曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

VirtualBoxとOS/2というかeCS(その3)

OS/2eComStation(以下OS/2)を、VirtualBoxで使う場合、共有フォルダの設定が出来ないって問題があります。
さて、ご存じの通り私はただのパソコン好きのおっさんなだけで、ネットワークとか全然わかりません。なので、普通はまず試すであろうOS/2標準のファイルとプリンターの共有やftpdを使おうってなりませんでした。
 ではどうしたのかというと、最初は、ipmessengerを試しましたが、最新のファイル転送機能付きのものは動かず、続いてtightvncのjavaビューワを試しましたが、ホストに接続するとデスクトップウインドウを描画する度に新しいウインドウが描画され、まるで変なサイトにアクセスした時みたいになってこれも失敗。
 というわけで、漸く一般的なftpdによる接続を試すことに。
しかし、OS/2雑誌でTCP/IP特集があったのは1998年。その後32bit MPTSの提供があって、TCP/IPの設定ツールがJAVA製の英語表示ツールになって、記事と設定画面がかなり違うようになっちゃって、書いてあることから推測しないといけないという大変な状況に・・・
 今回Twitter上であちゃいんさんから多くのアドバイスを頂きました、本当にありがとうございました。
 まず、VirtualBoxのネットワーク構成はブリッジ(これがベストってわけじゃなく、多分一番簡単)。
TCP/IP構成を開き、Securityタブを選びます。

User Nameが登録されていないと思いますので、Addで追加します。

User Name、Password、Verify Password、Home Dirを設定します。
Home Dirは、FTPクライアントに接続を許すディレクトリです。D:\FTP_DIR の様に記述します。
登録が終わるとFTP ServerのConfigureが選択可能になります。

ここでは、先にHOME Dirに設定されたディレクトリでの、ファイルの読み書きの許可を設定するようです。
ここまで設定したらOKで保存します。

 ついでコマンドプロンプトを起動して、ftpdと入力してftpdを起動します。因みに終了するのは、Ctrl+cで可能です。
これで、OS/2側の準備は終わりですが、接続するには、IPアドレスが必要です。
コマンドプロンプトからnetstat -rで出てくるルーターのアドレスをftpクライアント
設定画面のホスト名(アドレス)に使います(表示される中のこれを使えって言うのは分かりませんorz)。
ちなみに、OS/2内では、127.0.0.1で接続可能でしたが、VirtualBoxのホストOSから接続するにはlocalhostのアドレスは不可です。

 Windows7から、FFFTPを使ってファイルのアップロードとダウンロードをテスト。
mp3ファイルをフォルダーごと転送したのですが、日本語タイトルがあるとftpdが落ちますし、転送が終わっても文字化けしますので、一旦zip等に圧縮してから転送する方が良さそうですね。
 VirtualBoxでのOS/2の使用を検索するとネット上のOS/2ユーザーの方々は、ftpd設定なんて簡単だったようで、さらっと書いているだけで、全然参考になりませんでしたorz
今回、かなり曖昧な知識でやったことを書いているので、セキュリティ上の問題など全然考慮されていません、間違い等ありましたら、是非コメントしていって下さい。