うまい焼酎を探して

2018-10-07

地酒蔵のウヰスキー

秋の訪れを感じるようになりました。

f:id:toraloc21:20180917152419j:image:h400

地酒蔵のウヰスキー」です。

本日ご紹介するのは、焼酎でなくウイスキーでございます。

富山県砺波市若鶴酒造さんの一品です。

若鶴酒造さんは、1862年創業清酒若鶴」を醸されておられる地酒蔵です。

昭和27年ウイスキーの製造免許を取得され、今日まで本格的な”地ウイスキー」を造っておられます。

さて「地酒蔵のウヰスキー」ですが、原酒は約20年程熟成させたアルコール度数約60度のものと、3年以上熟成させたモルトを調合して香味を整えてから度数37%程度まで調整し瓶詰めされているとのことです。

ラベルに印刷された原料名が、”モルト、グレーン、ブレンドアルコール”となっています。

ブレンダーの手により、モルトとグレーンが絶妙にブレンドされているのでしょうね。

伝統的な製法の単式蒸留釜で2回ないし3回蒸留、そして樫樽の中でじっくり寝かせたものを調合したブレンデッドウイスキーであります。

ウイスキーは普段あまり飲まないのですが、清酒を醸されている蔵のウイスキーの味わいがどのようなものかとても楽しみですね。

それでは開栓してみましょう。

香りはといいますと、ほのかな甘さの中にほんのりと樫樽とピートの芳ばしさが漂います。

ウイスキーらしい香りですね。

それではこのジャパニーズウイスキーを、定番のロックでいただきます。

口に含みますと、ほんのりとした甘さがまず口いっぱいに広がります。

口当たりは、円やかな優しい感じです。

やがてほのかな甘さの中に、酸味とドライな風味がほんのりピートの風味をお供にして、絶妙なバランスでフェードインしてきます。

後味は甘味と酸味と辛さのほど良い余韻を残しながら、ピートの風味と樫樽の香りがゆらゆらとスモーキーな芳ばしさとなって鼻に抜けます。

おぉ、うまいですね〜

口あたりは優しく円やかで、パンチはそれほど強くないように感じますが、ピートと樫樽のスモーキーな芳ばしい余韻がとて粘り強く長く楽しめます。

当然のことながら麦焼酎とは全く異なる味わいですが、クセの強い麦焼酎を好まれる方なら気に入っていただけるのでは?と思われます。

個人的には、「地酒蔵のウヰスキー」をとても気に入りました。

この味わいで価格もとてもリーズナブルなので、正直常備してみたいなと思います。

好みの麦焼酎を楽しむ傍ら、時々「地酒蔵のウヰスキー」を味わうと、麦を原料とした蒸留酒をさらに面白く楽しめそうですね。

ふとした時にまた、ジャパニーズウイスキーに目を向けてみたいなと思います。

2018-05-03

静寂の時

ゴールデンウィークまっただ中ですね。

f:id:toraloc21:20160327111440j:image:h400

とうもろこし焼酎静寂の時」です。

こちらも蕎麦焼酎珠玉」に続く、高千穂酒造さんの一品になります。

この「静寂の時」の特徴は、なんといっても原料にとうもろこしが使用されていることですね。

これまで、麦、芋、米、黒糖蕎麦を原料とした焼酎をご紹介してきましたが、とうもろこしを原料とする焼酎は初めてになります。

とうもろこしを主原料とした蒸留酒として有名なのは、やはりバーボンウィスキーになりますでしょうか。

自分もかつては、I.W.ハーパーあたりを好んで飲んでいた時期もありました。

バーボンウィスキーの原料にはとうもろこしの他に麦が使用されており、アルコール度数も40度以上となっているようですが、「静寂の時」はとうもろこしのみを原料とされており、アルコール度数は25度に調整されています。

ただし熟成はバーボンウィスキーと同じく、樫樽でされています。

薄っすらと琥珀色なのは、樫樽によるものなのでしょうね。

やはり「静寂の時」は、バーボンウィスキーとは異なる生粋のとうもろこし焼酎ということになりますでしょうか。

ともあれとうもろこしという原料を、高千穂酒造さんが焼酎としてどう表現されているかがとても楽しみであります。

とうもろこし原料にとうもろこし麹・白麹の減圧蒸留で醸され、原酒を3年間樫樽で熟成し、南阿蘇の白川天然水仕上げの焼酎であります。

栓を開けますと、ややバーボンウィスキーにも似たなんとも言えない甘い香りがします。

このへんは、とうもろこし由来なんでしょうね。

それでは今宵も定番のロックでいただいてみましょう。

口に含みますと、やや酸味をおびたごくほんのりとしたフルーティーな甘味が口に広がります。

口当たりは、熟成酒らしい円みがあり優しいですね。

その後ドライビタターな味わいがゆっくりフェードインしてきます。

後味はドライビターな味わいが支配的な中、ほんのりとした甘味の余韻を残しながらスッとキレていきます。

ふむふむ、なかなかうまいです。

全体的には減圧蒸留らしいクセのないスッキリとした味わいで、長期熟成らしい円く優しい味わいとなっています。

しかしながら、とうもろこし由来と思われるコクがしっかりと味わえるうまい焼酎であります。

とうもろこしのみを原料とされていることで、しっかりとしたコクを育むことができているのではないかと思います。

このへんは、もしかすると高千穂酒造さんのねらいなのかもしれませんね。

時に”焼酎”とは、原料の持つ旨味を食すのとは違う別次元の表現できるツールのような気がします。

今回初めてとうもろこし焼酎を試してみて、焼酎は本当に面白いなとあらためて思うことができました。

2017-08-04

コルン

猛暑日が続きますね。

f:id:toraloc21:20170625171846j:image:h400

コルン」です。

ドイツで造られている蒸留酒である、シュナップスの一種です。

先日、仕事でドイツを訪れる機会がありまして、現地で入手したものであります。

コルン」は小麦やライ麦を原料に造られたシュナップスですが、その他にジャガイモやサクランボといった原料から作られるものもあるようです。

ラベルには、麦粒のイラストが描かれていますね。

ちなみにラベルの文字の”das”は英語でいう”the”ですから、”ザ コルン”というところでしょうか・・・それにしてもシンプルなラベルですね。

f:id:toraloc21:20170625171715j:image:h300

瓶の横に”DOPPEL”とありますが、アルコール度数が37.5度を超えると”DOPPEL KORN”と呼ばれるようです。

この「コルン」は、アルコール度数は38度となっております。

今回滞在したドイツの都市は、ライプツィヒという所です。

ドイツのお酒といえば、やはりワインやビールになるのでしょうね。

ワインやビールを販売するお店はすぐ見つかったのですが、蒸留酒を販売するお店がなかなか見つからず、ライプツィヒの街をぐるぐるとずいぶん歩きまわりました。

ようやく見つけたお店の店員さんは、イケメンさんでとても親切に接客してくれました。

コルン」の他にジャガイモのシュナップスやパンのシュナップスも紹介してくれたり、どれにするか迷っていると試飲も勧めてくれました。

印象的だったのはパンのシュナップスで、香りも風味もまさにパン!でした。

残念ながら「コルン」の試飲はできなかったのですが、ここは麦好き、迷った末に「コルン」をチョイスです。

同じ銘柄でアルコール度数が40度もありましたが、結構いいお値段がしたので、今回は38度ということにしました。

ドイツ版麦焼酎!ということで、どんな味なのか楽しみですね!


それでは、開栓してみましょう。

と、コルク栓なのでいつものように簡単に開栓できません(笑)

コルク抜きでようやく開栓、香りはといいますと、かなり控えめな甘い香りがします。

樫樽?の香りもあるような気もします。

わずかにコハク色なので、その可能性もあるかもです。

それでは定番のロックでいただいてみましょう。

口に含みますと、極ほんのりとした甘味が広がります。

口あたりはわりと優しく、アルコール度数の高さを感じさせないですね。

後味はなんともいえない独特な風味とほんのりと酸味を残しながら、ややドライにすっとキレていきます。

実にスッキリとした味わいですね〜

全体的に風味は抑え気味で、かなりスッキリとした味わいです。

これがゲルマンの民により、長きにわたる歴史のなかで培われてきた蒸留酒なのでしょうね。


実はこの「コルン」、持って帰るときにうっかり手荷物に入れてしまい、手荷物検査で引っかかって空港であやうく没収されそうになりました。

処分される寸前に常駐の警察官が助けてくれて、宅配を提案してくれました。

その警察官は宅配取り扱いのお店まで案内してくれた上に、送り状の書き方まで説明してくれて、涙がでるほど嬉しかったです。

もしあの親切な警察官がいてくれなかったら、今こうしてこの「コルン」を味わうこともできなかったかもしれません。

親切なドイツの警察官に、そしてドイツの人々の心意気に今宵は乾杯です。


滞在したライプツィヒを少しご紹介。

f:id:toraloc21:20170521160201j:image:h250

こちらは街並みです。

f:id:toraloc21:20170521160422j:image:h250

f:id:toraloc21:20170528193205j:image:h250

レストラン。この時期は21時過ぎまで明るいので、みなさんゆっくりと食事されていました。

f:id:toraloc21:20170521173608j:image:h250

バッハ所縁のトーマス教会。中にはバッハのお墓があります。

f:id:toraloc21:20170523154919j:image:h250

コルン」を購入したお店。

f:id:toraloc21:20170526174933j:image:h250

ライプツィヒは”音楽の街”でもあるので、このようなストリートパフォーマンスがよく見られます。

f:id:toraloc21:20170524210130j:image:h250

歴史あるレストラン、アウアーバッハスケラー

f:id:toraloc21:20170524195651j:image:h250

豚カツのお化けのようなのは、ドイツ料理の一つシュニッツェル。牛カツです。

f:id:toraloc21:20170527083939j:image:h250

中央駅のDB(ドイツ鉄道)。ドレスデンまで足をのばしてみました。

f:id:toraloc21:20170527091554j:image:h250

列車からの車窓。溝口肇さんの「世界の車窓から」がヘビーローテーションしてました(笑)


ライプツィヒはとても素敵な街で、また訪れてみたいなと思いました。

2014-01-17

黒千代香

寒い日が続きますね。

f:id:toraloc21:20130714175848j:image:h400

黒千代香です。

入手したのは夏頃でしたが、デビューは冬にと思っていたものです。

黒千代香は鹿児島で古くから伝わる燗付け器なんだそうです。

写真の物は、とある酒屋さんで入手したものです。

そこには本場鹿児島県で造られた黒千代香が置いてあったのですが、

それはお値段がかなりいいものでした。

少し躊躇っていると、店主さんが店の奥から別の黒千代香を出してくれました。

それは本場鹿児島県以外の県で造られた物でしたが、廉価な物だったので今回はそちらを入手しました。

そして黒千代香で試した焼酎はこちらです。

f:id:toraloc21:20131214160835j:image:h250

焼酎三岳」ですね。

以前にこまじろうさんが、黒千代香でいただくとうまいとコメント下さったので試してみました。

三岳」と水の割合は5:5で調整し、

温度は人肌よりやや高い温度で、黒千代香を湯煎してみました。

ちなみに、器は山口県の萩焼きでして、

焼酎の湯割りはこの器でと思い、大屋窯さんの物をあつらえました。

陶器でありながら、レザーの様でなんともいえない手触りの器です。

とても気に入っています。

では早速いただいてみましょう。

ワクワクしますね!

器に注ぐと、芋のあまい香りがふんわりと漂います。

いいですね!

自分は「三岳」のややミントを思わせるこの香りが大好きです。

口に含みますと心地よい芋の甘みが広がります。

直後にミントを思わせる風味と芋の甘みが鼻に抜けます。

余韻はほどよい甘さとほんのり辛さです。

おぉぉ!これはうまい!

今までどの焼酎もロック一本槍できましたが、黒千代香で飲むうまさに感動です。

割水をすることで風味は薄まるのでは?との懸念がありましたが、

どうしてどうして、むしろ「三岳」の風味とコクが強まる感じですね。

とても驚きました。

三岳」はもちろんロックでもうまい焼酎ですが、

黒千代香でいただくとまた別次元の味わい楽しめるうまい焼酎だと思います。

その飲み方で奥深く楽しめる焼酎の面白さに、改めて引き込まれる感じがしました。

こまじろうさん、ありがとうございました。

これからも、色んな飲み方で焼酎を楽しんでみたいと思います。

2013-04-12

ピスコ

f:id:toraloc21:20130330122938j:image:h400

ピスコ”です。

葡萄を原料に造られた、葡萄焼酎であります。

というよりは、いわゆるブランデーですね。

ペルーのお酒です。

先日、ペルーを訪れた時に、入手してきました。

ペルーでは栽培した葡萄を発酵、蒸留しこの”ピスコ”が造られています。

割水されていないので、アルコール度は42度と非常に高いです。

ピスコ”には4種類あるようで、

一種類の葡萄のみで造られる Puro

香りの強い品種の葡萄で造られる Aromatico

葡萄を完全に発酵せずに蒸留して造られる Mosto Verde

数種類の葡萄をブレンドして造られる Acholado 

となっているようです。

写真はMosto Verdeになります。

栓を開けますと、甘い葡萄の香りが漂います。

では定番のロックで・・・といきたいとこですが、

ブランデーなので香りも楽しむ目的で、常温ストレートでいただきましょう。

口に含みますと、葡萄の甘みが広がります。

喉を通る瞬間に、カッと熱くなりながら葡萄の甘みと風味が広がります。

結構、うまいですね。

適当にチョイスして入手したものですが、イケます(笑)

アルコール度が高いので、チビチビと少量ずつ飲みましたが満足感があります。

ボトルの裏は、

f:id:toraloc21:20130330123310j:image:h250

スペイン語なのでさっぱりわかりません。

何か歴史のようなものが書かれている雰囲気です。

現地でもこの”ピスコ”を何度か飲みましたが、

ピスコ”と卵白とレモンとシロップで作ったカクテル、”ピスコサワー”もよく飲みました。

f:id:toraloc21:20130321034230j:image:h200

とても爽やかで飲み口のよいカクテルでした。

海の向こう側でも、こういったうまい蒸留酒が造られているのは嬉しいですね。

今回のペルーへの旅行は、

f:id:toraloc21:20130325015544j:image:h300

観光が目的です。マチュピチュ!!

これは標高3400mのクスコの町の郊外にある遺跡で、サクサイワマンです。

f:id:toraloc21:20130324025345j:image:h300

感動的な旅でした。グラシアス!