朝に晩に、走る生き方(バカだな〜)

街を変える小さな店?京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。


朝は、電車に間に合うように走っていく。
夜は、寒さに負けないように走ってかえる。
朝晩走っているが、なんだか、
妙な生き物になった気分だ。


朝も夜も、暗いところを走っているから、
なおさら何か、夜行性の生き物にでもなった気分だ。


車中のとも。
堀部篤史街を変える小さな店?京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。』(京阪神エルマガジン社京阪神Lマガジン )


出町柳駅前の「えむじか」の話が面白かった。
たまたま、何年か前に出町柳駅前のレンタサイクル屋を利用した。
便利だったのでちょくちょく利用しているのだが、
こんなところで「再会」できて嬉しかった。


こじつけだが、堀部さんが三月書房でヌマ伯父さんと「つながった」ときの感激に、
近いものがあるんじゃないかしら、と。何かの紹介ではなくて、
たまたまウロウロしていて見つけた(という記憶なんだけど)のが、
また嬉しい。

そんななか、DBCや[ナミイタアレ]に足を踏み入れると、こんな生き方やお店のあり方もあっていいんだ、という気分になる。憧れるわけでも、尊敬するわけでもない。「バカだな〜」と苦笑いしながらも、なんだか肩の力が抜けてくる。人は混沌を目の前にすると、社会通念から束の間解放される。ただ繁盛し、有名になることだけが見せの存在意義ではない。場を開放し、そこに集まる客になんらかの道を指し示すことだって、店が提供できるものの一つだ。(p.179)