うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

梛の葉


今回はサンプルの感想です。
酒屋さんの店主のご厚意でサンプルをいただきました。
ありがたいです。
梛の葉」です。”なぎのは”と読みます。
”梛”という植物は、葉の裏も表もはぼ同じなんだそうです。
裏表なく実直な焼酎ということで、「梛の葉」と命名されたようです。
鹿児島県は、祁答院蒸留所さんの一品です。
祁答院蒸留所さんは、芋焼酎青潮」がよく知られてるかもしれませんね。
祁答院蒸留所さんは、離島から本土鹿児島県に移られて今はとても近代的な設備で焼酎を造られています。
最近では各酒造さんではホーローやステンレスの容器でモロミを発酵する中で、
この「梛の葉」は、厚さ7cmの杉板で造られた木槽の容器でモロミを発酵させています。
その木槽は外気温の変化を受けにくく、ムラなく良質なモロミが得られるとか。
そうして造られた焼酎がこの「梛の葉」のようです。
ロックでいただきました。
杉の木槽が使われているせいでしょうか、麦の香りというよりほんのり杉の香りがするような気がします。
口に含むと麦の甘みが広がります。
常圧蒸留で白麹の焼酎なので、まろやかで飲みごたえがあります。
後味は麦の芳ばしさというよりは、杉の香りが残るような気がします。
今までに飲んだ麦焼酎にはない味わいですね。
なるほど、鹿児島県の本格焼酎鑑評会で総裁賞を受賞した焼酎なわけですね。
麦チョコ風味とはまた違う風味の甘みのあるうまい麦焼酎だと思います。
少量のサンプルでしっかり飲んでないのでなんともいえませんが、
個性的でこのような焼酎もたまに飲むとよいですね。
機会あれば、しっかりと飲んで見たい焼酎です。