階段があれば

今週のお題「ひなまつり」

かつて通っていた小学校は高台にあって、校庭から周囲の町を見下ろすことができた。
5月間際になると、あちこちの家の屋根より高い位置に、鯉のぼりがたなびいていた。
それを目にすると、鯉のぼりのある家には、男の子がいる、ってことね、と思った。
女の子のためのお祭りの飾り物、雛人形は、鯉のぼりと違って外に飾らないんだなあ、とも。
小学生のときは、男の子を持っていることは外に誇るべきことだけれど、女の子の場合は別にそういうわけでもない、ってことかなあ、と思っていたけど。
今は、この家に女の子がいますよ〜なんてことが外に解ったら危ないよね…と考えるようになった。
それにしても、私と妹は、七段の雛人形を飾ってもらっていたけれど、両親がふたりがかりで、七段の土台を仕組むのを見ていて、面倒な飾りだなあ、と思っていた。
しかし、画像の、階段を利用した七段雛人形に遭遇。
そっかあ、家庭内に、使用頻度の低い階段とか、飾っても脇を通行できるくらいの幅広い階段があれば、こういう飾り方ができるんだ、と思った。
土台を組み立てなくてぶん、ずいぶん楽だよなあ。
家庭内に、ぴったりの階段があるかどうかが大きな問題だが。