく当たる.父親にも見捨てられた香助を見かねて,幼馴染み(トータス松本)は地元の雑誌社を紹介する.そこで,編集者の恭子(小西真奈美)と出会う.香助は恭子や地元の人々と触れ合ううちに地元の名産品である“うどん”の魅力に目覚め始めていく….

んー…….途中で結構中弛みしますね.2時間25分とそこまで長時間ではないはずなんですが,二転三転する構成が,逆に飽きさせる感じ.
お父さんが死んだ後,香助は製麺所を継ごうって思い至る.それから恭子ちゃんと二人で頑張って親父の味に近づく修業を始める……そしてついに親父の味に最も近い麺が出来て………って,
エピローグじゃないんかーーーい!!!ってなる訳です.オチは別に何の変哲もないものなんだから,アッサリ終わった方が良かったんじゃないっすかね??引っ張りすぎな印象を持ちます.映画も,引き際が大事なんだね(笑)
香助が憧れている世界がアメリカっていうのもピンとこない.デカすぎるというか.『人を喜ばせたくて』,『憧れて』と思うなら,別にアメリカではなく東京でもいいんじゃないかしら?リアリティないよねf^_^;例えば,東京である程度名が知られて,意気込んで渡米……ならしっくりきませんか?アメリカである理由の説明があっても良かったかなと.

加えて,物語よりも,『あっ,この人も出てるんだ!』っていう出演者探しの方がメインになってます,ハイ.結構有名どころの俳優さん,女優さん出てますよー.まぁ,興行的ヒットは確実に見込めるわけだから出ておいて損はないって感じでしょうか.

あ,作中に出てくるうどんは,めっちゃ食欲をそそります!!空腹で見たらダメですょー(/Д`)/