古書を待ちながら

ゴドーを待ちながら (白水Uブックス)


稽古の前に、一年半ぶり*1、二度目の居留守文庫*2訪問。
前回は天王寺からお店を探しながらの大阪徘徊だったが、
今日は、後ろの予定もあるので、美章園から歩くことに。


車中のとも。
サミュエル・ベケット、安堂信也、高橋康也ゴドーを待ちながら (白水Uブックス)』(白水社


第一幕、読んだ。
普段は戯曲なんてぜんぜん読まないけど、
これは面白いなぁ。


天王寺駅で、初めて乗換え。(いつもは、改札を出る)
阪和線のホームはちょっとだけしか離れていないのに、
異界への入り口のよう。ドラクエで、「こっちにも町が続いてるのか!」って、
発見したときみたいなわくわく感。このまま、和歌山まで行けるのかー。


今日は、地図も携帯しているので、それほど迷わず、
居留守文庫さんに到着。まぁ、「文の里3-4」が広いから、
それなりにぐるっと歩いたけどね。近くの公園が気になる。
ずうずうしくも、お芝居のチラシを置いてもらえないかとお願い。
時間もなかったのだが、せっかく来たのだし、とざっくりと、
棚をかじる。ところが、かじったところが美味しすぎて、
たちまち手の中に、本の塊が現れた。どうなってんの。


購入。居留守文庫。


村上春樹1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫)』(新潮社)
ドストエフスキー亀山郁夫カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)』(光文社)
ドストエフスキー亀山郁夫カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)』(光文社)
佐野洋子わたしが妹だったとき こども (福武文庫)』(ベネッセコーポレーション
福田恆存人間・この劇的なるもの (新潮文庫)』(新潮社)


最後の2冊は、葉月と友だち文庫さんの棚から。
『わたしが妹だったとき』は、河合隼雄が紹介していたのを読んで、
ずっと気になっていたもの。まさかここでお会いできるとは。そのすぐそばにあった、
『人間・この劇的なるもの』は、以前にとほんのスナガワさんがおすすめしていた本。
この本を待っていた、というより、この本に待たれていた、という感じなのかしら。


ぜんぜん時間がなかったからこのくらいで済んだが、
ゆっくりしたら、ヤバイな。買いすぎてしまうな。
でも近所に欲しい、居留守文庫さん。
ちょっと古書ビビビ*3的な感じかも、
僕の中での、位置づけが。

*1:青年は旅の途中で女を覗いた:http://d.hatena.ne.jp/tori810/20140522

*2:居留守文庫:http://www.irusubunko.com/

*3:店主徳川さんのツイッターhttps://twitter.com/binbinstory