伊波虎英の短歌 & 鑑賞メモ

2018-03-01 「短歌人」2018年3月号

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平成最後の  伊波虎英


手のひらにのる鏡餅へやに置き平成最後の年を迎へる


誕生日近づきくれば聞き分けの良くなる子どものやうな正恩(ジョンウン)


三が日凡々と過ぐ 火事、殺人、餅つまらせて死ぬ人のゐて


峻険な肢体めぐれる修験者の足音ならむ心搏動は


ため息は修験者の吹く法螺にして死ぬまでつづく回峰の行


修験者の息ざしを消す足音のここちよき律 自、死、だ、け、は、す、な


成人の日にふる雨はなんの喩か非新成人の傘をうつ雨

 

伊波虎英伊波虎英 2018/03/01 00:05 1/10投函(2/26着)

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前かごに花束容れし自転車の倒れて街は喪船となりぬ  伊波虎英 

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