タイトル遊泳
車中のとも。
ブルボン小林『ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ)』(中公新書ラクレ)
「ヤーング島耕作」について、深くうなづく。
タイトル本としては、秀逸なのではないでしょうか。
前に読んだ、『タイトルの魔力』(中公新書)はイマイチだったしね。
いい題名・いいタイトルの本は、けれど、それだけで価値があると思う。
『タイトルの魔力』というタイトルは、やっぱり魅力的で、
気になるタイトルの本をずらりと並べて、そこで思いついたことなどを、
つらつら日記にでも書き連ねると、自分の考えとかがつるりとカタチになったりして。
ぼくが本屋さんに通いつめるのも、つまりは、タイトルを泳ぐ快感のためなのかも。
読了。
池波正太郎『男の作法 (新潮文庫)』(新潮文庫)
p.159「風呂」の項で、「一つのことをやりながら、つねに他のことにも気を配る」
という箇所があり、心に留まる。聞き書き、というのもあるのか、
尊敬できるいいオヤジからなんかいい話を聞いたなあという、
緊張感はあるんだけど、妙に高揚して調子に乗っちまいそう、
みたいな。これは、いいと思うところを抜書きしたりしないで、
読みたくなったらひろい読みするのがよろしかろう。
購入。
池波正太郎『新装版 鬼平犯科帳 (18) (文春文庫)』(文春文庫)
池波正太郎『新装版 鬼平犯科帳 (19) (文春文庫)』(文春文庫)
鴨志田直樹『男のふだん着物』(河出書房新社)
パークエディティング『Re:S Vol.2』(リトルモア)
池波正太郎せんせいに、おぼれるがよろしかろう。
『Re:S Vol.2』を探すのに、骨が折れました。
やっぱり『アルネ』の近くにあるね。でも『vol.1』は雑貨の本のコーナーにあったからさ。
『vol.1』の隣にも、置いてよ、ルミネファースト1。
気になる新刊・既刊。
寺門ジモン『寺門ジモンのこれを食わずに死ねるか!! (Lightning Books)』(エイ出版)
お散歩蕎麦食研究会『お蕎麦手帖 東京版 (INFOREST MOOK 大人の探検シリーズ 1)』(インフォレスト)
中村至男、土佐信道『明和電機の広告デザイン』(NTT出版)
千野帽子『文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。』(河出書房新社)
三角みづ紀『カナシヤル (新しい詩人)』(思潮社)
小川洋子『海』(新潮社)