伊波虎英の短歌 & 鑑賞メモ

2018-02-01 「短歌人」2018年2月号

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魚のやうに  伊波虎英


現実がひだり耳から押しよせる断線したるイヤホン越しに


誰かれを呪はぬためにくだらないテレビに日毎ばか笑ひする


菅野美穂の笑ひ袋が欲しわけもなき哀しみの日々につのりて


わが指の魚のやうに冷たくて触れたきものに触れられぬ夜


透明なクリアファイルの重なりにへだたる書類と書類の文字よ


少々の暴力ならば愛の名のもとに許さる愛はおそろし


恐らくはないのだらうがあるやうに思はせてくれ横綱の品格

 

伊波虎英伊波虎英 2018/02/01 01:32 12/5投函(1/27着)

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前かごに花束容れし自転車の倒れて街は喪船となりぬ  伊波虎英 

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